ゴーラッシュ 105話
 2024/4/23

サブタイトル「キャプテンエポック」

公式サイトのあらすじ『救援物資到着!しかし、届いたのはマナブとニャンデスターの二人だけ…。『カレーパン同じ味地獄』が続くバリベルギャー内は、たった一つのお菓子を巡って争いが起きるほど混乱を極めていた。エポック対マナブ、船を束ねる“キャプテン”はデュエルが決める!』



アバンはエポックの過去。彼女がダンボール箱を被るようになった理由と経緯。
当時のエポックは幼稚園に通っていた。彼女の能力のせいで生徒達も先生達も皆がエポックのしもべと化してしまった。
皆「慧方子様〜!」
先生達「こき使ってくださ〜い!」
子供達「一生ついていきます! そのお声で命令してください!」
エポック「うう…」
意に反して皆をそんな風にしてしまったエポックは遊具の手すりに掴まって大粒の涙を目から零した。
上城家に帰宅した後は部屋に閉じこもって大泣き。部屋の前にいるアルフレッドとは船などで仲間と話す時に使う金属の管を通して会話。
エポック「ぶえ〜! ちょっと言ってみただけエポ! オイの言う事を聞くエポって。なのに、なのに…」
アルフレッド「慧方子様の声を聞いた幼稚園の皆様が豹変したと…。さぞや恐ろしかった事でしょう」
エポック「もう誰とも会わん! 誰とも話さーん! ぶえ〜!」
アルフレッド「ですがそれは天より与えられし王者の力。慧方子様には使いこなす責任と覚悟が求められます」
エポック「何でオイが?」
アルフレッド「人の上に立ち世界を回す。歯車だけに。それが上城ギヤカンパニー当主上城慧方子様のお役目であれば」
エポック「オイの役目…」
幼稚園児の頃から当主なのか…。
アルフレッド「いずれ慧方子様の声が必要となり歯車のようにガチーンとハマる日が来ましょう。その日まで…」
エポックはその日が来るまで力を封じる為にメガホンを取り付けたダンボール箱を被った。その状態で部屋のドアを開け放った。
エポック「どうだ!」
アルフレッド「あっ!」
エポック「これなら誰とも会わず直接話さずに済むわ! プップクプー!」
アルフレッド「あ…おお…慧方子様!」
ユウディアス達は箱やメガホンを通して話しているから今まで影響を受けずに済んでいたのか。
そうした理由でクァイドゥール時空でしか素顔を見せられなかったエポックはバリベルギャーの中で一人部屋をもらっている。さすがに眠る時はダンボール箱を外している。
エポック「プップクプー! う? 夢…エポ?」
エポックは寝言でプップクプーと叫んで目を覚ました。過去話はエポックが昔の記憶を夢で見たという事らしい。
地球に戻る事はしないが食料問題(カレーパン地獄)は解決していないユウディアス達。マナブに連絡してシューバッハに物資を届けてもらう事にした。
キャラが地球を離れても宇宙のどこにいても運び屋のシューバッハがいれば物をやり取り出来るの便利だな。
ユウディアス達「ありがとうシューバッハ! ありがとうマナブ!」
皆はここまで届けてくれたシューバッハに礼を言って送り出し、物資を用意してくれたマナブに礼を言ってワクワクしながらMIKのロゴが入った冷凍庫の扉を開く。
遊飛「マナブに頼んで送ってもらった…」
ユウディアス「カレーパンの味を変える救援物資!」
しかし中には凍り付いたマナブとニャンデスターが入っていた。
ユウディアス達「うわ〜!」
ただの冷凍庫ではなく解凍機能もあるので皆はマナブ達を解凍した。音が電子レンジなんだよなぁ…。
