助産師さんにずっとそばに付いてもらいながら
全開になるまで頑張っていたのですが



私が昨日の夜から何も口にしていなかった為
空腹で吐き気が止まらず
寝ていなかったのも影響して
2〜3分間隔の陣痛が遠退いてしまい
気付けば5分間隔だったりバラバラに…



お昼前には産まれるだろうと言われていたのに
陣痛間隔が開いてしまい
私の体力も限界で
痛みの間隔があいてる間にうとうとしてしまいました。



助産師さんが
「時間かかりそうだから旦那さんも部屋で少し休んできて」
と言ってくれたので
昨日の夜から寝てない旦那さんも少し体を休めに部屋へ。



旦那さんも体力の限界だったのに
くたくたになりながらも
部屋でゆっくり休まず
何度も何度も陣痛室へ戻ってきて声をかけてくれたり
背中をさすってくれたり
一緒に呼吸してくれたり…


本当に優しくて
ずっと支えてもらって
勇気と元気を与えてもらってました。





12時頃
助産師さんが開きを見てくれると


「あらら!もう頭来てるやん!」


って言われました。




私の子宮頸管は短いらしく
検診の時から言われてたのですが
「陣痛始まったら頭出てくるのあっという間やと思う」




本当にそうでした





すぐさま分娩室へ移動し
ようやくいきめるー!
ってなぜか元気が湧いてきました





しかし、体力がついてこず

頭が下りてきてたのに
また戻ってしまったり


うまくいきみが続きませんでした。





旦那さんに分娩室入ってもらい
背中と頭をもってもらい
一緒にいきんで
「頑張れー頑張れー!」
って応援してもらいました。




しばらくすると
助産師さんが
「もう頭の毛が見えてますよー旦那さん、ほら〜」
って
私の股の方をのぞくように指示…




若干冷静になる私。

「え!??どこ見せてんのー!??」って声に出ない心の叫び。笑





旦那さんも恐る恐るのぞいたはいいものの…


血とか苦手な人なので
分娩台が血だらけで
顔色がだんだん青ざめてくる…




すごい顔色になりながら

「ごめん…ちょっと外いくわ…」
と私に一言言って


看護師さんに
「ちょ、ちょっと外いっていいっすか…」
って言ってふらつきながら一旦外へ。




看護師さんに心配されながらも
外の空気を吸って
少し休んで戻ってきました。笑




看護師さんに大丈夫?って聞かれ


「ちょっとやばかったけどもう大丈夫です!」

と力強く答え
また一生懸命背中を押して支えてくれました。




そんな旦那さんの姿がすごく頼もしくて
一生懸命さがすごく伝わってきて嬉しかった。




私が頑張ってるからって
自分も頑張らないとって思ったみたい。




そんな中
旦那さんが外に出ている間に
破水しました!




こんなこというとみんなに笑われるのですが



破水は本当気持ち良かった!




股あたりに挟んだ大きな水風船を割ったような気分で

ぱーん!って割れて
お水がジャーって出たのが
なんかすごい爽快感




その後
破水したためか
一気に頭が下がってきました!




旦那さんが分娩室へ戻ってきて
一緒に2〜3回いきんだら
看護師さんが
「目あけておへその方を見て!」
って言うので目をあけると




目の前には
赤ちゃんの頭がありました!



わぁーって喜んでいると

「もう次で出るよー上からお腹おすからねー」
と言われ


次にいきんだときに
つる〜ん



これもまた気持ち良くて
おっきなゼリーが出たーって感じで
つるりんって感じでした




出た瞬間
涙が溢れてきて
喜びやら安心感やら
言葉では言い表わせない感情が溢れてきて
声を上げて泣きました。





旦那さんは
私の手をぎゅっっとにぎり
「お疲れー!!!!」

と言って喜んでくれました




そんな彼の顔は
目が赤くなって
今にも泣きそうな顔をして
笑ってました


すごくすごく良い顔をして笑ってました。





私は「良かったー良かったー良かった!」って
ただひたすら泣いて


「ありがとうーありがとうー良かったー!」

って旦那さんに
ただひたすら泣きながら感謝してました。




書いてる今でも
思い出すと泣けてきます。



続きます*