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エボルヴプラン5 in 女神はほほ笑む

烈月は、一抹の不安を未だに抱えている…しかしながら、ここ最近の行動に肩肘が張りっぱなしにしてたことで疲労が溜まりに溜まって、挙げ句にはランの暴走を止めることが追い討ちとなり心身共にとても疲れていた…。

願わくば、楽をして不安を振り払いたいほどだった…。

ランに手を引かれエスアリアに着艦すると機械による機体の緊急メンテナンスが始まり、機体から半ば逃げ出すように抜け出すとランに案内されるがままに部屋を割り当てられ…そのままベッドにうつぶせになるとまどろみが急に押し寄せてきたかと思った途端、ぷつりと意識が途切れた…。

寝返りをうって、あまりにも背中が寝苦しいと思い、違和感のあるその背中に腕を回すとひんやりとした鉄の感触が手に伝わりハッとする…。
大きな斬馬刀を背負ったままベッドの上で泥のように寝ていたことに今更気づく…。

烈月『あ〜やっちまった…寝苦しい訳だ。』

一人でぼやくとムクリと巨体を起こし斬馬刀を外し壁に掛けて部屋中を例によってゾンビのようにうろうろしてみる…。

殺伐とした部屋は何も無くテレビらしいモニターと怪しげな小さなドアと壁側に大きなドアがくっついている、烈月は、迷わずしゃがんで小さなドアをパカッと開く…。
ひんやりとした空気が頬をなでると直ぐに理解する…【ただの冷蔵庫だ…。】
中を調べると、ミネラルウォーターが二、三本入ってるのでそこから一本、失敬して封を開けて口に液体を流しこむ…。

烈月『ただの水…だな…。』

少しばかり味に期待したが、ただの水は、やはりただの水…しかし、その水で体の渇きを十分に潤したあとボトルを片手に持ちながらおもむろに立ち上がり大きなドアに近づくとそこは、廊下で…部屋から顔だけのぞかせてあたりを伺うが特に人気も無く、静まり返っている…。
外から見れば全長200メートル級の重巡洋艦と大差ないのに人、一人居ないのは不思議だ…。
烈月は、廊下をぶらぶらと歩いて人にすれ違わないかを期待しながら艦内を歩く…。

大分歩いたが現在地が分からなくなる軍艦アルアルによっていよいよさまよいだした烈月は、分かりやすい場所を目標にガイド標識に頼った…。

烈月『あ〜こりゃ完全に迷っちまったな…ガイド、ガイド、ガ…イド。』

辺りを見回してガイドを探すと目に入ったのは床に描かれた白く光る矢印だ…烈月は何の気なしにそれに従った歩く…。
また、ゾンビのようにうろうろとさ迷うように歩く…。
ようやく…廊下の突き当たりに出たので再び標識を見る…。

【←左舷居住区及び中央廊下:昇降EV:右舷居住区及び食堂→】

標識を見て烈月は、真っ先に向かいたかった所へ迷わず向かう…左舷だ…。
それも居住区ではなく、このエスアリアと言う重巡洋艦のブレーンである艦橋だそこで全てが分かる、さらに烈月は、自前の軍艦を持っていた頃の経験から、日本軍のエレベーターは、決まって中心、つまりは艦橋につながっている事も理解していた…。
気分を取り直してずんずんと進む…。
しばらくずんずん進むと、右手にエレベーターを見つけてボタンを押す…。

人気の無さは、不気味過ぎだ…エレベーターを待つ間、誰一人とすれ違わない…烈月は、今までの自分の軍艦とは違う艦内ながら懐かしささえ感じた…。

艦橋に着くと複数の座席に艦長の席が真ん中に鎮座し、いかにも軍艦である様相を呈す…。
人を探すように辺りを歩きまわると、突然だった…。

『烈月、目が覚めた…?』

声がする方向に、顔を向けると、座席にはナツが座っており、なにやら調整をしているようだ。

烈月『おぉ…寝覚めは悪かったが…この通りだ…。』

ナツは、チラッと烈月の顔を見ると再びコンソールに、目を向ける…。
電子戦のスペシャリストのナツの表情を烈月は伺おうと近寄ると…ナツは、口を開いた…。

ナツ『モニターを見た通り…今、攻撃されている…ハッキング…。』

烈月『マズいな…防衛率はどれくらいだ?』

ナツ『95…残りの5パーセントから、侵蝕しようとしてる…侵蝕されたらウイルスを注入される…そうしたらこの艦は使えなくなる…。』

ナツが言っていることは、逆に考えたら95パーセントは防衛しているが、それ以外に手がまわって居ないと言っている…烈月は、すぐにそう至ると空いてる席に座った。
烈月『こっちで攻勢に出る、保たせろ!』

