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そしてその身をどうするんだ



学校に行かなきゃ。


嫌いな日々に戻っちゃう。


格好悪いの。


トィは。


人と深く関わりたくないくせに、


一人は怖いんだょ。。


馬鹿みたぃ。


自分に嘘つきたくないのに


嘘ばっかつくし。


ほんとの事なんて


ュキの事あいしてる事くらいしか


胸はって言えないかもしれない。


だって


怖いょ。。


人に会って


心の深い深いとこまで


話すこと。


本音を向かいあって話す事。


だって、トィは知ってる。


すぐに、裏切られる事。


トィは、知ってるょ。


仲良くなっても、


トィばっかりが必死で・・・


馬鹿みたぃ。。



人と距離を置くことにしたの。


それはきっとたくさんのチャンスを無駄にしてきたと思う。


でも必死に守りたい自分がいたの。


ュキとだけ、一緒にいれたらそれでよかった。


でも学校は別だから


トィはひとりになる。


それがどうしても、怖いの。


だから自分にたくさん嘘をついて


はやく学校で上手に呼吸できるようになりたかった。


笑えないトコで笑って

泣きたいトコで泣けなくて


いろんな自分を、いっぱい傷つけた。


でも、やっぱり息苦しくなるばっかりで。。


不安定になる。


ふらふらするょ。


いつからこうなのかな。


ひとりでも強くなりたいょ。



もう嘘つきになりたくないょ


深いところで、


ュキ以外の人と繋がるなんて


トィにできるのかな。。


もっと遊んで



カラオケの雰囲気吐きそ--。



きらぃかなッきらいやなッ。

こんなに好きなんです しかたないんです



花火大会いッたょ。


めちゃくちゃ綺麗だッた。



ュキと見たからもッと綺麗だッた。


空が賑やかだッた。

夜が華やかだッた。




手を繋いで歩いて、

たまに吹く涼しい風が心地よかッた。


ュキの実家の話を聞いて、

『行きたいな-』

ッてゆッたらいつもみたいに

ふッとわらッて

『結婚したら行けるょ』


ッてゆッた。



あは。



そうA。


『好き』ッてゆうコトバの最上級ッてな-に??



気になるから教えて下さぃ。



飛ぼうとしたって 羽根なんか無いって




真っ暗な場所が好き。



そこで膝を抱えながら


音楽を聴くのが好き。



扉は木でできてて、

でも真っ黒で、

ドアノブは銀色。


なんにもなくてさ、

トィはワンピースを着て

ただ膝を抱えながら音楽を聴くの。



何を聴いても、
満たされない。



まだまだ耳にしてない音楽は無限にある。


全部全部全部全部全部全部
聴きたい。


一生じゃ足りない。


足りないの。


だから、トィは。


夢を見てる。

寝て見る方じゃなくってね、


叶わない、夢の方。



さっきの真っ暗な部屋は、

トィの理想。


そんな部屋に篭って
音楽を聴くの。


叶うはずもないね。


だから夢。



でもそれを真剣に願うの。





それはもう嘘みたいにキレイで驚いたなぁ

秘密だょ。


もぅずっと昔の話。




夏になるとね、思い出すんだょ。




入道雲がめちゃくちゃ綺麗で、

空がちゃんと空色してた日。


トィは友達をなくした。



名前は仮に詩緒ちゃんとしとくね。



詩緒ちゃんとは、保育園の時から仲良し。


いつも一緒で、ケンカなんてしたコトなかったょ。


ふたりはブランコが大好きで、よく乗ってた。

詩緒ちゃんはあやとりが大好きでよく教えてもらってたっけ。
トィはおままごとが大好きでいつも詩緒ちゃんはお姉ちゃん役でトィはいつも妹。

本物のお姉ちゃんならいいのにって、真剣に思ったょ。



ふたりで家出して小学校の裏でおかし食べて疲れて眠ってたら、警察に保護されて

ふたりでいっぱい怒られた時もあったね。


ふたりだから怖くなくて
ふたりでニコニコしてたら
お父さんもお母さんも呆れてた。


詩緒ちゃんが泣いてたら、トィは一生懸命あたまを撫でた。

トィが泣いてたら、詩緒ちゃんは一生懸命あたまを撫でてくれた。



小さい頃、愛情は貰うだけだった。

トィが愛情をあげたのは、詩緒ちゃんが初めてだょ。


ふたりでしか見れないモノをたくさんみた。

詩緒ちゃんが笑うと世界がキラキラなんだょ。



小学校に入った。


トィが通ってたのは小さい小学校だったょ。


おそろいのランドセル背負って
ふたりで一緒に通った。帰った。

学校おわってもね、毎日毎日遊んでた。

初めての夏休みが来て、ふたりで浮かれてたね。
最高に楽しくなるって、そう思ったょ。


でもある日、初めて喧嘩したの。


それが、最後の日。


ケンカの内容は思い出せないょ。


詩緒ちゃんが

『トィなんてきらい』

ってゆったの。


その言葉が悲しくて悲しくて
ショックで、いらっとして

『トィも詩緒ちゃん嫌い』


ってゆった。


初めてバイバイ言わないで別れた


悲しくて、何より、
嫌いってゆったコトに
悲しくなって、詩緒ちゃんの家まで走った。


謝りに行こうとしたの。


そしたら詩緒ちゃんがいた。


横断歩道の向こう側。


詩緒ちゃんが渡ろうとした。

『トィ!!ごめん』

って、ゆった。
確かに聞こえたょ。


信号は、赤信号。


くるまが、来た。

危ないと思った。


駆け寄った時には、詩緒ちゃんは遠くにいた。




地面が、赤かった。

やけに視界が明るくて、

大好きな詩緒ちゃんは、眠ったみたい。


わかんなくて、どうなってるか。


ただただ、ぼーっとした。


お通夜と、お葬式があるって聞かされた。


あのあと運ばれた病院で、詩緒ちゃんは亡くなったそうで、トィは何故か涙は出なかった。


トィが泣きもしないから、回りはひどく、心配したらしい。

葬儀中、詩緒ちゃんの写真を見た。
あれは遺影らしい。


いつもと変わらない笑顔で、世界はキラキラなんだょ。


暫く経って、ブランコに乗った。


公園には詩緒ちゃんがいなくて、
あやとりも出来なくて
おままごとしてもお姉ちゃんが居なくて

そういえば、詩緒ちゃんといる時の、キラキラがないって思ったら、
涙がポトポト落ちてきた。


ふたりで見たいろんなものがもう見れないなんて
詩緒ちゃんに会えないなんてそんなこと

嫌だって、
寂しいって思った。


ケンカしちゃった時に
嫌いだなんてゆって
結局謝れなくって

すごく悔しかった。


夏になるとね、思い出すの。


ふたりで見てきた世界と

ひとりになったあの日。

入道雲がめちゃくちゃキレイで空がちゃんと空色してた。


でも1番思い出すのはね、
世界をキラキラにさせた
詩緒ちゃんの笑顔。


あれから10年経つんだね。


へんなコト書いてごめんね。

気にしないで。

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