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あたしは強い。


苦し過ぎて泣けもしなかった。

あたしは本当に自分を苦しい状況に追い込むのが上手だ。


お金も時間も身体も侵されていく。


早くひとりで立たなくちゃ。

今は誰も頼れない。


優しい言葉の裏の意味も、客観視した現状もそれなりにわかるよ。

それでも離れられない。

温度を与えて欲しかった。

自分を教えて欲しかった。

駄目なのはわかってるんだよ。

それでも離れられない。


消えていくのかな。

置いて行かれるのかな。



ひとり。

いつまで大丈夫かしら。

免罪。


許すもなにも、Kはあたしの為にひとを憎んだり嫌ったりすることなんかないよ。

場所。


涙がとまんない。

Kが変わる。

またあたしは置いていかれる。


Kが傍にいてくれないとあたしは生きていたらいけないみたいに感じる。

初めてあたしに生きる意味を教えてくれたひとだからKがいなくちゃ生きる意味を間違えてしまう。


喜べると思ったのに。

Kが彼でいっぱいになってしまうことが苦しい。

あたしのスペース、隅っこの本当に少しの、それでも大切な場所。

もう、ない。

前より優しいのに前より遠い。

もう届かない。


あたしがもらえなかったもの、いっぱいもらってるじゃない。

好きって言葉も本当の気持ちも価値あるキスも。

一番大切な気持ちを独り占めにしてるのにあたしの場所すら埋め尽くしてしまう。


でも嫌えないんだ。

Kがしあわせそうだから。

あんなにKをしあわせにしてくれるひと、嫌えるはずない。


あぁ、でもね、その場所が空いていないだけで、全てが色褪せて、全てが上手くいかなくなって、全てが汚くなる。

あたしがまた汚れていく。


Kのお陰で愛を知って、Kのせいで歪んでいく。

Kをしあわせにしたのは、あたしじゃない、ほかの誰か。


痛いよ。

つらいよ。

でも消えなくちゃ。


そこにいれば無敵だった。

そこからなら何処にだって行けた。

そこにはもういられない。



あたしってこんなに空っぽだったんだね。

此方側。


やっぱりショックなんだろうか。

あたしは早く、Kの友達になりたがっている。


優しくしないで欲しい。

変わらないで。

あたし以外の誰かのせいで変わる彼女を見るのがつらい。


好きとか愛してるとかじゃなくて依存してるんだ。

子供っぽい独占欲。


ほっといて欲しい。

忘却して欲しい。

優しくされると消えたいくらい惨めになる。

本当は、誰かのものになんてなって欲しくなかった。


好きなひとのしあわせを喜べない。

汚い。

消えたい。

愚か者の唇。


メールをする。
電話もする。
親に嘘を吐いて夜中に会うし、キスしたりハグしたりそれ以上もした。
名前で呼ばれるようになったし、家にも泊まりに行く。

彼とあたしは、トモダチだ。


これであたしが彼を好きだと言い出したらKがとめてくれる。

だってその好きはきっと嘘だから。


恋人同士っていう“名前”にはあたしの甘えが詰まっている。

あたしの好きは薄っぺらい。

だから今までと同じ程度の“好き”なんて、恋愛の好きじゃない。


いつか本当に、今まで以上の確かな好きに出会ったとき、そのときだけあたしは恋人同士っていう“関係”を築こう。


例えば、付き合わないのになんでそんなことをするのかなんて馬鹿なことは聞かない。

でも聞かないのだから、この関係は状況が変わってもずっと膠着したままだろう。


馬鹿みたい。

逃避でしかない。

本当、馬鹿。


消えたいくらい、愚か。
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