ナツ『了解、任された…。』

烈月はコンソールの画面を見てプログラムの図式と侵蝕するプログラムの図式を見て、プログラムを再書き直しを瞬時に加えて侵蝕しようとする図式を追う…どこからハッキングをしているのか、逆探知を加える…烈月でさえ、電子戦お手の物だ。

烈月『発信源さえ分かりゃこっちのもんだ。』

烈月が来てからは、ハッキングの応酬はあっさり片がつく…。
烈月らしく武闘派らしいやり方をする…。
侵蝕を抑えてハッキング源を断定し、そのまま、電子では無く物理的に破壊し爆音が艦橋にまで聞こえてきた…。

そう、艦の操作盤を直ぐに理解し発信源であった近くの倉庫に数発ばかりミサイルを放り込んだ訳だ、まさかハッカーは物理的に攻撃される事は思ってもいなかっただろう、基本的には、巴の意向で電子戦は電子戦で片付けるのだが烈月は電子戦には、根源を壊す方が早いと思っているのだがナツには正直…どっちにしろ解決するならと思っていた…。

烈月『ふい〜片づいた片づいた…。』

ナツ『いつもらしい…荒っぽいけど、結果はオーライ…ありがと…。』

ナツのその言葉に烈月は、引っかかる…。
違和感がなさすぎた…。
一瞬、烈月の心の奥底に押し留めた一抹の不安が…解消されたように思える…。

烈月『ナツ…どこまで知っている?』

烈月は不安をぬぐい去ろうとたたみかけてナツに質問を口にすると、少し黙っていたナツは、鼻で笑って口を開いた…。

奈都『全部…知ってる…初めから…ね。』

全てを知ってる…そう語る奈都はユウキの死んだ日も、巴達が記憶を失った事も、烈月と如月が現れた事も、何から何までを知ってると言って風合いだ…。
烈月は、自分の不安が取り越し苦労だった事に胸をなで下ろした。

烈月『何だ…全部…知ってたのかよ…。』

奈都『ええ…全部…知ってた…でもあなたが現れたせいで計画が御破算よ。』

奈都は片手に持ったコーヒーをちびりちびりと飲みながら、御破算になった計画は、烈月が現れた時に全ておじゃんになったことを少し笑いながら話しを進めた…。

奈都『本来あなたが現れる前に実行される予定だったけど…エボルヴプランはあなたのせいで大きく変わった…。』

烈月『エボルヴプラン?なんだそりゃ?』

奈都『巴や姉さん達の記憶を戻す計画…。』

エボルヴプランを語る奈都の概要はこうだ…時間を掛けて巴達の記憶を司るプログラムにアクセスし、寸断された記憶をつなぎ合わせて元に戻す、いわゆるスマートなやり方だ、だが烈月がムチャクチャやるものだから奈都の考えたプランは、全てめちゃくちゃで、立ち消え状態になった…。
それでも、結果は、荒っぽく曲がりなりにも奈都の思い描いていた終着点にたどり着いた訳だから少々、怒りながらも奈都は烈月に感謝した…もちろん協力をしていた如月にもだ…。
結局、全員が元に戻ったことにホッとする烈月は、奈都の顔を見て少し笑いながら艦橋を後をする…。
とぼとぼと歩いて行くと、奈都が後ろに音もなくついて歩いて居たのに烈月はびっくりした。
奈都『どこに行く?』

烈月『いや…外に出て…風に当たりてぇんだ…。』

奈都『そう…この艦はアデリアと違って迷いやすいから…コッチよ。』

奈都は、烈月の前を歩き、頭を傾げて方向を示すと烈月を案内する…。

自分がどれくらい寝ていたかを聞くと奈都はたいそうな時間寝ていた事を話す…。
どうやら、自分は相当疲れていたみたいだ…意識はしていなくとも体は正直だった…。
大分…歩いて見たが、奈都がハッチに手をかけてグイッと力いっぱいに引くと、若干の気圧差か…風が入り込んで髪がざわめくと、夕日が目に入り眩しく手をかざす…。

烈月『眩しっ…夕日か…。』

烈月の口から…眩しさがこぼれると…視界には巴と流奈がなにやら話しているのが見えた…。

烈月『アイツ等なに話してんだか?』

奈都『さあ?今晩の晩ご飯じゃ無い?』

いつになく奈都は上機嫌なのか…あまり口にしない冗談めいた言葉を口にして巴達の所に歩いて行く…。
巴は、向かってくる二人に気が付くと二人に手を振って呼んで居るのが遠巻きに分かると…烈月は、少し早歩きで近寄って言った。
巴『おはようさん、烈月、ふかふかの軍用ベッドは良く眠れたかい?』

