・ただ、君がいるだけで満たされる心
(執務室にて)
ヴェント(以下ヴ):ジョット…これ…
ジョット(以下ジ):俺からのバレンタインデーのささやかなお返しだ。今日はホワイトデーだろ?
神:そうだけど…
ジ:……嫌いか?
神:そうじゃない!そうじゃないけど…これぜってー高いよな?(ウェディングケーキみたいだ…)
(ジョットに抱きしめられながら、ヴェントは聳え立つケーキを見上げていた)
ジ:部下に頼んでイタリアで有名な一流のパティシエに作らせた。たとえ一流でも…神夜にはかなわないほどの、な。
ヴ:ジョットは俺を過大評価しすぎなんだって。さすがに俺はこんな巨大ケーキは作れねーって…
ジ:ヴェントなら不可能じゃない。ほら、俺があらかじめ切り分けておいたケーキだ、ヴェント。
神:うわっ!うまそう!食っていい?
ジ:もちろん。
神:それじゃあ早速…いただきます!
ジ:(可愛いな…)
(律儀にも手を合わせてから真っ白なケーキを食べ始めたヴェントを見つめながら、ジョットは柔らかく微笑んでいた)
ジ:(相変わらず可愛いな…ヴェントがいるだけで、ヴェントのこの可愛い笑顔を見ているだけで…、俺は満たされる)
ヴ:ジョット!
ジ:?
ヴ:ジョットも食ってみろよ!このケーキめちゃくちゃ美味いぜ!ほらほら!
ジ:だが、それはヴェントに贈った…
ヴ:別にいいじゃんか、俺が独り占めしなくても。…それに俺はジョットと2人で食べたい、な…
ジ:ヴェント……
ヴ:それに俺1人じゃこんなにでかいケーキ食えねーしさ!……それともやっぱり忙しい?ジョットはボスだもんな…
ジ:!……分かった。一緒に食べようか。そして食べきれなかったときは余ったケーキで楽しめばいいし、な?(妖笑)
ヴ:な…はへ……
ジ:(可愛くて愛おしくてたまらない)
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ホワイトデー小話。
砂吐きラブラブな2人?
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・君じゃないと満たされない
(執務室にて)
ジョット(以下ジ):可愛い…そして綺麗だ、ヴェント…(部下に取り寄せさせておいてよかった…)
ヴェント(以下ヴ):……あのさ、ジョット、ひなまつりっていうのは女の子のお祭りだって俺、ちゃんと言ったよな?
ジ:似合っているなら関係ない。ほら、部下に用意させた甘酒とひなあられもあるぞ、ヴェント。
ヴ:!…いただきます。
(ジョットに差し出されたひなあられを食べながら甘酒をちびちびと飲み、数分後、酒に弱い神夜は案の定酔っていた)
ヴ:ふぇ…んん…
ジ:大丈夫か…?
ヴ:らいじょうぶ…らいじょうぶ……
ジ:(ヴェントが酒に弱いことは知っていたがまさか甘酒で酔うなんてな…アルコール分はかなり低いはずなのにな…)
ヴ:ジョット……
ジ:?
ヴ:おれ、からだがあついよ…なんとかして…?
ジ:……っ、そんなにも頬を真っ赤に染めた表情で言われたら誘っていると受け取ってしまうぞ?
ヴ:ん…いいよ…ジョットならいい…
ジ:……そうか…
ヴ:ん…ひゃ…っ
ジ:それなら大人しく俺に抱かれてもらおうか?俺も我慢の限界だからな……
ヴ:あっ、ふぁ…っ
ジ:ヴェント……
ヴ:あ…あふ…ジョット…ジョット…っ
(熱を帯びた素肌を這うジョットの手にヴェントはビクビクと身体を震わせ、そんなヴェントにジョットは笑みを深めた)
ジ:俺の愛撫だけでここまで…今日は随分と敏感になっているみたいだな…?
ヴ:ふぁ…ジョット…おかしく、な…
ジ:おかしくなればいい。俺はもう何を言われても、欲を満たすまでは止まれない…ヴェントが俺を誘ったからな……
ヴ:ん…ん、ふ…
ジ:Ti Amo…ヴェント…
ヴ:あ…あぅ…ジョット、だいすき…
ジ:ヴェント……(きゅんっ)
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ひなまつり小話。
最終的にラブラブだったらいいです。
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・赤く染まる子猫に捧げる、愛
(執務室にて)
ジョット(以下ジ):すごく可愛い…よく似合ってる、ヴェント…(苦労して手に入れてよかった…)
ヴェント(以下ヴ):猫耳に尻尾って…こんなもん生えてたら、任務に行けないどころか執務室から出られねーじゃん…
ジ:執務室から出なかったらいいんだろう?任務も他に任せればいい。だから今日はずっと一緒にいよう、ヴェント。
ヴ:……、うん…
(ジョットに抱きしめられて頭を撫でられたヴェントは気持ちよさそうに瞳を細め、ジョットは嬉しそうに抱きしめた)
ヴ:ジョット……
ジ:?
ヴ:お前一体誰からこんなおかしな薬受け取ったんだよ。猫耳と尻尾がはえるとかマニアックな…
ジ:今のヴェントは…すごく可愛い。
ヴ:……男だから嬉しくねーってば…
ジ:耳まで真っ赤な表情(かお)で言われても…説得力に欠けるぞ?ヴェント。
ヴ:……ジョットは確か今日、デスクワークだっただろ?やらなくていいのか?また言われるぜ?
