二時か…
俺達はいつも毎日同じ時間に電話をしていた。
その日あったこととか、他愛もない話で笑いあってた。
端から見たら、何でそんなに楽しそうに話せるのって思うようなことまで。
凄い楽しかったし、不思議と翌日の仕事も疲れなかった。
電話してると、すやすやと寝息を立てて眠りにつく彼女が可愛かった。
駄々っ子になったり、俺はそれが1日の中で幸せだった。
彼女が寝てから俺は寝た。
彼女は夢の中でも甘えてくれたり、ずっと笑顔で居てくれた。
でもあの日からは違った。
夢の中の彼女は泣いていた…
次の日から、電話しなくなった。
偶然だったのか今は分からない。
俺は好きな人の事護れないのかっていっぱい自分のこと責めた。
責めて責めて責めまくった。
責めてもどうにもならないことは分かってる。
分かってるはずなんだ…
でもそうでもしてないと、身体の内側から壊れる気がしてならなかったからだ。
彼女は元から大人な考え方で、何時も俺は彼女から沢山の事を教えて貰った。
ありがとうって伝えたかっただけなのに。
自分の言葉で最後くらい。
彼女は別れの時こう言ったんだ。
趣味に生きたい。って…
すごく悲しかった。
でも、ちゃんと彼女は成長していた。
今までだったら、死にたいって言っていたから…
その文章を見て、涙が止まらなかった…