ジェネラルルージュです。
もう予告のカッコよさでわりとやられてたんですけどね。
サカイ氏好きなので見に行きました。
前回の栄光は見ていなかったので、朝見ました(凱旋は昼から)。
cookieは原作至上主義ですが、このシリーズの原作は未読です。



いや、良かったです。
とても好きな作品でした。
なんの邪念もなく最後まで見れた映画は久しぶりでしたね〜。
(眠いとか、萌えとか)
もともと医療モノのドラマ等が好きだったのもありとにかくのめり込んでしまいました。
栄光の3倍は面白かったのでは、と思います。
栄光より舞台っぽい演出が多かったように思います。
冒頭とか。倫理委員会とか。
脚本も撮り方も役者さんも機材も本当にいい仕事しているな、と感じました。



将軍。
サカイ氏好演だな、と。
サカイ氏の存在感が凱旋には不可欠っだたのでは、と。
そう思いましたね〜。
アベちゃん薄くね?とも思いましたが凱旋に関しては多分正解なんだと思います。
前半と後半のギャップも、キャラクターの根底にある信念も矛盾なく繋がっていました。
凱旋全体に対して思ったんですが、複線の回収率の良さと矛盾点の少なさ、作品のテーマが最後までぶれていなかったことがcookie的に面白かった理由ですね。

人を救いたいという純粋な願いを全力で叶えようとした大人の少年。
その姿は医師ではなく将軍だった。

それでも去り際に見せた姿は医師でした。
医師であり続けるために、人を救い続けるためにと将軍を選んだんだと思います。
その覚悟の重さがくしゃくしゃの退職届とシュレッターにかけるように指示した請求書。
時には我侭に振舞うことも必要で、それで部下に嫌われても患者が救えるならと言い切ってしまう『将軍』。
しびれるに決まってるじゃないですかー!!
シートを広げたロビー。
集まってくれた他局の医師。
受け入れ拒否をさせない決定権。
日の目を見た医療機器。
到着したドクターヘリ。
将軍が求めた『救命救急』ですよ。
これが将軍の求めたものだったんだ、と思いました。
ヘリの着陸を待つ表情が印象的です。

看護師長。
分かっていた、んだと思います。
センター長の考えも、終結も。
部下がセンター長をどう思っているのか、自分がどう思われていたのか。
始末のつけ方も身の振り方も、センター長と同じ期間心に秘めていたんだと思います。
その為の告発文で、その為の領収書。
真面目さと覚悟に惹かれました。
告発文を手書きしたり、
ファイリングしたり、
ルージュを差し出したり、
倉庫の鍵を開けたり、
ずっと支え続けた看護師長の手を、最後にセンター長が握った時に込上げてくるものがありました。
ものの善悪も常識も分別もある看護師長の覚悟はとてもいい形で表現されていたと思います。

副センター長。
将来性ナンバー1ですよね。
医療の腕以外は何一つ認めていない上司の下で疲れきっている大佐のような印象です(看護師長は参謀)。
倫理委員会でのセンター長の発言に一番驚いていたのは副センター長なのでは、と勝手に思っています。
知らなかった、と。
必死だったんだ、と。
そこまで考えていたのか、と。
救命スタッフは全員感じている気がします。
救命を残す為に利益を、その為の人員を削減を、それに伴うスタッフの疲労を。
全部分かった上での『将軍』としての責任を。
副センター長は目の前で見せ付けられたんですよね。
三年後に、のくだりは最高でした。






久しぶりに熱中できる作品でした。
しばらく仕事がんばれそうです。




















 

 

 

 

 




年長組でパロしたいなぁ…とか一瞬だけ思ったのは秘密なんだからね!!