エポック「解凍終了エポ!」
マナブ「アーチアチアチアチアチアチ!」
ニャンデスター「私猫舌なんだから〜」
解凍する為に温められた二人はすっかり暑さで参っている。床に伸びたニャンデスター可愛い。
ダマムー達「マナブ! ふにゃふにゃ〜!」
マナブ「えっ? えっ…」
マナブは二人に増えたダマムーに動揺。遊飛も前回のラストは驚愕していたけれどきっと慣れてしまったんだろう。
ユウディアス「マナブ!」
ユウディアス&遊飛「カレーパンの味変食材はどこだ!?」
マナブ「それが…合羽井テル監修のもとムツバ重機と共同開発した全自動カーボン凍結冷凍庫カピカピ君デラックスで君達に送るはずだったのだが…」
回想。マナブとニャンデスターはユウディアス達に送る食材をちゃんと用意していた。だが冷凍庫の様子を見る為に中に入ってみたらセンサーから食材と判定されてしまった。
マナブ&ニャンデスター「ん?」
冷凍庫「食材を検知しました」
マナブ&ニャンデスター「えっ!?」
冷凍庫「凍結開始します」
マナブ&ニャンデスター「にゃんですと〜!?」
全自動なので扉が勝手に閉じて二人とも凍らされてそのまま配達されてしまった。本来の食材はMIKに置き去り。回想終わり。
マナブ「という訳だ」
バリベルギャーCPT「愚かよね〜。おんどれら人類って」
マナブとニャンデスターがバリベルギャーに来るのはシューバッハとは別にMIKが寄越した物資の受け渡し役なのかな、何かあって同行する展開になるのかな、と思ってたら機械に食材と判定されて運ばれてくるなんてミスで笑った。
遊飛「じゃあ味変食材は…」
ユウディアス「ないというのか!?」
マナブ「面目ない」
ユウディアス「つまりカレーパン同じ味地獄からは解放されないのだな」
マナブ「む? そもそもカレーパンだけではすぐに飽きるとわかっていたはずだ。計画性が無さすぎる!」
ユウディアス「うぐっ!」
遊飛「うっ…」
CPT「言われてやんの!」
遊飛「くっ…」
マナブ「さっきから失敬なそのブヨブヨの物体は何だ!?」
CPT「誰がブヨブヨでだらしないんじゃ!」
ダマムー達「ブヨブヨ〜!」
マナブ「それに何故ダマムーが二人いる!?」
ダマムー達「何故何故〜?」「何故でしょう?」
遊飛「なあ? 二倍うるせえだろ?」
マナブ「何故だと聞いている!」
遊飛「知らねえよ! アースダマーなんだから増える事だってあんだろ?」
マナブ「そこは重要事項だぞ!」
遊飛「ダークマター帝国に聞けよ」
マナブ「ダークマター帝国? ま…また僕の知らない要素が! 僕の知らないケミストニャー!」
ニャンデスター「マナブちゃん?」
多分お別れしてから一ヶ月も経ってないだろうにダマムーが二人に増えてるわバリベルギャーCPTが誕生してるわダークマター帝国なんてワードが出てくるわでマナブもさぞかし困っただろうな。
遊飛「ああ〜もう! また同じ味のカレーパン地獄かよ!」
ここで実はエポックのダンボール箱の内側に地球から持ってきたお菓子が何個もテープで貼ってある事、エポックがこっそり間食している事が明らかになった。
ユウディアス、遊飛、ダマムーがカレーパン地獄でやつれてた時にエポックだけ正気だったのは持参した駄菓子を自分だけこっそり食べてたからなのかよ! 他の面子より旅の準備がしっかりしてて偉い!
ちなみにお菓子はななほし昆虫忍者村回に出てきたキャベツ太郎とか蒲焼さん太郎とかビッグカツとかあの辺がモデルの駄菓子。音でバレない?
