高機能発達障害者生活向上総合案件

一つの記事をあまり長くすると管理人吐きそうになるから分けた、何で５００字で切るんだよ、はこっちの勝手だ、だってワタシのブログだもん。
さてと、ワタシが勝手に付けたワタシ達の呼び名をば。
題して『俺式道家元様』！なに不謹慎とな？いやこれにはワタシなりの理由がある。自閉症を含む発達障害とは、取りも直さず自己完結の独特な様式を開発し、保持する特性だとワタシは思う。そもそも彼ら（ワタシも含む）が持って生まれた様々な偏りは、そのままでは周囲との軋轢云々より先に自分の身に危険が生じる。自分の持つ偏りで自らを滅ぼすのはいかにもまずい、誰しも防衛本能はあるからね。そうでなくとも自分自身の中に閉じ込められるのはきついでしょ、ワタシ達だって同じだ。
普通は、というより定型さんは他のサンプルが山ほどあるからそこから学習できるだろうが、ワタシ達は数の上で圧倒的に少ない、運よく身近に同類がいたところで参照できるかどうかかなり怪しい、そもそも相手が同類かどうかわからないし。実際、ワタシは兄だか弟だかわからん謎のポジションに自閉症（狭い意味でも）の人がいたにも関わらず、彼の様式はワタシに全く合わなかった…かつ彼にとってもワタシはモデルにならなかった…。
だからこそ思うのだ、この方向性を持つ障害者は『俺式道家元様』と呼ぶのがピッタリなのだと。
それに何となく素敵じゃない、ネガティブな語感もないし。アホ過ぎ＆勝手過ぎで万人受け要素皆無だが。

そもそも発達障害って、どこからを指すのだろう？
字面通りに解釈すれば、発達に障害があるという事らしい。ということは、体の機能に何らかの異常があるのも含むだろうに。しかし、ワタシ達のようなケースに限って何故こう呼ばれるか？これはいわゆる定型発達の人、めんどくさいので以下定型さんのラベリング好きが絡んでいるのでは？と書いてみる。
定型さんから見ると自分達と似た姿と異なる生態を持つ種族はヘンテコに思えるようだ。彼らを一括りにヘンテコさん、で済ませるならまだしも、定型さんってラベリングとかグループ分け好きでしょ、ヘンテコさんを自分達の好き〜なようにグループ分けしだした。いろいろグループ分けしていって、どうやっても分類不能な一群が残った、それがワタシ達らしい。じゃワタシゃ残り物かい（怒）と思ったら定型さんの思う壷だ。逆に向こうさんをなるほど、と唸らせるようなネーミングを付けたら楽しいし、あわよくば定型さんの中にもそれをおもしろがる人が出て来るかも。
くれぐれも、向こうさんの評価（ほとんどはネガティブな）に対してまともに怒らないで。ワタシ達は彼らにはなれないのだから。

高機能発達障害に関する記事や書物を見てワタシがいつも思うのは、当事者が自力で実行可能な事についての記述が少な過ぎる事だ。たしかに啓蒙活動や支援は重要だしワタシにとっても必要だ。しかし、世の中がワタシ達に常識に合わせろというキャンペーンを展開しているのと同じ手法を取ってワタシ達を理解しろというのは不毛だし、第一数の上でも能力の上でも圧倒的に不利だ。例え世の中の流れが障害者の理解と支援に傾いたとしても、ワタシ達の社会的地位の向上にはならないのは明らかだ。
ワタシ達がより良く生きるために最初に必要な事は、自力でここまで頑張っている、という姿を世の中に示す事、その上で何をどうしてもできない事がある事実、それを伝えるのがベストかと思うのだ。
しかし悲しいかな、見た目では解って貰えないのが発達障害だ、伝えるためにはそれなりのテクニックが必要。一人ではいつか限界が来る。プロの支援を得るのが早いが、彼らにだって時間的制約がある、情報量にも限りがある。その点を補完する目的で、ワタシはこのブログを立ち上げた。ワタシの拙い意見でも、参考にしていただければ、とても嬉しい。
まずはご挨拶まで。
管理人：ガラミより