時々、中傷コメントが舞い込む

どんな聖人君子か正義感気取りか知らないが

良識のある人間は軽はずみに知りもしない人間を中傷できるわけもない

つまり
書き込んだ時点で目くそ鼻くそ状態だということ

無視して削除アク禁にしようとも思ったが
日々
なんとなく思うことについて書こうかなと思う


赤ちゃんポスト


生後間もない我が子をポストに預ける母親を、わたしは非難できない

人には人のよんどころない事情がある

親になると言うこと、子供を育てるということは並大抵の苦労ではない

虐待や育児放棄の問題も後を絶たない


わたしは
不妊治療の末、切迫流産、切迫早産の危機を乗り越えて、普通分娩で息子を生んだ

生んだ翌日から熱をだし
ヨレヨレになりながら深夜の授乳をした

それまでわたしは小説を書いてはいたが
妊娠してから息子が二歳になるまで
自分の趣味は一切封印した

親類縁者誰一人いない田舎の子育ては
想像を絶する不便さだ

しかし
当時の、わたしの趣味は「子供」だった

子供に笑いかけ、彼が起きているときは1日中話しかけていた

今でも顔を合わせたら互いにニッコリするのが癖になっている息子とわたし

最近息子は言う

「ママは俺を見るときはいつもニコニコしてたよ」

わたしは
文字通り自分の時間のすべてを捧げて子供を育てた

もちろん、てをあげたことはない

子供に毎日話しかけていたから、コミュニケーションにも困らなかった

だから息子はかんしゃくを起こして泣いたこともない

いわゆる一時反抗期もなかった

言葉が早いということは、自分の気持ちを伝えられるということだ

そして、いつでもママは聞いてくれるという信頼を得れば問題ない

わたしはどんな質問をされても「忙しいからあとでね」とは言わなかった

どうしても手が離せないときは「この○○をするまで待っててくれる?」と聞いた
小さくても人間

相手を尊重するように話すと必ずわかってくれる

そして、約束は絶対にやぶらないこと
大人の都合で子供に嘘はつかないこと

手が開いたら必ず向き合って相手をする
二歳のとき、彼はすでに大人と対等に話せる言語能力を持っていた

彼と一緒に
部屋一杯のプラレールを作って遊んだ日々が懐かしい