開口一番に巴はふかふかでもない固いベッドを皮肉混じりに笑いながら話すと腕を組んで堅い表情をしだす…。

烈月『あぁ…おかげさんで軍用ベッドでぐったりだ!…で?』

で…と再び不機嫌そうに話の内容を聞き出すと巴と流奈は、今後の事を議論していた、少なくとも活動の障害になるのは、やはり黒い忍者の存在…それが邪魔になって居ると言うことだった…。
烈月はやはりそうくるとわかってはいた…流奈は、障害は排除すべきだとも考えて居る、故に同門のよしみと言うのが流奈には通用しない、彼女ならば彼女単騎で圧倒的な火力や攻撃力で粉砕する、つまりは障害になる物は徹底的に跡形も無く禍根を払いたいのだ…どちらかと言えば武闘派中の武闘派の考えだ。
対して巴は、ある程度の障害なら無視ができ簡単な対症療法で処理すべきと考えて居るので、どちらかと言えば今の烈月の考えに近寄ってはいた…。
しかしながら、それは時間稼ぎにしかならない…もどかしさもつきまとう…結局は、堂々めぐりな状況にある…。
二人の議論に付き合ってはいたが、段々疲れて来た烈月は、フェンスに背中を預けて聞き続けて…。
無論、奈都も決定打は無く聞いて居るだけでノートパソコンを操作して与えられた任務を確認する始末…で云々やっているのは二人だけだった…。

しばらく、二人が云々やってはいた所で烈月の動物的勘が鋭く反応する…。
気配が大分近くにある…その気配は、殺気のようでありその方向に向かって戦闘体勢を取ると巴達もそれに合わせ戦闘体勢に移行した…。

烈月『オイ!そこに居るのはわかってんだ…出てこい!』

烈月は、その方向に向かって吠えると茂みからゆっくりと忍者が姿を現した…。

烈月『やっぱり、てめぇか…会いたかったぜ…。』

烈月は、口元が緩み歓喜した声を挙げるとその場に居る全員に手出し無用の合図を送って後ろに引かせる…。

烈月『てめぇはどこまで知っている答えな!』

烈月は忍者に向かって問いを向けるが元々期待はしていない…答えるはずが無いのは百も承知だ…。

烈月『だろうな…黙秘…何だよな。』

烈月『所詮は、ただのいぬっころだ…。』

言葉を二、三悲しみを込めて放つと忍者に向かって距離を詰めて鋭く拳を突き出すが空を切る…忍者は、距離を置くと腰に差した刀を抜き出して殺す気満々で襲い掛かってくる…。

烈月『やる気満々!良いね良いね!上等!』

歓喜を口に出した烈月は振り下ろして来る、刀身を手でいなして顎に一撃、手鎚を打ち込み忍者はふらりとすると、ソバットを堅いヘルメットに浴びせる…。
当たりの手応えを確認すると、近くにヘルメットの落ちるガラリとした音を耳にして体勢を直すと軽くステップを踏んだ。

烈月『その趣味の悪りぃメットは頂きだ…次は、その顔を隠す面頬だ…。』

余裕を十分に生かして武刃流の武術を引き出した烈月は、素手で刀に勝つ自信を見せた…。
全員が勝てると思った…。

忍者は、焦りを見せずまるでロボットのように攻撃を再び繰り出して来るも烈月は、ひらひらと蝶のように舞い、よけると顔面にキツい拳の正拳突きを放ち当たった所で面頬を引き剥がして距離を離すように忍者の腹に足刀をうずめてやった…。

烈月『ほらほら、てめぇは、武刃流の門下生より弱いんだ…軍人みたいに次の一手考えてみろや!』

投げ捨てた面頬が金属の音がするが烈月の拳は加減しなくとも丈夫だ…その、捨てた面頬がひしゃげていた…。

烈月は、忍者と格闘を交わしつつを喉元をつかんで、巴達の居る方向へ投げると受け身をとれなかった忍者は、そのままドサリと倒れ込む…。

ゆっくりと起きあがる忍者の顔を見て巴達は、驚いた。

巴『そんなっ!嘘でしょうユウキっ!?』

流奈『馬鹿なっ…死んだはずじゃ…。』

奈都『ユウキ…。』

口々に驚きを隠せ無い、数年前に死んだはずのユウキが生きてそこに居るため烈月以外は、驚いた。

烈月は、ユウキの顔を数日前に見ていた…最初は、混乱を極めた状態だったがある時期に新しい解釈に基づいて理解をし平静を保つことを覚えたので今なら全く驚く事もしない。
烈月は、ゆっくり近づいて行くとようやく起き上がったユウキの首根っこをつかみ上げ再び、ユウキを投げる、今度は、近くにあったパレットに体を叩きつけ激しい音と共に砕けたり倒れたりしユウキの姿は、その礫に埋もれ、足だけを見せてピクリとも動かなかった、烈月は、それを見て一つ、ため息をついたあとゆっくりと口を開く。

