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嘘をついた少年

僕の名前はなんだったっけ。
少年はつぶやいたとたんに哀しくなって笑いました。
目からは大粒の雨が降りました。
少女はそれを舐めました。

少年は少女にこう言いました。
僕の涙は猛毒なんだ。
君は僕の毒に犯されてしまったんだよ。
君は僕としかキスできないんだ、セックスできないんだよ。
これが嫌ならいますぐ殺してあげるよ。
少年は少女の首に手を伸ばしました。

少女はニコリと笑ってそれでもいいわ。
そう言って少年を抱きしめ、キスをした。

話題:創作小説


久しぶりのえむぶろです。
新参者同様です。


今日はおしまい。
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