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美術館学生のフラストレーション



ああ、落ちる堕ちる沈ちる。僕の足元が、突然黒い影に変わって、僕は後ろに倒れて、そのまま落ちていくところを想像する。深く、上がっているのか下がっているのかわからないぐらいになったら、僕は空っぽになるだろうか。できれば空っぽになって影となって消えてしまいたい、と僕は雨降りの空を見上げながら思う。詰まるところ、落ち込んでいるのだ。僕は。それも漠然とした理由で。正直、僕は才能なんてこれっぽっちも持っていないと思う。作品はいつも誰かの真似のようで気持ち悪いし、テクニックだって多分ある方じゃないんじゃないかな。いわゆる凡人。普通の人。僕はそれだ。アイデアを、考えて、みる。そこはぐるぐるしていて、よくわからないものが渦巻いている。溢れ出るアイデアとはよく言ったものだ。残念。僕ねアイデアは枯渇してしまっている。だから、模倣しかできないのだ。そんな僕が僕は嫌いだから、努力してみた。いろんなものを見た。考えた。技術は多少付いたけど、作って見るとそれはありきたりになってしまって僕はまた嫌になる。他の方が良く見えてしまうのだ。で、落ち込む。このローテーションに僕はもう飽き飽きしている、のに。
新しい何かを探って、たくさんたくさんやってきたつもりだけど、もっとやらなくちゃいけないんだ。このまま、まっすぐ進んでどんどん取り込んで大きくなれば、いつか僕の目指す僕に会えるのかな。前は真っ暗っ何にも見えませんが、終わりはありますか。ほんとにほんとに、僕はこれが好きなんです。だから、せめて僕が僕に出会えますように。
多分、明日も僕は鉛筆を握るんだ。


優しい人へ


目に映るもの全て幸せでいてほしいのです。みんな笑っていてほしいのです。私なんぞどうでもよいと思うの。だけれども、いつもいつも悲しい顔をしている訳にはいかないでしょう。面白くなくても、無理やり笑っていれば楽しいと。自分に催眠がかけられます!!私が笑えば多分、みんなは多少幸せになるからね!!大切な人が多すぎて、全部は無理だとわかってしまったけれど。まだまだ私は笑います。その苦しみも、悲しさも、全て私にくれればいい。幸せになって幸せになって。大切な人達。


世界の片隅で、苦しみに悶えながら泣き叫ぶのは、私一人で十分だ。


自殺ごっこ

大分前から、私はさよならを言い続けている。過ぎ去る景色、知らない人、道端に寝転ぶ三毛猫。目に写るもの視界に入るもの全てにさよならと心の中で呟いている。それは、それの意味は考えれば考えるほど霧に包まれたようにぼやけてしまうから、よくわからなかったが、かすれたその先にも、かすかに見える何かはあった。小学校の頃、私はいじめられていた。すれ違うたびに吐かれる暴言は、小さい私の心に深く深く刺さった。中学の頃、私はクラスで無視された。その中には、仲のよかった友達もいた。小学校から続く暴言は、相変わらず毎日続いていた。一人になった私は、強がって大丈夫な振りをしていた。諦めていたのかもしれない。毎日毎日続けられる無視。短所だけを指摘する暴言。私にコンプレックスを植え付けるには、十分だった。いつしか私は、私の存在意義を捨てていた。いつもいつも、私はこの世界で一番下等な生物であると思って生きていた。人を信用する事をやめた。何にも関わらず、平淡な毎日を過ごすようになった。思えば私が、心から世界を美しいと思っていたのは、ほんの少しの時期だけだ。それからずっと何もかも冷たくて、灰色い色をしている。私の仕草や言動は、殆ど嘘であって、本当はただ無表情な私がいるだけだ。この世界も、私を取り囲む人々も、私が消えてしまえたらどんなにか良くなるだろうか。だけど、私にそんな勇気などは有りもしない。たまたま死んでしまうなどと言う事も有りはしない。さようならを言っていれば、いつか本当にさよならができる気がするから、私はこうして毎日さよならを言って過ごしていているのだ。これは、私の最後の抵抗。拙い自殺ごっこをしながら、今日も私は息をしている。


(最後に一つだけ)
(わがままが許されるなら)
(私の道を閉ざした奴らに)
(報復を)


乙女



先ほどから貴方への電子手紙を作成しております
しかしこの指は最後の最後で止まってしまうのです
足りないのは決定的なトドメ


明日また貴方に会うでしょうが
きっとこのままこの関係は変わらないのでしょう
親友以上恋人未満
安っぽい恋愛小説のようですが
ええ
心地よいのです


「男女に友情など有りはしない」と
お友達が仰っておりましたがしかし
もう、
なんだかどうにももどかしいのです
ああどなたか
あたしに死刑宣告をください



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