SEVENTH HEAVEN ヒナタ

以下、感想です。(激しく敬語)

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小悪魔・罵ってほしい・ヤンデレ・ドМ設定のヒナタですが

あまり上記の要素は感じられませんでした。

私的には、病んでる甘えん坊な印象でした。

主人公が、柊館で服毒自殺をしようとしていた所に、ヒナタに声をかけられ
そこから、満月までの一月を共に過ごします。

前作のアキラは、興味のない主人公に段々惹かれて行く内容でしたが

ヒナタは、最初から主人公に興味を持っており

寝ている主人公を傍で見守ったり、料理を作ってみたり、
一緒に出掛けようと誘ったりと
結構尽くしてくれます。

その反面、自身が死神であること、永遠に来ることない死に絶望しており
「死にたい」という言葉と気持ちが、切ないほど伝わってきます。

その結果、主人公に殺してくれと懇願したりと

キャラ作りと展開には飽きませんでした。

最初から最後まで、ぶれない病んでるキャラを保っていたのは、とても良かったと思います。

しかし、逆にキャラ作りに力を入れ過ぎたためか、

主人公との関係性が薄くなっていたように感じます。

ヒナタは主人公の事が大好きなんだろうな。と言うのは
しっかり伝わりましたが

主人公は、ヒナタを好きだったのかな?
と疑問に感じました。

ヒナタの要求を受け入れるだけで

されるがままな感じでしたので、

もっと、抵抗したり、何かアクションがあればと思いました。

ヒナタにとって主人公は恋人だったのかもしれませんが

主人公にとってヒナタは弟のような感じが拭いきれないまま終わった気がします。

そんな関係のまま、最期の日を迎え、歌い終えて主人公は亡くなってしまったので

あっさりとヒナタは主人公の死を受け入れたような感じがしました。

ヒナタの病んでる設定を活かしきった感はあったのですが

別の主人公でも、誰でも良かったのかな・・・
と思ってしまい。

前作のアキラとの感動的な別れを期待している方は、

期待外れと感じるのではないでしょうか。

今回も、会話中に、他の死神の名前が出てきたのは良かったと思います。

非常に残念に感じたのが

公式ブログで、メンバーが基本嫌いなヒナタが

次回作に登場するイツキに対しては

自分が料理をする時に、試食をしてくれ、毎回褒めてくれるので

少しだけ、特別な存在とあり

同級生コンビとして、仲が良いことを話されていたにも関わらず

ヒナタの口からそのことが、一言も出てこなかったが、
残念でなりません。

料理を作る場面の際
「イツキは褒めてくれたのに・・」等

一言でも、何か話題に出して欲しかったです。

ヒナタの孤独を強調したくて、出さなかったのかな?とも思いましたが

とても勿体ないと思いました。

キャラ作りは良かったのですが、ヒナタが一人で
突っ走って行った感じが

少し残念に感じました。


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あぁ・・・本当に勿体ない!!
と思わずにはいられなかった


本当に、次作の
イツキとの絡みがウチは
絶対あると期待してただけに

ま、まさかのスルー(/_;)


脳内妄想でお腹いっぱいにするしか


うん(;^ω^)