■少しずつ考えていくか・・・・・
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それは異世界に浮かぶ鬼の里の話。そこには「無等角」と呼ばれる角のない鬼の子がいました。
「よし。今日も一日頑張るぞ!」
それはまだ10歳の少女です。けれども彼女には里を守る守護者の任務が課せられていました。
『破邪鬼伝*乱鬼』
「夢虫・・・?」
喫茶きびだんご。そこは里の鬼たちの憩いの場である。
「あぁ、里の子供たちが何人か見たって言っててね。もしかしたら蘭姫もみたかなぁと思ったんだけど・・・・」
彼の名は荻野白刃。里の書官で蘭姫の好きな人である。
「夢虫」とは・・・・
【夢虫とは幼少期の子供にのみ見ることができる”精霊”の一種である。
姿かたちは見る者それぞれの姿だが。夢に現れ、見たものを幸せにするという子供の成長に大きくかかわる生き物である】
「もしかしたら今夜あたり見れるかもね?」
そう蘭姫に微笑む白刃。
「夢虫・・・へぇ・・・・」
少しドキドキしながらお茶を飲む蘭姫。そしてその日が過ぎていく。
僕の名前は夢虫。
でも夢虫のなかでは”名前がない”
だって僕は落ちこぼれだもん。見た人なんか幸せにできない・・・・!
「ん・・・?なんだろう・・・誰か・・・・・・?」
「・・・・・あなたは・・・・・?」
ここは夢の世界。夢虫が声のした方に目を向けるとそこには蘭姫が立っていた。
「・・っ!??君は・・・!???」
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※蘭姫と夢虫の話。”見た人を幸せにする”その重大な役割を果たせないと思い込む弱虫な夢虫が同じく里の守護者の任務を持つ蘭姫に「君は・・・?課せられたその使命を果たすことができるの?」
みたいな・・・同じ境遇で同じプレッシャーを持ってるけれども考え方たが全然違ってて。それで蘭姫の戦う姿を見て勇気づけられる夢虫がちゃんとした夢虫に成長して・・・・それで・・・・・・・えっと。
そんなこと考えてました。とりあえずどうすればいいんだろう。迷ってます^^;