烈月『サイボーグかアンドロイドか知らねえが…そういうこった…。』

巴『烈月、知ってたのかい…ユウキだって…。』

烈月『あぁ…知ったのは数日前に交戦した時だがな…。』

烈月は、少し自慢気に話すと巴が表情を強ばらせ一歩を踏み出した瞬間、その隣に居た流奈がツカツカと烈月に近づいていく…。

【ぱしーんッ!】

流奈と烈月、二人の距離がなくなった所で突然、その乾いた音が響き流奈を除いて誰もが目を丸くした、烈月の左頬は赤く手形がついており流奈は、強ばらせた表情のまま真っ直ぐ烈月を見ていた…。

突然の事で烈月はきょとんとしているので流奈は、すかさず口を開いた。

流奈『馬鹿者!!ヤツがユウキだって言うことは前もって言え!!前もって…言って…居れば…言ってれば…。』

口ごもる流奈は、途中から先ほどまで強ばらせていた表情が崩れだししだいには流奈は嗚咽をしだした…。

しばらく…嗚咽をしていた流奈は、深く呼吸をし整えるとユウキの方へ踵を返すと涙ぐんだ顔でキッと眼差しをさし目尻の涙を親指で払い指をさした。

流奈『ユウキ、起きてるのでしょう…立ちなさい…。』

流奈の一言でようやく起き上がったユウキは、パレットの破片を払うと流奈はゆっくりと近づいて行く、しかしながら今のユウキにどう接して良いのかが分からない…。
黙ったまま近づいて行くだけで心臓の鼓動が高鳴るのが分かる…。
気味の悪い鼓動を殺しながら近づいて行く、ユウキは反撃をする様子は見られないが次になにがおこるか分からない…。
昔のユウキなら分かりやすいが今のユウキは全く分からないことが流奈には怖かった…。

ユウキとの距離は近づいてもう無い状態だ…。

すると…いきなり…。

流奈はユウキをギュッと抱きしめた。

痛いくらいにギュッと抱きしめた。

昔に奈都にされた感覚を頼りに流奈はユウキを抱きしめそっと優しい声をかける。

流奈『あなたは…あなたには…ちゃんと帰る場所が有るのですから…戻って来て良いのですわ…。』

ユウキは、忘れない、忘れもしない優しい声に呆然とする…不思議と肩に力が入らず…心の奥底から温かい気持ちがこみ上げてくる、優しい流奈のぬくもりを感じるとユウキにも涙があふれて来る。

ユウキ『許して…ほしい…許して欲しかった…だから…だからごめんなさい…ごめんなさい…。』

ようやく口にしたユウキの言葉は、謝罪だった…。

いろいろな意味を持った深い謝罪だった…。
母のようで姉のような存在に抱かれて自分の人間らしさに立ち返るとユウキは、涙を流した…。流奈『帰って来なさい…ユウキ…まだ間に合いますわ…。』

流奈は、そう声をかけると、ユウキはうんと頷くだけで静かに嗚咽をする…。
ユウキは確かに過去の戦争で心は強くなったがそれでもどこかナイーヴな面があり涙もろい一面を見せてしまった。
しばらくは流奈にしがみついて泣いていたユウキだが、途端に静かになる…。

流奈『ユウキ?』

流奈はユウキの顔を覗こうとかがんだ瞬間だった…。
ユウキに肩をグイッと強く押されて後ずさりをするとユウキは、頭を抱えてもがき苦しみだした…。

ユウキ『がぁぁあっ!!頭がっ頭がぁぁっ!わっ…割れ…るっ!』

激痛にうち回るように頭を抱えるユウキはまるでスイッチが入ったように乱れ狂い転げ回っている所にすかさず流奈が先ほど抱きしめた以上の力でユウキを押さえ込む…。

流奈『烈月!ぼさっとするなっ!担架だ!担架を用意しろっ!』

流奈の怒声に慌てて烈月は担架を持ってくると暴れるユウキをがっしりとつかんで担架に乗せ自分のメディカルポーチから痛み止めを兼ねる鎮静剤の入った注射器を取り出して無理やりにユウキの首筋に突き刺し、その透明な薬剤を流し込んだ。

効果は、すぐに現れるとユウキはおとなしくなり目が虚ろとしている。

烈月『ユウキ、てめぇがオレを助けた借りを返す、今度はオレが助けっからな!』

ユウキの虚ろとしている眼差しに答えるかのように烈月は声量を強くしユウキの肩を握ったあと深い眠りについたユウキを見て、流奈に運ぶように指示をする…。
担架に乗せたユウキは、流奈と奈都に付き添いを受けてエスアリアの医務室に運び込まれるのだった…。

エボルブプラン 5 END

エボルヴプラン 4 in女神はほほ笑む

三日間の眠りから覚めたランが真っ先に見た物は無機質な病院の天井だった…。

もちろん、何が有ってここに居るのかも全く分からない状態なので薄れた三日前の記憶を懸命にさかのぼると薄れた断片を脳裏に思い出した直後、何者かに切られてバックリ空いた腹の傷が痛み出した…。

