今とは比較にならないくらい精神的に追い込まれていたときに
それでもやめるな続けろ負け犬だと言い続けた母親が
10年経ってこの歳になって
辛いなら帰っておいでと言ってくることに
ほんとに気持ち悪くてなあ
このひととしか
人生かけて生きていけないと思っていたのに
散々言いたい放題で本当に酷い態度をとられたのに
いまになっていい知らせはないのかってなあ
気持ち悪くて気持ち悪くてなあ
おやがすきで産んだわけだし
すきに育てたわけだし
わたしが勝手に終わりを作ったって
そのくらい許されることだろうなって
ちゅうか許す許されるの問題でないしな
わたしたちの言葉を間に受けたの?
なんでそれを乗り越えようと思わなかったの?
って言うのが眼に浮かぶようだ
瀕死のわたしにぶん殴ってきた人たちだもの
無理なのもう
これだけ嫌な思いをしたとこは
ずっと伝わらないままだろうな
いっぱいいっぱいだったときのわたしの
否定から入るのは定石だもの
本当に地獄でしかないときに
ずっと味方でいてくれた斗む君には
わたしのぶんまで
幸せになっていてほしいなあ
わたしは疲れたらそっとやめる
なにも残さずそっと
賭けるものもなければ
壊したくないものも
つくりたいものももうないの
残したいものも叶わないから
ある日突然 本意にも不本意にも
今から明日か10年かいつか
おわりがきたあとに
どうかここにきてくれたらいいなあ
ここは君しか知らないから