初めてペンタブで絵を描いたのですがまぁ
すごく失敗しました^^
もともとアナログでさえも描けるときと描けない時があってしかも殆ど描けないときのが多い。
こないだうまれてはじめて絵チャに参加してひっどい絵しか描けなかったからさ
というか本当に絵って難しいです
まぁ頑張って絵が上手くなりたいと思って久しぶりに絵の具買ってみたりしたので明日もまた画用紙かパソコンとどっちかとにらめっこしたいと思います。
2011-8-22 00:01
こんばんは、藤吉です。
ずっと前からやっていた創作サイトですが、なかなか更新できずにメチャクチャ長い月日がたっておりました。
とても反省しております…
今から頑張って更新します!ぇえ成せばなる!!
当サイトの小説は笑い要素がほぼありませんので読み続けるのは至難かと思いますが、もし読んでくださる方がいればとてもうれしいです。
そしてこのブログは、主に私の日常的なものかあとは短編をちょろちょろ書いていこうと思っております。
ではでは皆様お付き合いくださいませ!
藤吉
2011-8-5 22:11
故郷へと帰る道。彼は落ち葉の上をわざと歩いた。
踏む度に鳴るカサカサという音に、昔を思い出す。
弟は小さい頃、よくこうして歩いていた。
足元ばかりを見て歩くものだから、時折木や人にぶつかる。それをヒヤヒヤしながら隣を歩いたのを、今も思い出しては笑みが零れた。
あの頃は本当に幸せだった。
弟だけが彼の全てだった。
「あぁ……やっぱり時間は随分経ったんだなぁ」
久しぶりに来た故郷は、自分の覚えているよりも人が増えたようで活気がある。
懐かしいはずの町。
だけれどやはり、昔とは随分変わったようだ。
なんだか悲しかった。
懐かしいはずなのに、どこか初めて来たような気持ちになる。
目的地がうっすらと見えてきた時、少し向こうから手を振る者が見えた。
「兄さん!」
久しぶりに聞いた声は随分と低い。
手を振る腕も逞しくなっているようだったし、もちろん背丈もまるで違う。
笑顔だけが当時の面影を残していた。
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(c)fujiyoshi tsugu
続きはまた次回
2009-11-21 12:26
優しい父と母がいた。
そして大切な弟が一人いた。
生活はお世辞にも豊かとは言えず、貧しく苦しかったが、冬の寒い夜には皆で肩を寄せ合えば暖かかったし、少ない食事を分け合えば、何故か皆笑顔だった。
少年はそれだけで幸せだった。
家族とは絆だと、心底信じていた。
「すまないね……でもお前の幸せを思ってなんだよ。分かっておくれ……」
ある日告げられたそれは、唐突に両親の口から。
その声はひどく震えていた。
「父さん、母さん……大丈夫だよ。あの御方はお金持ちだし、養子になれば飢え死することはない。きっとよくして下さる」
病弱な少年は田畑を耕す働き手にもなれない。
すぐに寝込むせいで母は看病におわれ、父が働いたお金は薬に消えた。
家計はその度に苦しくなっていく。
「僕は大丈夫だから……」
分かっていた、自分が必要とされていないことを。
売られたことが悲しいわけじゃなかった。
悔しいわけでも、親を恨んでいるわけでもない。これで家族が少しでも楽になるのなら、良かったのだと思う。
「……兄さん」
「大丈夫だよ。お前は何にも心配するな」
ただ、弟と離れるのが一番辛かった。
弟の頬を伝う涙が、綺麗だったのを覚えている。
「月に一度仕送りをしてもらうようにする。そうしたらお前は勉強をして、いい仕事について、父さん母さんを楽にしておやり」
「……もう、会えなくなる?」
その顔は、抱き締めてあげたくなるほどか弱かった。
「馬鹿だな。会えなくなるわけないだろ。会いにくるよ、必ず――」
ここに戻ってまた、家族4人で暮らすんだ。
少年はそのためならなんだってした。
毎夜抱かれることの恐怖にも、卑しい息遣いにも慣れた。
そうして季節は幾度と巡り、山々は色付き、金木犀の薫りが鼻を掠めるようになった。
(C)fujiyoshi tsugu
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続きはまた次回。
2009-10-28 01:33