ユウディアス「遊飛。じっと耐えているエポックを見習おうではないか」
その時、テープががれてお菓子が一つ床に落ちてしまった(キャベツ太郎)。
エポック「エポ?」
ダマムー達「うわ〜! お菓子だ〜!」「お菓子発見!」
エポック「エポ!?」
遊飛「何!?」
ユウディアス「お菓子だと!?」
ダマムー達「いただきま〜す!」
遊飛「食べるなー! それがあればマジェなんちゃらで味変カレーパンが作れるだろ!?」
CPT「カレー入れんなっつってんだろ!」
袋を開けて食べ始めたダマムー達と遊飛は追いかけっこを始めた。
エポック「うう…」
自分が落としたお菓子を巡る揉め事が始まってエポックは顔中に汗をかく。
ユウディアス「皆、争ってはいかん! ベルギャリーヴァ! エポックを見習って目からビーム!」
ユウディアスは言葉とは裏腹にダマムー達をビームで狙い始めた。
公式アカウントの解説『我慢の限界に達していたユウディアスは、味変パンの可能性を前に我を失い、お菓子を食べようとするダマムーズにビームを連射する!』
ダマムー達「あははは!」「楽しい!」
遊飛「お前も我慢の限界じゃねえか!」
ユウディアス「そんな事は!」
遊飛「うおっ!」
マナブ「これは…」
ニャンデスター「地獄ね」
CPT「人間とは浅ましいものよ。存在する価値など…ぐえ〜! 何さらすんじゃおんどれ〜!」
ユウディアスの目からビームが当たってしまったCPTはブチギレ。電撃か何かを放った。両方の攻撃が何かの装置に直撃してバリベルギャーに異変が発生した。
マナブ「えっ!?」
皆「うわー!」
遊飛「えっ…ええ〜!?」
マナブ「え〜!?」
ニャンデスター「ニャニャニャ〜!?」
ユウディアス「これは!?」
CPT「人口重力発生装置大破。全自動修理装置機能停止。お前ら全員宇宙のデブリになるがいいわ!」
ユウディアス「それはまずい!」
遊飛「直せよ!」
CPT「やなこった!」
ダマムー達「うわーい!」「あははは!」
エポック「(オイがお菓子を落としたせいで皆が喧嘩を。こうなったら…)」
マナブ「この状況を収めるにはこの暴徒鎮圧用のケミカルぐったり爆弾で…」
ニャンデスター「それは危険なやつ!」
CPT「船ごと破壊しちまえ!」
マナブ「バリベルギャーには強靭な精神力で皆を引っ張っていくリーダーが必要だ。そう、僕のような!」
エポック「船で一番偉い人になりたいだけエポ!」
マナブ「ぎくり!」
ニャンデスター「バレてるわね」
CPT「船ごと爆破!」
マナブ「そんな事は…」
エポック「オイがさせん! ラッシュデュエルでオイと戦え! オイがユウディアスの代わりにこの船を守るエポ!」
CPT「やれやれ〜!」
マナブ「いいだろう。勝った方がこの船のリーダー、新しい船長という事だな」
ダマムー達「デュエルデュエル!」
マナブ「宇宙での実験にこそ緻密な計画と厳格な管理が必要! 蒼月マナブ!」
エポック「べ、別にオイのせいで争いが起きたからその責任を感じてとかじゃないわボケ! 上城エポック!」
二人「ゴーラッシュ!」
公式アカウントの解説『「目からビーム」によって装置が破壊され重力が失われる中、船長の座をかけてエポックとマナブがデュエル!』
今回のデュエルはエポック対マナブ。ユウディアスや遊飛は今それどころじゃない。
遊飛「待てー!」
エポック「オイのターンエポ。ドロー! サイコロの悪魔二体を召喚! 二体をリリースしてアドバンス召喚! 何が出るかな何が出るかな♪ サイコロの大悪魔! 略してサイアク! カードを二枚セットしてターンエンドエポ!」
