体内のヒアルロン酸の量は乳児の頃が最大で、30代以後は急速に減少していき、40代の頃には乳児の時期と比較すると、約5割程度に落ちてしまい、60歳を過ぎるととても少なくなってしまいます。
乳児の肌が水分たっぷりでつやつやとした張りがあるのはヒアルロン酸をたくさん持っているからだと言えます。保水する作用が強いヒアルロン酸は、皮膚の瑞々しさをきちんと保つ化粧水や美容液などに配合されています。
美容関連をターゲットとしたヒアルロン酸は、強力な保湿力をテーマとしたコスメや健康食品に有効に活用されたり、危険性が少ない物質なのでヒアルロン酸注射というアンチエイジング治療法にも手軽に利用されています。
乳液やクリームのような油分を含む基礎化粧品を使用せず化粧水だけをつける方もかなり多いのですが、このケアは実は致命的な勘違い。保湿を確実にやらないことで皮脂の分泌が増えてしまったりニキビ肌になってしまったりする場合があります。
「美容液は価格が高い贅沢品だから潤沢にはつけられない」との話も聞こえるようですが、肌の大切な栄養剤である美容液をケチって使うなら、初めから化粧品そのものを買わないことにした方が、その人にとっては良いとさえ思ってしまいます。