行ってきました、映画デートwithケーシー。



映画の時間に合わせて14時に待ち合わせ。
エヌ氏の時と同じ、定番の場所で。



しかし、

直前になって面倒くさい、どうでもいい、という気持ちが強くなるから、やっぱり恋愛できる気がしない。


それでも構わず電車は進む、私は眠る。





待ち合わせ場所で立ってて、不意に見つけられて声かけられると心構えができないから、ギリギリに着く電車に乗って、2、3分遅れて待ち合わせ場所が見える離れたところから偵察するという用心ぶり。


ケーシーからの服装とリュックを背負ってるという情報を元に、探す、探す。

あの人?あの人?って探す時のドキドキ感、緊張感。



そして割とすぐにぽい人を発見。


アプリの写真で大体分かってはいたけど、遠目から見てもお洒落さんな雰囲気を醸し出している。

これは、ハードル高いぞ。

気合いを入れて、いざ。



挨拶を交わし、映画の時間までカフェで過ごすことに。

あらかじめ場所を決めてなかったからどうなるかなと思ったけど、そこはきちんとケーシーが決めてくれていました。(予約はなし)



並んでみると、170とプロフィールには書いてあったけれど、意外と低い?

でもチビの私にはちょうどよいくらい。



エヌ氏の時はあまり服装を気にしてなくてチェックしてなかったけど、今回は見るからにお洒落オーラが出ていたので、ちゃんと見てきた。

グレーのコート、紺のニット、裾からチラ見せ白シャツ、細身の黒パンツに赤い靴下とマーチン。


シンプルだし、これに黒縁メガネだから、8割方の女子が「いい!」と言うはず。



だがしかし。


左の耳たぶに黒い輪っかピアス!!!




私、男性のピアス=少なからず自分に自信がある、と思ってて。


女性のピアスはお洒落好きの延長と捉えてるんだけど、男性の場合は、結構勇気がいると思うんだよね。

ただのお洒落さんではなく、その上の高い意識がある人。


ま、私の弟みたいなお洒落でもないしかっこよくもない、ただ友達に流されたっていうパターンもあると思うけど。




そんなわけで、そのピアスが決め手となり、


こんなお洒落で意識高めイケてる男子が私みたいなのを相手にするわけないやーん



そう思ったら、そこまで緊張しなくなってきた。




目的のカフェまでは多少距離があり、カフェも満席で2組分待つことになって、その間の会話は続いたり途切れたり。


沈黙にちょっと気まずさはあったけど、なんとなく、この人は私のことないって思ってるんだなって勝手に分析できたから、とりあえず今日は映画を楽しみに終われたらよし、という心持ちにチェンジ。



カフェではケーキセットを注文して、ケーキがくるまでは同じように会話したり途切れたりの繰り返し。

盛り上がりもあるけど、それ以上踏み込んでこない、話題もそんなに振らない。


こんなイケてる男子が無口、女性苦手とは考えられないから、改めて可能性ZE〜RO〜なんだなと少し虚しくなってくる。



ケーキが出てきて、食べ終わるまでは多分二言、三言くらいしか会話してないという沈黙っぷり。

後ろにいた男女が、恐らく同じようなハジメマシテパターンだったけど、会話盛り上がっててちょっと気まずかった。


カフェとか食事とか、大抵正面に相手が座るもんだから、沈黙の際の目のやり場に困る。

無駄に店員の動き追ってみたり、手を擦り合わせたり。


コミュ力ねぇ〜な〜


といっても正直話題はいくらでも出せたけど、ケーシーが私に興味示してる感じがなかったから、そこでグイグイといける程の勇気は持ち合わせてなかったわけで。



ケーキを食べ終わり、店員がお皿下げたから、手持ち無沙汰でお互い水分摂りまくる、摂りまくる。
(ずっとではないけどこの時会話はありました)

映画まであと45分、このままはツライなと思って、ウィンドウショッピングを提案、受理。



さてお会計。

前回もそうだけど、奢ってもらう気はないので私も財布を出す。

ケーシーはとくに制止せず、2人分のお金を払おうとしてくれたので、「あ、いくらですか?」と言うと払った後にレシートを貰い、値段を確認。

そこで一瞬、「あ、いいよ」と拒否するものの、私がお札を出したらそのまま受け取りました。


アッサリ。


いや、奢ってもらう気はないからそれでいいんだよ!

いいけど、なんか複雑、落ち込む、面倒くさい自分。




ウィンドウショッピングは、ケーシーが行ったことないというお洒落ビルへ。

買いたいものも見たいものもないから、ブラブラするだけ。


でもこの過程ではさっきの沈黙が嘘のようにずっと会話をしていて、ないと思われていても、コミュニケーションはちゃんととってくれるんだなとひと安心。


ケーシーは車が好きということが分かったので、ここはせめてケーシーが楽しく過ごせるようにと、映画ビル内の車展示場へ誘う。

ケーシーが饒舌になってて面白かった。

私は車に興味そんなにないし、車種も分からないけど、聞き役は上手い方なので明るい相槌を繰り返す。




そのままいい感じで映画へ。

が、ここで事件が。



君の名は。は、大ヒットといえどもう公開されてからかなり経つから、さすがに今頃観る人はそんなにいない、むしろ貸切状態だろうと思っていたら、まさかの!

上映スケジュールモニターに、「君の名は。 席△」の表示が!

日曜で、中心街という条件だけど、さすがにそれは予期してなかったから2人して衝撃。


更に受付にいくと、空きが前列の席のみだという…


ここで引くわけにはいかないので、驚きも覚めぬままチケットを貰い、とにかくシンジラレナーイ状態でスクリーンへ。




座ったことあります?前列。

首が痛くなるとは聞いてたけど、その前にスクリーンの見辛さよ!!!


予告に出てきた亀梨の顔がよく分からんかったよ!
上の方は思い切り顔を上げなきゃ見えないよ!
近すぎて長文の字幕が視界に入ってこないよ!


上映前はこれをネタにケーシーと若干楽しんでたけど、2時間も首を上げているのはしんどかった…

そして2回目はやっぱり途中で飽きがきたよね。

ケーシーは見て正解だったと言っていたから、よかったけど。




夜は元々決めてなかったし、なんなら映画中私は、見終えたら即解散したいと思ってたから、ケーシーが電車の時間気にしてくれてよかった。

というより、気がないだろうなと確信済みだから、解散するのは自然だったんだけど。



お互いお礼を言って、さらっとバイバイ。

ケーシーは別れ際に「またラインします」と言ってくれたけど、きっとお礼の後はないんだろう。



と思ってたけど、未だそのライン来てません。

いっそ清々しい。



私にはハードルの高い人だったから、どうにかなるとも思ってなくて、別段ショックもないけど、それより憂鬱なのが、これでまた、振り出し。


長いよーー恋愛に向いてないよーーー




アプリのが効率的なのは確かだけど、一対一よりも、複数の合コンのが気が楽だなと、最近思い始めました。