マナブ「僕のターンだ。ケミストニャードロー! 火燃精ホット、ドクター・レッドローブを召喚! 火燃精ホットの効果発動! カードを一枚墓地へ送る! 二体をリリースしてアドバンス召喚! 真実を求める炎は決して消えない。これが勝利の効率燃焼! 吼えろ! ケミカライズ・サラマンダー!」
ニャンデスター「マナブちゃんのエースモンスター!」
無重力状態で宙に浮いているから手足を床につける必要がなくて腕組みしてるニャンデスター可愛い。
CPT「あ〜ら、サイコロの大悪魔の攻撃力を上回っちゃったんダヨーン!」
CPTに驚いて全身の毛を逆立てるニャンデスター可愛い。
マナブ「リーダーたるもの時には問題を強引に解決する力強さが必要。墓地のモンスター三体をデッキに戻しケミカライズ・サラマンダーの効果発動! 相手モンスターの攻撃力を相手の墓地のモンスターの数かける100ダウンする! フェイタル・エクスペリメント!」
エポック「ボケ〜!?」
マナブ「リーダーたるもの組織の掌握の為に邪魔者の力を削ぐ事も必要」
ニャンデスター「あまり大声で言わない方がいいわよ」
マナブ「えっ?」
エポック「(ふん…。いくらでもやればいいエポ。こちらには…)」
マナブ「カードを二枚セットしバトルだ! ケミカライズ・サラマンダーでサイコロの大悪魔を攻撃だ!」
エポック「この瞬間トラップカード『悪魔のサイコロ』! サイコロを一回振ってやる!」
マナブ「むっ…来たか!」
エポック「相手のモンスターの攻撃力はターン終了時まで出た目の数かける100ダウンするエポ。入ります。プップクプー!」
エポックはいつものようにサイコロの箱に入ってイカサマダイスロールをしようとする。
マナブ「そう上手くいくかな?」
エポック「ふん。吠え面かかせてやるエポ! あ…あれ? プップクプー!?」
マナブ「ここは無重力! 狙い通りの目は出ないぞ!」
エポックは地面や床を転がる事が出来ず宙を漂う。
エポック「止めて! ユウディアス止めてー!」
公式アカウントの解説『自身がサイコロとなって、思いのままに出目を操るのがエポックの得意戦術(!?)……だったが、無重力状態では思うような目で止められない!!』
ダマムー達「楽しい!」
遊飛「待てよこの…!」
ユウディアス「目からビーム!」
エポック「役立たずボケー!」
ユウディアス達はさっきからしている事に夢中。デュエル観戦をしてくれているのはニャンデスターとCPTだけだった。
やがてエポックは床に着陸。出目は一。
ニャンデスター「1よ!」
エポック「きえ〜!」
マナブ「攻撃力のダウンはたったの100。焼き尽くせ! ケミカライズ・サラマンダー! バーニング・コンクルージョン!」
エポック「200エポー! オイのサイコロが失敗した!?」
マナブ「人の上に立つリーダーたるもの常に覚悟と責任が伴う。なんの計画性も無く行き当たりばったりでイカサマに頼る君に船長など不可能! ターンエンド!」
エポック「覚悟と責任…」
回想のアルフレッド「いずれ慧方子様の声が必要となり歯車のように世界にガチーンとハマる日が来ましょう」
エポック「アルフレッド。時が来たエポ」
エポックは変わる覚悟を決めた。
エポック「いくぞ。オイのターンだ!」
マナブ「ん?」
ニャンデスター「雰囲気が変わった!」
エポック「ドロー! サイコロの天使を二体召喚! 二体をリリースしてアドバンス召喚! ヒフミにシゴロ、ゾロ目でドン! イカサマ禁止の出たとこ勝負! 入ります! ダイスマイトガール・チロリ!」
公式アカウントの解説『自らの得意戦術……もといイカサマを捨てたエポックが、新たなエースをアドバンス召喚!!』
エポックの新カテゴリーのダイスマイト、ダイスキーシリーズ!
