皆さん、字を書くのは好きですか?
自分の字好きですか?
お仕事非公開にしてますが
一部だけ 。私は1つお仕事で硬筆の講師をしていた時期がありました。
たった7年くらいですがね。
それも、お小遣い程度に(笑)
硬筆は、小学生から主婦に定年退職したお爺さん様々な人に教えておりました。
もう、随分やってなかったけど、今年の二月から三月にかけて4回だけ硬筆の授業をやりました。
職業訓練の一環でです。
その職業訓練には、様々な人が来ておりました。
19歳からはじまり、56歳が最年長かな
そのなかにね、34歳の男性がおりまして、高校も私立のいいとこを卒業されて、大学は明治卒
自分の学歴に自信があって、私の質問はそっちのけに自分の学歴、人生について熱く語っておりました。
そしてね、硬筆の授業には、少し鼻で笑うような態度をとっておりました。
字というものは、人の色々を映し出す鏡だと思っております。
鉛筆のすり減り方や字の濃淡、筆圧の強弱で私はもう、正しい鉛筆の持ち方か、そうでないかがわかるんです。
その方の字は、荒く大きな字をしておりまして
自信溢れ、プライドの高さを感じましたが
鉛筆の持ち方もそう、あまり美しいという字ではありませんでした。
いいんですよ、個人で書かれるなら自分の好きな字で伸び伸びと書くのは
でもそれは、履歴書や会社での日報を書くときなんかになったら、そうもいえませんからね
履歴書なんてものは、とくに丁寧に正しく書いて欲しいものなんです。
職業訓練ですからね
それで、その人に鉛筆の持ち方を教え
手を取り正しい平仮名を書き直してあげると
「いやね、私は習字をやっていたんですよね」
というので
「硬筆と筆は違いますからねぇ、少し慣れませんか?」
と私は言った
「いやですからね、私は習字を習ってたんですよ、だからアナタなんかに直されなくとも字はかけますよ。ま、授業ですからね、受けますが」
私も浅い人間でちょっとムッとしてしまった。
「そうですか、硬筆を習われたことは?」
と問えば「ないです、ないですけど!」
というのです、あなたにとやかく言われる筋合いはないといいたいのでしょうか
「正しい字を書くことは、大切ですよ。」
「筆なら十分いけますから」
「履歴書に筆ペンはだめでしょ?」
「私はいつも筆ですけど?」
もう。ちょっと笑ってしまった。
これは、売り言葉に買い言葉なんて雰囲気じゃなくてね、「え?何か問題でも?」というような顔をするんです。
え?どうやって?あの細い欄に筆ペンでかいてるの?どういうことですか?
しかも履歴書は、横書きですから
普通、常識では筆ペンを使うことはちょっとやめておくべきだと思うんですよ。
筆ペンでかくなら巻物にして差し出せばおしゃれですね、なんて行ってる場合じゃないか
とりあえず、そこは軽く嗜めて
職業訓練を受けるには、面接と履歴書が必要なんですね。
その筆ペンの、件がどうしても気になってね
担当の、かたに伺ったところ
いたんですよ、誰とはいいませんでしたが
筆ペンで履歴書を書いた人が
ただ、フリガナ欄はペンで細かく書いていたそうです。
ちょっと初めてでした。
そんな方にお会いしたのは(笑)
いい大学に出ててもいるもんですよね。
天才と馬鹿は紙一重と言う言葉ありますよね
天才バカボンの世界です。
でも
その方に、訓練のみなさんにも最後終わるときに
自分の苦手な所、1レベルだけあげる方法を
硬筆で丁寧に書いてもらったとき
その方は、とても綺麗な字になって
立派に目標を書き上げましたよ。
最後に
皆さんへ字をうまく書くコツ
・書き順を守ること
・字の成り立ちを知ること
・文字をいれる四角い箱を作ってあげる(イメージ加)
・箱の中の文字はなるべくしっかり収めてあげる(箱を斜めにしたら文字がひっくり返るなんてことないようにね)
・鉛筆をもつとき親指と人差し指は必ずくっつくこと
・鉛筆は、ねかせて上から見たとき親指の爪が見えるように
・鉛筆は、削りすぎない(削れた木の部分の長さは短く)
・鉛筆は、削れた木のすぐ上を、しっかりもつ
・止めと流しは丁寧に必ず守ること
・下敷きに硬いものは使わないこと
(鉛筆が滑って字が震えたり止めはらいの区別がつかなくなるから)
・下敷きは必ずしく、柔らかものを
(カッターマットでも加)
(下敷きをしかないと、後ろのノートに文字の溝ができて鉛筆が取られるから)
・鉛筆は、しっかりもち、力強く書く
鉛筆には、グリップをつけることをオススメします。
硬筆の鉛筆は、2B〜4Bをつかいましょう。
濃すぎると芯が柔すぎてノートが汚れ
薄すぎると芯が硬すぎて力を入れたときノートが破ける(笑)(それくらい、力を入れて書きます。)
でも、全部に力を入れるのではなく、しっかり強弱をつけましょう。
車を運転するとき、カーブを曲がるよね
その時あまり強くアクセルは踏みませんよね
その感じで文字もすこし力を抜きましょう
カーブを曲がるときは、ゆっくり
そして。直線からの止めでは、しっかり、ブレーキを踏んで
文字の入りは、しっかり、アクセルを踏み込む。
文字にすると難しいですね(笑)
参考程度にやってみてください。