話題:手を繋ぐ
手を繋ぐということが、僕にとってどれほどハードルか高いかパートナーは知っているから、だからちょっと悲しいわけで。
土曜日に、久しぶりに友達から飲みに誘われて行ったときの話です。
BGM by indigo la End
『夜明けの街でサヨナラを』
潤った愛す声で
夢から覚めたら恋をして
夜明けの街であなたにサヨナラを
歌った
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誘われたのは、僕とみやの関係を知っているサルメンくんです。
一緒に暮らし始めたことを知っている彼は僕とみやを誘ってくれたけど「俺、あいつ好きじゃないし」と断るあたりみやは昔からブレてないし知っていながら誘うサルメンも変わってない。
行ってきたらって言ってくれたんで、サルメンくんと会って適当に飲んでたら、ほどよく酔ってきたころに「聞きづらいんだけどさぁ、アッチの方はどうなってんの」と聞かれて、「なんもないけど」って返したわけです。
「え、ちゅーとかも?」
「よく平気で聞けるね」
「いや、ま、気になるじゃん」
え、気になる?
と思ったけど僕はキスもダメならセックスもだめで、手を繋ぐのもかなりハードル高いから無理に決まってるだろと返したら「みやは我慢してる感じ?」と聞かれ、「え、わかんない」ってなったよね。感じたことないし。
「普通に性欲あるなら、我慢とかしてんじゃないの?」
って言われて、あー、ってなりました。
僕は性欲うっすいから、適度に抜く程度で大丈夫だけどもみやはどうなんだろと思って帰り道にそれとなく聞いてみた。
「まあ、普通にあるけど」
「あそう」
「聞いといて淡白な返事すねぇ」
「なんとなくすまん」
「手貸して」
ん、って差し出したらぎゅって手を握られてぞわぞわぁっていつもならするけどその日は酒入ってハイなのか、マシだった。
「たまにこうして手握るくらいで、ちょーどいいから、いいよ」
って言われて、ぞわぞわし出したころに手を離されて、いやあ、いい男だなあと思いましたよ。だからこそすごく申し訳なくおもう。手を握ることすら苦手な僕はその行為がきもちわるく感じるんだけど、みやは分かっていながら時折握って離れてく。
「ありがとーございます」
「いえいえ、目標はハグなんでよろしく」
「うっ」
「がんばろーね、気楽に」
ふよふよする意識の中でもみやは優しかった。書いておきたくて、日経ったけど書いとく。
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to.堀宮さん
おお、すごくわかります。
囲ったり、囲われたりするの嫌だからほどよい距離感で好きなように寝たい(笑)