黄昏時、長く伸びた影
ちいさな憂い、心の中燻った
まだ話してたい、帰りたくないから
気づかれないように大袈裟に笑って
君の時間を止めようとしたことも遠い思い出

セーラー服、長い黒髪 風と一緒にさらって
二人だけの秘密基地は闇夜の神社
途切れぬ会話
とうに過ぎた門限のことなんて忘れるくらい
ただ一緒にいるだけで楽しかったね

長い月日が過ぎて気付いたら大人になって
恋とか愛とかに
確かな変わらないものだと心を位置付けたけど
掌にはなにが残ったの?

どうして互いを知りすぎるほどに
心は遠ざかるんだろうね

大切な君にあんな思いさせて
頬を濡らす涙すら拭えなかった

どうすれば良かったのかなんてきっと答えはないけど
ただひとつ言えることは
君に出会えて本当に良かったこと、心からそう思うよ