ニャンデスター「レベル7モンスター!」
マナブ「エポックの新しいエースか。だがイカサマ禁止とは本気かい?」
エポック「オイはずっと怖かった。人々を惑わせるこの声が」
マナブ「声?」
エポック「だからずっとこの箱に隠れていたが…マナブ、お前とのデュエルで覚悟を決めたエポ! オイは箱を…う〜! うわ〜!」
エポックはダンボール箱を内側から破いて脱いだ。それによって内側に貼り付けていたお菓子の袋達が辺りに散乱。
マナブ「エポックが…」
ニャンデスター「箱を脱いだ!」
ダマムー達「うわ〜!」「お菓子だ!」
遊飛「全部俺のだ! うわー!」
ユウディアス「争いはやめるのだー!」
と言いながらユウディアスは目からビームを放ち続けている。カオス。
ついさっきまでダンボール箱の中のエポックは髪を下ろしていた。だが箱を脱ぐと決めて早着替えしたらしい。髪はポニーテール(サイドテール)になった。
服は白と黒のオフショルダーのトップス、淡いピンクのミニスカート、ピンクと紫のボーダーのニーソックス、焦げ茶色のブーツ。デッキケースは腰のベルトに提げている。
エポック「カレーパンの味変はオイに任せろ。カレーパンの味変はオイに任せろ。大事な事だから二回言ったエポ!」
ルーグの影響!?
マナブ「二回?」
エポック「遊歩の事もベルギャー人復活の手がかりも全部オイが見付けてやる! だから…はぁ〜!」
エポックは深く息を吸った。周囲の空気の流れが変わった事がマナブ達にもわかった。
マナブ「これは一体…」
ニャンデスター「マナブちゃん、危険じゃないの?」
エポック「喧嘩はやめるエポー!」
エポックは幼い頃に自ら封印した能力を解放。ユウディアス達の争いを止める為に思い切り叫んだ。その声は衝撃波のように皆を襲う。
マナブ「な…なんと〜!?」
CPT「なんじゃこりゃ〜!?」
遊飛達「うわー!」
遊飛「何だ!? この声!」
ユウディアス「エポック! エポックなのか?」
マナブ「争いがやんだ?」
ユウディアスはベルギャー人の姿から地球人姿に変身。遊飛もダマムー達を追いかけるのをやめてエポックの方を見る。
その頃地球ではアルフレッドがルーグにエポックの事情を教えていた。今は夜。
アルフレッド「エポック様の箱は引きこもる為の箱にあらず。その声で人々の心を乱さぬ為の防御装置なのです。信・呼吸(ノブレス)」
ルーグ「何?」
アルフレッド「それは天より与えられし王者の呼吸。ノブレスより放たれた言葉は人の心を落ち着かせ争いをピッタリ収めるのだとか」
ルーグ「ノブレス。しばれるねぇ」
タイガーのブレスのルーツか。
ユウディアス「今まで何を争っていたのだろう」
遊飛「喧嘩していたのが馬鹿らしくなってきたな」
ユウディアス「うむ」
ダマムー達「僕ちんこの声好き!」「大好き!」
エポック「信・呼吸(ノブレス)の封印を解いたオイにはもうイカサマも不要エポ」
公式アカウントの解説『天より与えられし王者の呼吸……《信・呼吸(ノブレス)》より放たれた言葉は人心を落ち着かせ、争いをピッタリ収めるのだとか。』
マナブ「ノブレス。それが君の力か」
エポック「オイはリーダーとしての覚悟を持ち、決断に責任を負う!」
マナブがリーダーの座を狙うべく厳しくした結果エポックがリーダーとして覚醒。面白いな。
エポック「いくエポ! ダイスマイトガール・チロリの効果発動! サイコロを一回振り1、2が出ればこのカードの攻撃力を1000ダウン! 3、4が出れば攻撃力600アップ。5、6が出たら相手モンスターの攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップ出来る! いくエポ。シュガー・スパイス・アンド・ディスティニー!」
マザーグースの女の子はお砂糖とスパイスと素敵なもので出来てる的なやつ? ここでは素敵なものが運命?
