長いこと 我慢していた糸が プツリと 切れたかの様に

少し
空いた時間が
出来ると
死んでしまった犬の
足跡を
辿ってしまう

いつ逝ってしまったのか
その時 僕は
どうしていたのか
何時だったのか

何故 体を さすってあげなかったのか

苦しんでいるなら
その姿を
見たくなくて
目を反らしていた
卑怯な僕 …

苦しく無い内に
連れ去ってあげて と
心の何処かで
思ってしまった後悔が

今頃に なって
溢れ出てくる。

愛しいからこそ
手放すしか無かった

暑い夏を 乗り切らなくて
イイのだよと
言ってしまった。
頑張らなくてイイのだよと 言ってしまった。
良かったのかな…*

ゴメンね。

僕は 何か してあげるべきだったのかな。

もっと傍に 居てあげたかった。
ゴメン…ね。