待ち合わせ。回目のデート(夢あるあるの知らん奴)。何処に行くのか聞いても「いいからいいから」と言われ、辿り着いたのは高層マンション。「今日は家族に会ってほしい。本当はもっと前に紹介したかったんだけど」とニコニコ嬉しそう。私は(二回目なのに!?)と内心引いていたが断らずついていく。上層階にお住まいらしく、小さくて全面がガラスで出来たエレベーターでぐんぐん上がる。私はエレベーターが苦手なので呼吸が浅くなり苦しくなるが彼はそんなことは知らないようで、綺麗な景色でしょ〜と眺めている。ふと隣を見たら某恋愛シミュレーションゲームのS先輩が横にいて、左手でぐっと私の頭を自分の胸に引き寄せる。「エレベーター苦手だろ、こうすれば怖くない」みたいなことを言ってくれる。私は目を強く瞑って座り込むと、S先輩も私を抱えたままで座り込む。彼が慌てているのが気配で分かる。知らなかったごめん、と言われるけど、大丈夫大丈夫って言う余裕がない。私の代わりにS先輩が「大丈夫だ、こうしていればおさまる。」と返す。全部が全部彼に申し訳ないなと思うと同時にS先輩の安心感でだいぶ落ち着いてきたところで、S先輩が「俺がいないところで乗るな」と言ってきて、目が覚めた。そんな状況下で笑わせてくれた気がするけど、何を言っていたかは思い出せない。