ジ:(またさらに赤くなったな……)今日1日はヴェント過ごすと決めたんだ。デスクワークなんて明日やればいい。
ヴ:霧や雲あたりになにか言われたって俺は絶対に協力してやらねーからな…
ジ:霧や雲なんて俺は全く恐ろしくない。結局は誰も俺には勝てない。俺に勝てる唯一の存在者は…ヴェントだけだ。
ヴ:は…はへ…?
(柔らかく微笑んだジョットはヴェントの唇にわざとらしく音を立てて口付け、それにヴェントは更に頬を紅潮させた)
ヴ:な…い、ま…
ジ:キスだけで真っ赤になるなんてな…相変わらず、可愛いな、ヴェントは。
ヴ:だって…ジョットってすげー綺麗な顔してるんだもん…それに…色気のある声で囁かれたら…
ジ:……あまり可愛いことを言って俺を煽るな。我慢ができなくなるだろう?
神:ん…ぁ…ジョット…
ジ:今からたっぷりと可愛がってやるからちゃんと可愛く鳴くんだぞ?さぁ…今から俺と楽しもうか、ヴェント?(妖笑)
ヴ:!…ぁ、う…
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猫の日小話。
うーん…プリーモの口調がイマイチな気がする…
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・欲する気持ちは同じ
(執務室にて)
ヴェント(以下ヴ):ジョット!ハッピーバレンタイン!……あれ?ジョット?
ジョット(以下ジ):ヴェント…お前…
ヴ:?
ジ:(私服でフリフリエプロン…なんて可愛い姿で俺に可愛い笑顔を向けて…)食べてもいいか?
ヴ:これがチョコレートだって分かったのか?すげーな、ジョットの超直感!
(ジョットの言葉にヴェントがチョコレートを笑顔でジョットに手渡すと、妖艶に微笑んでヴェントを引き寄せ抱いた)
ヴ:ジョット…?
ジ:バレンタインにヴェントからの本命チョコレートは嬉しいが…それよりも俺はヴェントが食べたいと言ったんだ。
ヴ:はへ…、え?
ジ:どんなチョコレートよりもヴェントの方が甘くて美味しそうだ…、バレンタインなんだから食べてもいいんだろう?
ヴ:いや…バレンタインに食べてもいいのはチョコレートで……、ひゃうっ!
ジ:スーツだと脱がせにくいが、今日は私服だから脱がせやすいな…こうなることを期待していて、私服にしたのか?
ヴ:ぁ…ち、が…
ジ:可愛い……
ヴ:ゃ…だめ…っ
ジ:何がだめなんだ?嫌じゃないだろう?俺が触れているだけで、ココをこんなにしているのに…
ヴ:ジョット…ん、ぁ…
ジ:相変わらず淫乱だな、ヴェント…
(ヴェントの身体に手を這わせ愛撫しながら囁いた言葉に耳まで赤く紅潮し、ヴェントはジョットの背中に腕を回した)
ジ:…ヴェント?
ヴ:おれ…も、だめ…ジョット…っ!
ジ:…仕方ないな。まだ解し足りないが、ヴェントが望むなら挿入れてやる。
ヴ:ぁ…ジョットの、あつい…あふ…
ジ:(なんでこんなにも可愛いんだ…ヴェントをめちゃくちゃにしたくなる…)
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バレンタイン小話。
後半はエロくしました。
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・思い出して疼く気持ち
(執務室にて)
ヴェント(以下ヴ):なぁ、ジョット!せっかく今日は俺達揃ってオフなんだから、ジャッポーネのイベントやろーぜ!
ジョット(以下ジ):(ジャッポーネの…?)去年もやった『せつぶん』か?
ヴ:よく覚えてたな…そうだよ、せつぶん!俺、あれから和食が好きになっちまったんだよなー!
ジ:(あぁ…だからあの日以降、洋食に混じって頻繁に和食が振る舞われるようになったのか…)あぁ、そういえば…
ヴ:?
ジ:あの日、たっぷりと楽しんだ記憶がまだ鮮明に残っているんだ。……どうだ?また、俺と楽しんでみるか?(妖笑)
(部下に手渡されたであろう2本の恵方巻きを手にしているヴェントに近付き、耳元で低く甘く囁けば紅潮していく頬)
ジ:ヴェント……
ヴ:……う、ぁ…
ジ:可愛い…ほら、それはまた後でゆっくりと味わえばいいだろう?俺は今はそれよりもヴェントを味わいたいんだ…
ヴ:せっかく…作ってもらったのに…
ジ:今すぐ食べなくても味は落ちない。それに…ヴェントも、俺と同じように限界のはずだろう?
ヴ:ゃ…ちょっ…
ジ:俺の囁きだけでこんなにも先走りでとろけさせて…随分と淫乱だな。
ヴ:ち…ちがっ…!
ジ:ヴェント…、何がどう違うんだ?
(顔を近付けて妖艶に微笑みかければますます紅潮し、それに我慢ができなくなったジョットはヴェントを抱きかかえた)
ジ:相変わらず軽いな。
ヴ:ジョット…?
ジ:心配しなくてもいい…今からたっぷりと可愛がってやる。あのような巻き寿司よりも太いモノを食べさせてやろう。
ヴ:え…ちょっ…
ジ:今日がオフでよかった。今日はおかしくなるほどに、愛して、可愛がってやるからな?(妖笑)
ジ:……っ…(ぅ…かっこいい…///)
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節分小話。
いつも以上に似非で申し訳ないです…!とりあえず口調を勉強しないと。
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