やっぱり、忘れきれない。
今更遅いことはわかってる。
どうして、あのとき一言でも待ってて欲しい。愛してるて伝える事が出来なかったんだろう。
でも、それは自分でも気付いてる。
自分が弱かったから。学校と仕事を両立させきれず、あの人に気を配りきれなかったから。
今思う。きっとあの人も今の自分みたいな気持ちだったんだろうか。
いや、あの人は自分よりもっときつかったはずだ。それを、知っていて何故伝えてあげれなかったんだろうか。
もう遅いことは知ってる。避けられ、嫌われもしかしたら憎しみまで持たれているかもしれない。
でも、やっぱり忘れきれない。あの人が好きでどうしようもない。もう一度横で一緒に歩きたい。そして、今度は安物では無く、婚約指輪をあの左薬指につけたい。
だか、もう無理だと理解してる自分が居る。でも、忘れきれない自分も居る。
苦しい、もうこの世から居なくなりたい。どうにかなって欲しい。
もう、何もかも解らなくなりたい。
でも、忘れたくない。好きだから。好きなままでいたいから。この気持ちを持って歩んで行きたいから。