話題:ファミレス
あれは小学生の頃だったかな。
うちの親は、休みの日は家族で出掛けるべき!という、妙な行事を作っていたので、その日も家族で出掛けていた。
お昼になって、ファミレスに行った。
その頃、親のマイブームがファミレスだったのだ。私は、いつものお子様ランチを頼んだ。
お子様ランチ…あのような夢の食べ物が他にあるだろうか?
いろんな食べ物が1つのプレートにのってる。しかも好きな物ばかり。
私は、その日もワクワクしながら待った。
けれど、他の家族が頼んだ料理は全部来たのに、お子様ランチだけ来ない。
お腹は、もう限界。一人だけ、ポツンと料理待ち。
そのうち、なんだか悲しくなってしまって、我慢強いはずの私は、とうとう泣いてしまった。
それを見て、父親がぶちギレた。
私にキレたのではない。ファミレスに、ぶちギレたのだ。
大きな声で、怒鳴る父。
私は、大きな声と怒鳴り声が苦手なのだが、この時ばかりは感謝(?)したねー
この辺は、やっぱり親だなーって思うよね。まあ泣き出すまで、気付かなかったのも、どうかと思うが。
急いで作られて、もってこられた料理。
でも、もう私の目にはキラキラして映らなくなっていたんだ。
それ以来、私は、お子様ランチを頼まなくなった。
お腹が空いて思い出した、昔話でした。