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幸せは、消えない






僕らの消失について、


お話ししよう





彼女たちは、残ることが許されなかった、

* 消失系女子 *




(直す意志を)


いつからだろうか、フロウフロウの投影機は壊れていた
いつだろうか、その故障を直すのはとても困難で、下手をすれば自分自身が消えてしまうと聞かされたのは
その一か八かの奇跡を信じて、故障を直してくれる、君たちの後ろ姿がとても眩しい
その一か八かの奇跡を求めて、走りだした君の優しさがとても身に染みて

ああ、神様、こんな悲しいことはありません
消えるなんて、そんな悲しいことは、みんなの前ではしたくありません

せめて、この意志だけは
泣き続ける仲間に

届きますように



………


フロウの投影機の故障を直してくれているのはビットです
アリシアの頼み
ビットだけじゃダメなことは、自分もアリシアも分かってる
けど、やれるだけのことはしたい、と意志を貫いている
走りだした、と言う子はさらさ
フロウととても仲良しでフロウの辛さをとてもわかっている
からこそ、彼女のためにも無茶して奇跡を求めてるんです








(最後の笑顔は)

いつからか、記憶喪失なこぺる
何故ここにいるのか、なにもかもが分からない状態で、消えかける自分を目の当たりにし、混乱した
その瞬間を見てしまったリカ
その時のこぺるの顔は、"独り"と言うことを訴えていたようで
ワンやあゆむといる日々は楽しいだろうけど、記憶喪失というものが気に掛かり離れない
リカは彼女の笑顔が見たくて、彼女のために何か力になろうと決めた

記憶喪失が戻ったとき、真実を知ったとき、辛くないようにしてあげるから

でも、その想いは届かなかった



………


これを作ったときはまだ公式発表してなくて、発表したとき、公式の記憶喪失を入れてまた話を作りました
ワンとあゆむと一緒にいるのは暖かいけど、記憶喪失の中にどこか"独り"を感じていたこぺる
だから、誰よりもその気持ちをわかるリカが、この話に繋がっていったのかもしれません








(流れていくなら、
止めてあげるから、)

シエルは雲、空に広がる白い幸せ
しかし雲は形を変え、消えていく
シエルもそう、いつか形を変え消えていくのかもしれない
彼女は"消失"から逃れられない
それなら、今を前向きに生きていくことを考えるも、現実は辛いことだらけで

そのとき現れたのは向日葵
「辛かったね、頑張ったね
君はもう無理しなくていいんだよ
私が君といるから
君の思う人もずっといるから
笑顔をあげる、たくさん
そして、君が辛くなくなったら
笑顔を見せて」
涙が止まらなくなる
こんなに暖かいのは初めてだ

私は、幸せになれるんだ



………


シエルは雲の"消失"からは逃れられないんです
いつかは分からない、けどいつしかは必ず消えていく、そんな命なんです
それをわかって、烈はシエルを愛していくと思います
ちなみに向日葵はリゼットです
烈からテルオ、テルオからリゼットと繋がってきました
リゼットは笑顔を届ける向日葵だと思います




"消失"が変わらなくても、
消えなくても、
今を生きて、信じて、

笑っていられれば
…幸せなんです


ねぇ、神様




【僕らの消失についてお話ししよう】



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