そうだ…三日前に巴が軍部高官と陸軍記念館での会合をするために記念館の周囲で警戒に当たっていた所、何者かに鋭利な刃物でバッサリと腹を切られた…。
切られたあと、視界はぼやけ白黒の世界に変わり、しびれた感覚と強烈な寒気、眠気に襲われ、朦朧とする中、ねっとりする赤黒い液体が手にべったりとついたためその液体が吹き出る、出どころを理解すると、ふらふらとしてつれそうな足取りで数歩ほど、歩き手近にあった何かに背中を預けて腰をかけた所までは鮮明に思い出した…。

その後が良く分からない…応急措置をした所も思い出せず腰をかけた所でぷっつりと記憶のレコードが止まった状態だった…。

それでもランは、記憶の奥底を必死に思い出そうとして頭の中をぐるぐるとフル回転させたが途中で疲れたので思い出すのを止めた。
誰かが助けてここに運んだと勝手に結論づけて自分一人で納得するとランは再び勝手に助けたその誰かに感謝した…。

『ラン公、入んぞ…。』

ちょうど誰かのためににやにやしていた所で不躾な邪魔が入ったため隠しきれないにやにや顔を毛布で隠すと声の主に目を配る…。
見知らぬコート姿の巨人がのしのしと自分の病室入って来ると近くでドカッと椅子に座って足を組んだ。

ラン『誰!?変態!?変人ッ!?』


烈月『おいおい!助けた恩人を変態呼ばわりか!冗談キツいぜ!』

ラン『助けた?あたしを?』

ランは恩人の姿を目の前で見て驚いた顔を見せると烈月はため息をついた…。
その顔を見たランはすぐに謝罪して否を詫びると再びニコニコとした烈月の知る表情を見せると烈月は、ランが何故病院に居るかを補足がてらにかいつまんで話すと烈月はあえて斬り伏せた人物の正体を伏せたまま話を続けた…。
ひと通りを話終えると、烈月は口が渇いたため部屋をでる。

これからの事をまた考えねばならない、病院側は何時までもランを病室に置きたがらない、かつ軍人を良く思って居ない連中の大多数がこの病院に巣くっていることも烈月は、すれ違う看護士達の目線や態度から伺えた、どうやら時間が過ぎて、ラン自身が軍人である事がすでに出回って居るようだ烈月は胸くそ悪い気持ちになった…そんな連中の中に入る何てことは虫ずが走るくらいだ…願わくばこちらからさっさと撤退することも考えていた…。
水を買う売店の人間も、すれ違う看護士や医師も、はたまた、ここに通院する患者にも嫌気がさす、昔の自分だったら…とうに血祭りに上げて病院を血の海に変える事さえしてしまいかねないそこまで考えて自分ですらゾッとしながらランの病室にゆっくりと戻って行った…。

いつからだろうか…意識せずともランの脳裏に見えの無い少年の顔が焼き付いて離れない…窓際の空を眺めても烈月が良く晴た日だとは言っていたが空は紺碧の中ではなく夕暮れ時の朱に見えてその少年が泣いているのが視界にノイズのように映し出されだんだん強くなり砂嵐のようなザラザラした音が聞こえてくると、その中に少年の一言がかすかに聞こえてくる「助けて…」と弱々しい声で救いを求めて来る、ランはその救いの声に戸惑いと合わせて頭痛が激しくなる加えて自分が何者なのかすら分からなくなる…。

これが病院に入る前から続いていた…。

しかしながら、今回の現象は体が弱って居るせいか一段と酷く激しい頭痛がランを襲いかかった…それがランを混乱とパニックに陥れた…。

頭を抱えて自問自答を繰り返す…。
「私は誰!?私はラン???…RA兵器、三番機、月産社試作機!?冬寺ラン!?それは誰!?」

「私は少年!?頭に映る?!?少年…???…でも彼は…助けを求めて!?!?なら私は誰!?私は冬寺ラン!?月産社試作機、RAナンバー03?そうだ…私はラン…月産社試作RA…」
それを繰り返すうちに烈月が部屋に入って来ると持っていたペットボトルを落としランの細い両肩をつかみ声を強くし問いかける。

烈月『ラン!!しっかりしろ!!オイ!!』

ラン『私はラン??なの…。』

酷く混乱し視界の半分が真っ黒になり先ほど覚えた烈月の顔すら夕日の光と真っ黒な世界の影に遮られ忘れてしまう…。
しかし、烈月が言った【ラン】と言う名前に自分が兵器である事に確信を覚えると烈月の腕を振りほどいてベッドから降りて腕に伝う管を引き抜き烈月を体の奥底からこみ上げる力をいっぱいにして突き放すと…冷たい言葉を烈月に放つ。

