心が静かに荒れている。





ここのところそんな自覚が拭えぬまま過ごしていました。

そんな時ふと見やれば新たな相棒のカブがある。








よっしゃ。




コイツで少し出掛けてみようかと思い先日一泊のツーリングを敢行しました。











さて。







とわゆーても22年振りのバイクやし、さほど距離を稼ぐような旅でわなく県内を慌てずのんびりと訪ねて周ることをメインで計画。








先ずは23年前の今頃に突然逝った後輩の墓参りからスタートしてとある田舎を目指す。

途中に出会す名も無き神社を幾つも立ち寄って参拝しながらの亀の子移動。








しかしまぁ何だね。








カブっつーのは、どんな田舎でもすんなり溶け込んで馴染んでしまう。



これが派手めなハーレーみたいなビッグバイクだと地元の人から得体の知れない余所者が来た!!みたいな目線を送られるような気がするがカブだとそんな気配は感じることは無い。








つか馴染み過ぎて気付かれない(笑)。








地域や年齢を問わず走り回っているカブは全ての人々の脳内景色にさも当たり前のように映っているのだろう、きっと。











髪も伸びて鬱陶しくなっていたので見知らぬ床屋にフラリと入った。


およそ地元の常連客しか来ないような店に見知らぬ男が来店してもフレンドリーに迎えてくれた。





(またこの店の主人が話好きでまた長いんだ笑)








まぁ書出せば細やかながらも色んな思い出を作ることが出来て実に有効な、幸せな時間を堪能して帰って来た。









荒れていた心は少しは癒えただろうか。









ところが旅と言うものは薄情な一面も覗かせる。








必ずオレに何らかの宿題を出して去ってゆくのだ。