2014-5-14 01:24
前回更新からどんだけ間が空いたの、って言うぐらい久々の駄作更新です。
もう少し落ち着いたらその1から見直してちょっと書き直そうかなって思ってます。
ではいつものように追記からどうぞ。
←その12
その14(未更新)
その1から読む
音もなく近づいてきた“鬼”は着々と3人の射程距離内に入って来ていた。
いつもは冷静な冬樹が焦って、手に持っていた“爆弾もどき”を とっさに“鬼”目がけて投げ付けた。
「バカ、投げ方が甘いッ!」
連が舌打ちをして入れ替わるように冬樹を自分の後ろへ突き飛ばした。投げ方が甘いと断言された“爆弾もどき”は案の定、階段の途中に落下し、連はその爆発をまともに食らった。
「連!?」
「先輩無事ですか!?」
ゲホッ、と咳き込む音がし、無事が確認される。連は顔を覆っていた腕を下ろすと、階段の上を睨みやった。“鬼”の姿はない。
「…冬樹ィ、お前投げ方も狙いも甘いんだよー…」
“鬼”の不在を確認して息を吐いた連は、自身の血を拭いながらそう言った。
「悪い…柄にもなく焦っちまった…大丈夫か?」
連の両腕からはかなりの血が流れており、Yシャツは血で汚れてしまっている。
「痛いか痛くないかで言ったらすごく痛い。…でも傷自体は浅そうだからそのうち血も止まるだろ」
Yシャツの乾いた部分で顔や手の残りの血を拭うと、連は立ち上がった。
「“鬼”も今の事故で多少なりともこの“爆弾もどき”には肝を冷やしただろうよ。この隙に教室で道具探しするぞ」
率先してそばの教室に向かう連を、冬樹と皐月が追う。
たった今の事故を経て、何やら連の様子が変わったような気がした。
「先輩、さっきまでとは雰囲気変わりましたね…」
少し重くなった空気に耐えられず、思わず皐月がそう言うと、連はちらっと振り向き「まあね」と答えた。
「さすがにちょっと本気出すわ。逃げ切る前に俺以上の被害をこっち側に出すわけにもいかないからな」
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お粗末さまでした。
だいぶ時間あいたのにこれだけかよ!?と思われるかもしれませんが、ここまでです。
次はもうちょっと早めに更新したい…