ラン『ねえ…いつもいる少年は誰?』

烈月『あ!?少年?【ユウキ】か!?』

ラン『そう【ユウキ】なのね…』

そう言うと病室を抜け出そうとする、烈月はそれに引かずランをベッドに押し戻そうとするとさらにランは混乱を極め良く分からない事を言い出した。

ラン『私は!少年を…ッユウキを助けに行かないといけないのッ!離して!』

烈月『バカッ、てめぇ、動くんじゃねえよ!』

ラン『離して!どいて!どっかいって!』

しばらくもみ合っても堂々巡りになる騒ぎはできるだけここで収めたいと烈月は押し込む!
しかし、華奢な少女とは似つかわない凄まじい力で巨体の烈月を押し込もうとする!
たまりかねた烈月は、真実を口にするとランは少し静かになる。

烈月『ユウキは、オレが殺した!オレが見殺しにして、もういないんだ!死んだんだ!』

怒声混じりに烈月が放った言葉はランをスイッチが切れたように静かになり落ち着いたと烈月はそう思い安堵したがそれは一時的な物で事態は急転、烈月の言葉は火にあぶらを注いだ結果となりランは一層、錯乱し半ば狂乱を極め狂態の体をなした…。

ラン『ウソ…ウソウソウソ嘘!ッ!嘘だッ!少年は、まだ助けを呼んでいるの!私が助けに行かなきゃいけないの!!あんたは、どけッ!』

目に涙滴を流しながら殺意の眼差しが向けられ視線は烈月にグサリと刺さり体が動かない、同時に轟音が病室、いや病院全体を揺らすと烈月は、声を出せなくなった…。

窓の下からゆっくりと上昇するRAナンバー03の顔が姿を現しそれでも上昇を続け胸部装甲が窓の空を隠すと、窓は外からの圧力に耐えきれなくなりたわんではじける…。

けたたましい破砕音が耳をつんざくと同時にブースターの熱風と轟音が部屋に入り込みランが何を口にしているか分からない状態になる、烈月はランが何言っているのかを唇の動きで読み取ると驚いた。

「タスケニイカナイト…。」

確かに彼女はそう言っているのが烈月は唇で読み取るとばたついたカーテンを手につかみ窓から飛び出して機体に吸い込まれるランを捕まえようとしたが入り込んでくる熱風と強烈な風圧で出遅れた…。
吸い込まれたランは、機体と一体化したようで、高い瞬発力でその病院をあっさりはなれ烈月の視界には豆粒ほどの大きさにしか機体を見ることが出来なかった…。

烈月『糞がッ!!』

悔しい顔を見せベッドの端を蹴ると圧力で歪んだ病室のドアを蹴破って屋上を目指した。
屋上に走っている間に偶然スイッチを切り忘れた携帯電話で巴に連絡をすると何事もなさそうに巴が電話に出る。

烈月『ランがトチ狂って病院をぶっ飛んで逃げ出した!追跡出来るか!?』

烈月の険しい言葉に最初は黙っていた巴は、深いため息をついたあとに言葉を切り出した。
巴『悪いけど今はそれができる状況じゃない五分は欲しいねぇ。』
巴は、それでも五分は欲しいと言っていることは期待はして良い事を烈月は理解していた、とりあえずはと了承すると電話を切ると屋上のドアを蹴破って、屋上にたどり着いた烈月は、屋上に自分の機体を呼んで居た無骨な体は空力に任せた翼を幾重にも持ちその一部が斬馬刀に変化する赤紫の機体が光に反射して光を纏っていた…。

烈月『追うしかないのは…百も承知なんだよ…。』

体を機体に溶け込ませて一体化すると自分の体のように動かす用意をする…RAの特徴でもある機体が自分の体のように動き従来のAG以上の挙動を可能にさせるのがそれである…。

烈月『各神経節コネクト…ブースター異常なし、カメラリンクスタート、痛覚コネクト率25%…よし…追いかけるぞ!』

烈月は、飛び立つとランの飛び去った方向へ進んでランを追いかけた…。

しかしながら、月産社の加速の強いあの機体とは大分差が開いている、烈月がいくら追いかけた所でスピードに差が有るのは十分理解していたようで機体を変形させ巡航モードに切り替えてスピードを上げ追い上げようとした。

機体はみるみるうちに変形し一つの戦闘機に変わると先ほどと打って変わり爆発的なスピードでランをぐんぐん追い上げる…。

先ほどは見えなかったランの機影が豆粒ほどに見え時折、反射によってキラッと光るのが分かる、見えている距離にまで近づけたようだ、しかしながらまだ距離は離れている…いかに加速で勝る月産社の機体と言えど変形した烈月には及ばないのはわかって居た事だ…。

高速で追う烈月と追われるランは激しいカーチェイスの様相を呈し始めると先手を打ったのはランだった…。

ラン『ついて来るなぁっ!』

機体を反転させ、追う烈月に向かって腰から取り出したリボルバーで数発撃ち込んでくる…烈月は、機体を左に滑らせ射線をずらすと突き進み再び瞬時に機体を変形させる…。
それでもランは拳銃を撃つのを止めない…烈月は、多少の被弾は覚悟でランを地面に押し出そうとした左肩の装甲が弾丸を弾き衝突した音が気味の悪い音を立てる、顔のガードが衝撃でひしゃげその衝撃で頭ごと反対方向に弾かれそうになりながらも突き進みついにはランを地面に押し倒した…。