マナブ「5、6が出れば大幅なパワーアップだが…」
ニャンデスター「3よ!」
エポック「出ました。攻撃力600アップエポ!」
マナブ「ほう。イカサマをやめたのは本当のようだね。いいだろう。君がリーダーに相応しいかどうか実証させてもらオートクレーブ滅菌装置!」
エポック「ふん。ダイスキー・ミンナ、ダイスキー・キャラメイルを召喚! デッキの一番上のカードを墓地へ送ってダイスキー・ミンナの効果発動! 自分フィールドのモンスター三体の攻撃力を次の相手ターン終了時まで600アップするエポ!」
CPT「およよ! 三体の攻撃力を同時に上げた!」
マナブ「仲間の力を有効に使う。リーダーにとって必要な資質だ」
エポック「ダイスキー・キャラメイルの永続効果! 自分フィールドにサイコロを振る効果を持つモンスターがいる間相手はトラップカードを発動出来ない!」
マナブ「(しまった! 『ケミカライズ・デスパイズ』で攻撃を無効化出来ない!)」
エポック「バトルエポ! ダイスマイトガール・チロリ入ります! 100トンサイコロで押し潰せ! ダイスマイト・インパクト!」
マナブ「まだまだー!」
エポック「ならばダイスキー・ミンナでダイレクトアタックじゃ!」
マナブ「くぅー!」
エポック「もう一発! ダイスキー・キャラメイルでダイレクトアタックエポ!」
マナブ「おっ? あー! ダメダメダメ!」「ぐわー!」
エポック「くっ…倒しきれなかったエポ。ターンエンドエポ!」
マナブ「僕をここまで追い込むとは。その意気に応えるケミストニャードロー! スーパーアシスタント・ビリー、スーパーアシスタント・ヒーヤ、スーパーアシスタント・アーチを召喚! 二体をリリースしてクロマトグラファガスをアドバンス召喚!」
遊飛「マナブのエースモンスター!」
ダマムー達「うっほほーい!」
CPT「ハッ!」
マナブ「検証はここからだ! 現場千回、分析万回! 遺留品を射抜き、真犯人を貫け! フュージョン召喚! スーパーグラファガス・アーチャー!」
公式アカウントの解説『覚醒したエポックに追い込まれるマナブ。新たなフュージョンモンスターで起死回生できるか!?』
遊飛「おおっ!」
ユウディアス「マナブの新たなフュージョンモンスター!」
CPT「へっ!」
エポック「この瞬間自分フィールドのモンスター二体を手札に戻してトラップカード『ダイス・キッス』発動エポ!」
チロリが投げキッスしてるイラストが最高。
エポック「サイコロを一回振りダイスマイトガール・チロリの攻撃力を出た目の数かける100アップ! 二体戻した場合アップ値は更に倍じゃ!」
ユウディアス「六だ!」
マナブ「イカサマなしでここで六を出すとは。だが攻撃力を上げれば勝てるという訳ではないぞ」
エポック「何?」
マナブ「墓地の水族、炎族、雷族モンスター合計三体をデッキに戻し装備魔法『ケミカライズ・トロポスレイピア』をダイスマイトガール・チロリに装備! 装備モンスターの攻撃力は1000ダウンしカードの効果では破壊されない!」
エポック「オイのモンスターに!?」
マナブ「装備魔法にはこういう化学反応もあるんだ。覚えておくんだね」
勝手に装備を増やされて迷惑そうにしてるチロリ可愛い。
マナブ「墓地の炎族モンスター一体をデッキの上に戻しスーパーグラファガス・アーチャーの効果発動! 攻撃力を2500アップ! その後チロリの攻撃力を1500ダウンする! エビデンス・デストラクション!」
エポック「ボケ〜!?」
マナブ「決めるよ。アーチャー! ストライク・アベンジ!」
エポック「3800エポ〜!」
