あまりにも書くことがないので、昔の携帯のメモ帳を晒してみるテスト。
ポケモンのロケット団(ゲーム版)についてだらだら語ってるだけの内容です。
書いたのは多分XYクリア直後くらいかなぁ。
その後オリジンとかRR団とかポケセン占拠とかピカブイとかいろいろあったけど、所感については今もあんまり変わりません。
興味ある方は追記からどうぞ。↓
※好き勝手につらつらと述べていますが、あくまで一個人の“感想”であり、特定の思想・宗教等を否定する意図はありません。
ロケット団について
ポケモンの悪の組織で一番好きなのはぶっちぎりでR団なんですが、彼らについてあんまりちゃんと考えたことがなかったので、メモ。
多分もともと嫌いではなかったんだろうけど、明確に好きだなぁって思ったのはHGSSがきっかけだったような気がする。
幹部陣にそれぞれ個別の名前(コードネーム?)とドット絵がついて、キャラクター性というものが見やすくなりました。
これを妄想がしやすくなったと取るべきか、逆に制限されたと取るべきかは人それぞれですが、少なくとも私にとっては好感が持てるキャラ付でした。
中でもアポロさんが一番好きなんだけど、「やはりわたしではだめでしたか」からの「すべてのゆめがいまおわりましたよ」とか、もうね…完全にマジで首吊る5秒前すぎて罪悪感パない。
M団A団とは最終的に和解できたし、アカギとNの時は罪悪感というより同情と喪失感だったし、フラダリさんのときは「こいつ(頭が)ヤベェから早いとこ消さないと」って気持ちが先行してたお陰で久々に気持ちよく勝てたけど。
アポロさんの時は、割と明確に“罪悪感”だったなぁ。いや、こっちは別に悪いこと何もしてないんですけどね。
ゲーチスやフラダリの時みたくある種“発狂”してればこちらの印象もまた違ったんでしょうけど、あの時のアポロさんってほんと絶望一色でしたからね。
「やはり“わたしでは”だめでしたか」って台詞が彼の為人とサカキさまへの心酔を象徴してる気がする。
“わたしでは”の一言がなければ、やっぱり心のどこかでもう無理だって思ってたのかなって解釈になるだろうから、むしろこの敗北は彼にとっての解放にもなり得ると思いますが、自分が不甲斐ないから駄目だったんだと思っちゃうタイプの人ですからね…
まぁ彼が本当の野心家だとしたら、前ボスが自ら失踪したなんて千載一遇のチャンスだと考えるだろうし、安直ですが乗っ取りを計画しても決しておかしくない状況だったと思うんですね。
あえてそうせずに(おそらく考えもしなかったと思いますが)いたことが、サカキさまとサカキさまが統べる組織を優先させる彼の性格の表れなのかなぁって感じました。
だめだ、すげー切ない…
HGSSのスタッフロールでワタルと主人公にR団幹部が追われてるシーンがありますが、他の3人が一目散に逃げてるのに対し、アポロさんだけは一度振り返って(捨て台詞を吐いたのか?)部下を先に行かせてから最後に逃げてるんですよねー
負けた後もちゃんとリーダー代理を果たそうと努めてる姿勢がまた健気というか、もう、ね…
まぁ解散後はラムダあたりがフォローしてくれて自殺ENDは回避されたと信じたい。
私の中でラムダさんは結構物事を俯瞰的に見る人というか、説教とかは柄じゃなさそうですが、心の中で「(あーあ、こいつはまたこんな無理をして…)」みたいに呆れというか同情というか、そういうものをアポロさんに対して抱いてそう。
割と早い段階から組織再建が無理だってことを悟ってそう。
それを自分が指摘すれば、アポロさんは「自分が至らないからついてきてくれないんだ、不安を抱かせてしまうんだ」って自分を責めるのは火を見るより明らかだったから、無意識に外部(主人公)にそれを求めてた節があったかもしれない。
叶わぬ夢からアポロの目を醒まさせてくれる、変に希望を抱くこともないほど彼を完璧に負かしてくれる、謂わば絶対強者の存在を待ってたのかもしれない。
べらぼうに強い10歳の子供にアポロはトラウマがあるはずだし、そういう意味でもワタルより主人公の方がきっと都合いい。
責任感はともかく、アポロさんにはリーダーとしてのカリスマ性はないし、本人も決してトップに立つことを望んでいた訳じゃないから、なんだかんだで苦しんではいたはず。
荒療治感は否めないけど、そういう意味では“解放”してあげたかったのかなぁ。
幹部陣の年齢はラムダ≧アテナ>アポロ>ランス が私的ベスト。
外見で比べるとラムダの方が上に見えるけど、実はアテナさんと同期だったら萌える。
まぁ一般企業と違って新卒一斉採用なんて文化はないだろうから、年齢が違う同期が沢山いてもおかしくはないですよね。
ちなみにランスと言えばヤドンの井戸な訳ですが、金銀をプレイした時はしっぽ切りについてゲーム内で“悪いこと”って雰囲気だったので、特に深く考えもせず「ひどいことしてんなー」って思ったんですが、大人になってHGSSをプレイしたとき、「そこまで責められることじゃなくない?」って考えが強くなりました。
食用として狩ることの一体何がいけないのでしょう。
これを批判して良いのはガチのベジタリアンだけだと思うんですけど。
というか野菜だって生きてるものを収穫して食べる訳だから、本気の非殺生を気取るならフルーテリアン(自然に木から落ちた果物だけを食べる)くらい徹底すればいいのに。
私は和牛が好きです。食べられるために生まれてきた養殖魚も好きです。残酷食材の代名詞であるフォアグラも好きです。
ヤドンのしっぽは100万円という価格のせいで悪徳感を感じてしまうかもしれないけど、高いお金出しても美味しいものを食べたいって層はかなりいるし、現実世界でも100万越えの食材なんてゴロゴロあります。要は需給の問題。
もちろん、あの井戸のヤドンたちの所有権を町が持っていて町民の税金で飼育されてるというなら勝手に尻尾を切るのは犯罪行為だけど、主人公が普通にゲットできることから察するに、野生(フリー)のヤドンである可能性が高い。
ヤドン自体は野生でもあのエリアが保護区あるいは禁猟区だったってことも考えられるが、それなら勝手にゲットした主人公だって非難されるべきなんだよなぁ。
なんというか…サカキさまが作り上げたR団のイメージが悪すぎたと言わざるを得ない。
その点ゲーチスは上手くやってたなぁと思う。
ぶっちゃけどちらもしたっぱの仕事は略奪行為に他ならないけど、PZ団の場合はゲーチスの演説がかなり人心を揺さぶってくれたお陰でPZ団の方に正当性があるのかもしれないと考える人もそれなりに居た気がするし。
大きなことを成し遂げるには大義名分が欠かせないっていうのはゲームの世界に限らず現実にもあると思う。
正直、大義名分を掲げても反発する人は一定数いるのに、大手を振って悪やマフィアを自称したら一般人全員を敵に回すも同然っていうね。
でもきっとちまちま美辞麗句をこねくり回して弱者を味方につけなくとも、強者の特権として奪い、叩きのめすっていうのがサカキさまの美学なんだろうし、そこに心酔してた団員もかなりいたはず。
カリスマ性は間違いなくあったと思う。
だからこそ、サカキさまがいたからこそ成り立っていた組織だったんでしょうね、R団は。
BWの後にN派とゲーチス派に分かれたPZ団とはある意味対照的と言えるかもしれない。