烈月『テメエ!何をしやがる!』
ラン『うるさい!来るな!』

起き上がりに烈月を蹴り飛ばしランは拳銃の空薬莢を捨て新しい弾丸をセットしなおし再び、悪意のこもった凶悪な38口径の銃口を突きつけ真っ直ぐに烈月に放つ、体を少し屈ませて今度は右前に滑りこむとビルの壁に弾丸が当たり、壁が異音を発てて砕け散る…烈月は、盾にしたそのビルから一呼吸置いて飛び出ると左右にランの射線を合わさないように体を振りつつ放たれる弾丸に当たらないように近づいてランの右横につき様に蹴りを浴びせる…。

金属の歪んだ音が街の一帯に響き足元は逃げ回る人や、車でいっぱいの中で戦闘を始める…。
拳と拳、足と足で互いを痛めつける…。
しかしながら、身内同士で殴り合いは足元の一般人の犠牲者がいずれは出る、それをよろしく思わない烈月は巴に通信をかける。

烈月『ここじゃマズい、死人が出る!巴ッ!』

巴『わかっている!あんたからみて右方向先、数キロの所に川がある、そこなら行けるわ!』

烈月『川がね…了解!』

烈月は考えた、いかにして暴走するランをその川に誘い出せるか…いきなり離れたとして目的無き目的に突き進むランはどうするか…答えは幾通りとあり烈月は、その中から、ダメージの軽い攻撃を繰り出し川の方向にちょっと移動するを繰り返す方法を選ぶ。

烈月は、近づいてジャブを二、三ランの顔面に打ち込んで川のある方向へ飛び退くとランの怒りが機械兵器越しでも良く伝わってくる…間違いなく、今の状態で一発でもランの攻撃を受ければいくら最新鋭のエアチタニウム合金装甲を纏ったRAでも小破ではすまない。
烈月は、内心冷や汗をかきながら、ランの攻撃をかわしていく、右に回り込んで蹴りを加えてまた下がる…左に回り込んで肘を当て、蹴り上げる足をすれすれでかわして後ろに飛び退くとようやく足に水の感覚が伝わってくる…。
烈月『よし…もう少し…。』

烈月は、順調に行きすぎて油断をしていた…まさに知っているはずの自分が犯した過ちだった…不意に気を緩めた瞬間、ランから距離があるのに何か堅い物が当たる衝撃が胴を伝わり凄まじい力で吹き飛ばされた…。

ラン『殺されたいの!?いや…殺してユウキを助けに行かないと…。』

ランの殺気は次第に大きくなり、存在が非常に巨大に烈月は見えた…。
烈月『マジでか…ラオーかよ!?』
コミックのキャラクターを彷彿させる覇気?に烈月は驚きながらも体勢を整えて再び戦闘体勢を作る…。
幾分も大きく見えるランの気迫に押されつつも烈月は負けじと気迫を十分に拳へ込めるとランに詰め寄り二、三放つ。

屈んだランは、烈月の空振りを誘いすかさずアッパーカットが烈月の顎を捉え、烈月は踏ん張りが利かずそのまま倒れ込み、川の水が雨のように降り注ぐ。
烈月『…ぐあッ!』

機体の装甲が濡れる感覚が自分の体のように感じると半身が川にどっぷりと浸かる…ランはそれでも構わず今度は、自分の固有武器であるトンファーを展開し打撃を加える…。

ミシミシッ!

装甲がいくら頑丈とは言っても同程度の武器で振り下ろされたらダメージはとてつもない…。
左胸部装甲が潰れて排熱効率がガクンと下がる!

烈月『ラン!テメエ!思い出せよ!あの時のことをッ!』

烈月は懸命にランに語り掛けるが自分を忘れたランは、そのまま凶悪なトンファーを再度、叩きつける…!

グシャリ…ッ!

叩きつけられた装甲はそのままぺしゃんこになり内部に浸水が確認される…。

巴『烈月、急いでもう直ぐそこに国防軍、3個中隊分の機甲部隊が接近してッ!』

烈月『ぐ…ぅ…うるせー!こっちはそれ所じゃねぇ!』

烈月は半分痛みをこらえながらも怒声混じりに巴に応答するがかなりの痛みだ…人間なら言葉も出ない。

さらにランは、そのままもう一撃、烈月にトンファーを振り下ろし、ついには、烈月の左胸部装甲をぐしゃぐしゃにすると装甲は剥がれ落ち内部フレームがさらけ出す…。
人間だったらとうに死んでいる位にぐしゃぐしゃになった装甲とフレームを見せる烈月は、悲鳴を上げ悶えつつも左手をランにかざす。

