妹の御迎えで電車で向かう
寝る準備は完璧
藥も飲んで後は睡魔が襲ってくるのを待つだけだったのに
外へ出るのは久々
夜の電車は昼間と違う顔に視えた
ひゅんひゅん抜けていく光の筋
正直戸惑う
寝巻きから慌てて着替えたチグハグな洋服
思考低飛行中慌てて飛び乗った電車
何かを間違えた樣にそんな小さな不安と同席
服装も顔も何もかもチグハグな僕
焦点すら曖昧
だけどこう謂うのも善いかもしれない
もうすぐ終点
目的地はもうすぐだ
手首は隠れてる
チグハグなのは赦して
だから余り視ないでよ
何時もより人が少なくて響き渡るサイレン
こう謂うのもたまには善いよね
さぁ可愛い子供の御迎えだ