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話題:映画館に見に行った映画

ブリッジオブスパイを吉田と二人で見に行ってきました

週の頭のラストだったから、私たちの他には一人しかお客さんが居なくて、大変見やすかったです

感想としては、始まりから終わりまで全てが無駄なく、魅力的な、興味深い映画でした
二人して時間を忘れて食い入るようにみていました

タイトルは劇中での主人公と弁護されるスパイのやりとり
私の中でもっとも印象的な会話です
自分の死の影がちらつくからこその、言葉の重みを感じました

そのほかにも、物語終盤の、交換された橋の上で抱擁しあうアメリカと、静かに「連行」していったソ連の対比とか
(直前の、自分の処遇について語った、彼の言葉が心に刺さる)

同じ電車内の、「スパイの弁護士」としての周囲の冷たい視線と、「国際問題に尽力した交渉人」としての柔らかい視線の対比とか
視覚から考えさせられる場面もたくさんありました

あまりアクション以外の洋画を、しかも字幕で見ることはなかったんですけど、アクションがなくても言葉の応酬が見応えのあるものだと気付かせてくれた映画です

冷戦時の情勢に疎い私でも楽しめたので、社会が得意な吉田は、さらに背景を知っていて楽しめていたと思います

派手な洋画好きな人にはオススメできませんが、静かな策略と駆け引きが好きな人は是非*