エポックはライフがゼロになって敗北。やっぱりマナブちゃん強いな。
エポック「負けてしまったエポ」
ユウディアス「エポック。素晴らしいラッシュデュエルだったぞ!」
遊飛「箱も脱いだしマナブから学んだイカサマも卒業したんだな」
ダマムー達「イカ〜」「サマ〜」
マナブ「イカサマなど教えてない!」
反論したマナブを見た遊飛がニッと笑ってるからわざと言ったっぽいな。
マナブ「だが負けた事を検証していけば必ず勝利に結びつく。だから一戦一戦経験を積んでいけばいいよ。船長」
エポック「船長?」
マナブ「君の声、ノブレスを聞いて無理して偉い人にならなくていい。誰かに認められようとしなくていい。そう思えたんだ。僕の頭脳、これからは君の為に使うよ」
エポック「マナブ」
これまでは権力志向だったんだ。一般的な上昇志向なのか、蒼月家の次期当主として育ったせいなのか…。
遊飛「やったな!」
ユウディアス「うむ!」
エポック「ふん。その頭脳オイがこき使ってやるからな。はぁ〜! 覚悟するエポー!」
皆「うわー!」
CPT「ハッ、なんじゃそりゃ」
ダマムー達「わーい!」
エポックはノブレスでマナブに向かって叫んだ。ユウディアスと遊飛とニャンデスターは耳を塞いだ。ダマムー達は喜んだ。CPTには効かなかった。
マナブには効果覿面。涙を流して感動する。
マナブ「ああ! エポック船長!」
ニャンデスター「マナブちゃん!」
エポック「エポ〜!」
公式アカウントの解説『エポックの《信・呼吸(ノブレス)》が発動!その響きが、マナブの心に感動をもたらす− −!!』
地球のアルフレッドとルーグは庭に出て星空を見上げて宇宙にいるエポックに思いを馳せる。
アルフレッド「カチッとハマりましたかな、エポック様。歯車だけに。歯車だけに」
ルーグ「なまら面白いんでないかい?」
アルフレッドほんとにダジャレに好反応を返してくれるルーグに出会えてよかったよね。ユウディアスはボケ潰しだからな。
バリベルギャーはエポック達がラッシュデュエルしている間に修理を進めていた。CPTが不満を吐き出す形で報告してくれた。
CPT「あ〜あ、自動修復装置修理完了だってよ。人工重力発生装置再起動かよ。つまんねえの」
そう言いつつちゃんとスイッチを押してくれるCPT可愛いね。皆は重力が元に戻って喜ぶ。
遊飛「おっ!」
ユウディアス「これは…」
遊飛「やったー!」
マナブ「よし!」
ユウディアス「うむ!」
ダマムー達「お菓子だ〜!」
遊飛「俺のだ、俺の!」
エポックは床に落ちたダンボール箱を見つめていつもの言葉を呟く。
エポック「プップクプー」
皆はエポックが隠し持っていたお菓子を持ってマジェグチョン四世がある部屋に移動。カレーパンと一緒に投入して味変に挑戦。
CPT「ちっ! 上手くいきやがった」
ユウディアス「おお…ついに!」
CPT「味変パンも出来たんダヨーン!」
皆「おお〜!」
マジェグチョン四世から出てきたカレーパンとスナック菓子を掛け合わせた食料は別のパンになっていた。見た目はクロワッサン、チョココロネ、あんぱん、メロンパン、食パン、クリームパンなど。
早速皆で食べた。ユウディアスと遊飛はメロンパン、エポックはクリームパン、ニャンデスターはたい焼きみたいな魚型のパン、マナブはフランスパンかコッペパン。
ユウディアス「うお〜!」
マナブ「うまい!」
エポック「おいしい!」
遊飛「味変味変!」
ノイローゼになるほどカレーパン地獄に参っていた皆は涙を流して喜ぶ。マナブとニャンデスターも勢いで一緒に泣いてるけど君らはさっきここに来たばかりだろ!
