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no title

『死の真似事』


私の言葉は
いつも届かない

お母さんにも
きっと、誰にも

死ぬって言ったのに
平気で電話を切った

私の言葉が心が
届かないんだ

ピンク色の薬を10錠
水色の薬を6錠

飲んでいて思った
飲むの楽だった

死量も飲めそうと思った

こんな量じゃ死なないけど
だからこれは死の真似事

本当は落ちようかと
思ったけれど

誰にも見付からず
びっこ引いて部屋に戻るのも

また虚しいと思った

一度や二度 本気で
死に掛けた奴に対しても

こんななんだもの
自殺者なんか減る訳ない

私はそう思った

お酒は、副作用を
強める為に飲んだんだ

炭酸は苦手だけどね
それしかなかったから

いざとなったら
行動を起こす私は

本当にいつか
電車でも車でも
飛び降りでも

してしまいそうな気がした

さぁ、おやすみ

起きたら
どうなっているんだろう…

何も気付かれず
何も変わらないのかな

気付かれて騒がれてるかな

わからないや
そんな未来なんてわからない

今は唯、眠ろう

no title

移り気、か…

no title

なんで ボクは
はたらけないの?

なんで ボクは
あいされないの?

ねぇ なんで ねぇ ねぇ

ボクは、 ボクは ボクはっ

no title

気付いてた
本当は判ってた

諦めようと
溜め息交じりに
嘘を吐いた

“もう、いいよ”

なのに 何故だろう

判ってた筈なのに
諦めようとした筈なのに

足掻こうとしないで
身を委ねた筈なのに

涙が出てきて…
涙が止まらなくて…

やっぱり、好きだったんだ

友達の好きじゃなくて
とても愛してた

ううん、愛してる

なのに、もう
放つ言葉もないよ

何も言えない 判らない

何を言っていいか判らない
何を伝えていいか判らない

久し振りの涙の粒に
自分の感情を実感した

“もう、いいよ”

そんな言葉は
空気に融けていった

no title

確かに在った想いと
確かに重ならなかった時間に

目を閉じても
何も変わらない
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