烈月『…ッ…お…思い、出せ……あの時…一緒に…居た…だろ…ラン…。』

絶え絶えになりながら語り掛ける烈月の思惑とはうらはにランは無情にももう一度、烈月にトンファーを振り下ろす…今度、受けたら…フレームは脆いだけにジェネレーターにまでダメージが及ぶ、紛れもなく烈月は死を向かえるだろう。

烈月は、自分の死を覚悟した瞬間だった…。
無情にも振り下ろされたトンファーは、ひしゃげた胸部にすんでの所でピタリととまる…。

烈月『ら…ラ…ン…?』

ピタリと止まるランに烈月は恐る恐る、様子をうかがうとランはか細い声で何かをつぶやいて居る。烈月は、ゆっくりと立ち上がりボロボロの体をランに預けて彼女のか細い声に耳を傾ける。

ラン『ごめんなさい…ごめんなさい、烈月…あたしは…あたしは…。』

悔いるように弱々しくランがしきりに烈月に謝るとそれが耳にしっかりと聞こえてくる…あたかも今までの自分に気が付いたような言い方をしている…。
その姿に烈月は、笑みがこぼれる…。
烈月『へ…へへ…何…どうって…事ねえって…ユウキやテメエには、悪い事したって思っちゃいるしよ…これはその…罰だと…思えば…。』

烈月は、痛む左胸を庇いながらランの肩を借りて起き上がると先ほど、巴が話していた事を口にする…。

烈月『ラ…ン、もう…直ぐ…国防軍の…機甲大隊が来る…早めに…退避しねぇと…戦車砲…食らっちまう…。』

ラン『機甲大隊が!?うわ〜あたし達、相当やらかしたね…んじゃ、ここから退散しますか!!』

いつも通りの明るい声で振る舞うランの様子をうかがうと烈月は安堵した…。
もちろん、ランは半べそになっているみたいで所々、鼻が詰まったような声を出す…。

ラン『さて、退散!退散っと!烈月!行こう』

烈月の腕を掴んでランは一気に川を下ると舞い上がる水しぶきを見て昔を思う…。
ビルとビルの合間を駆け抜けて舞い上がったガラスがきらめいた幻想的な世界でユウキを助け出した事…それが懐かしく思え初めてユウキと出会った事を口にする…。

ラン『昔さ、あたしが、こんな風に敵に向かって行ってさ、泣きまくるユウキを助け出したんだよ!』

烈月『おぉ…それで?。』

ラン『あの時のユウキってば、本当に臆病でさ…年上のあたしか、巴の後ろに隠れるようにしてたんだよ…。』

烈月『おい…あいつぁ…立派な軍人…だろ。』
ランは、大分落ち着いたのか笑いながら烈月を励ますように言葉を返し…烈月の言葉を否定した。

ラン『ユウキは、戦争孤児だよ…出会ったのも、16歳…位でなりたてのね…。』

烈月『孤児…か…良くも悪くもいっぱしの軍人の目をしやがって…。』

烈月『頼れる奴が、テメエか糞アマの巴だったってこったろ…。』

烈月とランは、昔話をしながら海に出ると進路を一路を巡洋艦エスアリアに向けて方向を変えると二人は、笑みを浮かべるようにその場を後にしていった…。

しかしながら、烈月は、まだ一抹の不安を未だに抱えながら…ランの昔話につき合うのだった…。

エボルヴプラン4 END

サバゲーは熱くて

いやはや…

サバゲーに行って来ましたよ〜!!

うーん…前半は…軽くPMC風の装備でござい

後半戦にガチ装備!

Σ(°□°;)

ヘルメットがイーグル模型のPJなのに…
熱い!暑すぎる!

いやはや…原因はかぶったバラクラバ(目だし帽)が原因です

そうするんじゃなかった…

もう熱いねん!

と言うわけで、夏期の装備はバラクラバはやめよう

いざや戦闘!

いやはや…

サバゲーを控えて体調管理!と装備点検!

バッチリなんだけど

バッチリなんだけど…
左目が痛い…
真っ赤になってるんだ…
原因不明…
このときは視力が落ちるんだ…
うーん…
直ぐに良くなれば良いけど…

病院に行くときはこういう時にならないといけないし…

間に合った

いやはや…

ブーツを新調して海兵隊仕様

ヴェルビルのマリンコ
ホットウェザーブーツを購入!
入荷まで時間がかかったがなんとかっていう

ヴェルビルは昔昔
1904年創業のミリタリーシューズメーカーでアメリカ軍人の皆さんの足を守ってくれたメーカーさんです

こいつは素晴らしい!!

さすがは老舗!!

らしさが素晴らしい

おじさんのちっさい足も難なく…

通気性バッチリ!

スティールトゥなので重たい物を落っことしたってへっちゃらさ!
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