食事を終えた皆はブリッジへ。船長になったエポックはそれっぽいコートと帽子を着用。可愛い。
マナブ「ふぅ」
遊飛「これで喧嘩しなくて済むな」
ユウディアス「全てエポックのおかげだ」
エポック「エポ!」
マナブ「で? 次はどこへ向かうんだい。船長」
エポック「エポ〜。おっ? ここエポ!」
エポックは画面に表示された惑星に決めた。
遊飛「ん?」
マナブ「そこは…」
ニャンデスター「ニャカヨシ星!?」
やっぱり最初の間はベルギャー星団に向かう道中で寄った星を再訪する展開なんだな。
ユウディアス「行こう! エポック船長がいれば何が起きても大丈夫だ!」
遊飛「ああ、そうだな」
マナブ「異議なし!」
ダマムー達「出発! あはは…!」
皆「うっほほーい!」
おかしくなる時は本当におかしいけど基本的には真面目なツッコミ役のマナブとニャンデスターが加わった。エポックもノブレスを解禁して船長になった。カレーパンの味変の材料も少しは手に入った。旅の環境は多少は改善しそう。



宇宙の無重力を利用してエポックのイカサマダイスロールを封じて正攻法のデュエルをさせる展開も二年目で色々大変だったマナブが後輩デュエリストを導いて背中を押す立場になったのも良い。

エポックも子孫のタイガーに受け継がれるブレス(エポックの代では信・呼吸(ノブレス))の使い手だったのか。ルークのパウリエフェクトは上城家、タイガーのブレスはエポック個人からの遺伝?
エポックがダンボール箱を被った箱入り娘(物理)なのは人見知りだからじゃなくて天から与えられた人を従わせる王者の力であるノブレスの暴発を防ぐ為、抑える為の装備だったんだな。

何やかんやでマグト兄さんと仲良くやってるしエポックを最初に船長と呼ぶしマナブって頼り甲斐がある人に弱いというか好きなんだろうな。蒼月家にいた頃そういう人がいなかった弊害?
マグト戦もそうだけどマナブが実家の呪縛から少しずつ解放されていく描写いいよね。実家に戻るかどうか、家を継ぐかどうかを自由意志で決められるようになるんだろうな。

UTSレポートにマナブが出てきて嬉しい。エポックとニャンデスターも出て。

次回初登場のダークメンのブリュエアは緑髪長髪美形。見た目は素敵。でも初対面のはずのニャンデスターをママ呼ばわりする。ヤバい。さすが遊飛にトイレ我慢デュエルを強いたサビュアスの同胞。ダークメンってこんな奴らしかいないの!?



UTSレポート
ユウディアス「ユウディアス・ベルギャーのUTSレポート!」
マナブ「今回はグラファガスとアシスタント・アーチを化学反応させ爆誕したスーパーグラファガス・アーチャーを報告だ!」
ユウディアス「その効果で自身の攻撃力を5500まで上げられるぞ!」
マナブ「しかも相手モンスターの攻撃力は1500ダウンだ!」
遊飛「まさに一撃必殺って感じだな!」
マナブ「次回『ママはニャンデスター』。ニャニャ!? にゃんですとー!? ゴ、ゴーラッシュ!」



次回のサブタイトル「ママはニャンデスター」

次回のあらすじ
『ベルギャー人復活の手掛かりを求めてニャカヨシ星を訪れたユウディアスたち。遺跡の調査中、どこからか「ママぁー!」という声が…。影から現れニャンデスターをママと呼ぶダークメン、ブリュエア。ママ、じゃないというニャンデスターがデュエルで迎え撃つ!』



■キャラクター紹介
・公式サイト
幼き頃のエポック
CV:上條沙恵子
幼き頃から天より授かった声「信・呼吸(ノブレス)」を持っていた。その声を聞いた幼稚園の先生たちはすっかり魅了(みりょう)されてしまう。恐るべき力を持つ声と、上城ギヤカンパニー当主というプレッシャーに耐えられず、箱に閉じこもってしまった。



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