友人のMAT0さんとGeroりんのライブ札幌参戦してきましたー!!
整理番号が後ろの方で「あー真ん中から後ろのあたりだよね」なんて言ってたのに、会場に入ったら「意外と近くない?!」とかなりテンションが上がる。開場から開始まで1時間あったからひったすら話をしてました。
「この曲聴けたら嬉しいよね」というGeroちゃんに関係ある話から、「アンカフェとか懐かしくね?」というネオヴィジュアル系と言われていた時代のV系の話まで。
ちなみに聴けたら嬉しいという曲が
・うどん
・名古屋のデブ
・好き勝手言うな
・金曜日のおはよう
・The Bandits
・しゃよう
でした。

7月のミニアルバムを引っ提げたツアーだったし、「やっぱり1曲目はWAITINGが良いよね!」と話していたらやはり1発目からWAITINGでテンションぶちあがった。
そしてアルバム順にNOT EQUALが始まり……3曲目とか既に覚えてないけど多分名古屋のデブやって盛り上がった。
当然の如く「札幌のデブ」に変えてやってくれたし、「卑しい卑しい豚です」とひたすら叫んだ。楽しい。3曲目の時点で既に暑い。
3曲くらいごとにMCが入って、そのMCもまた面白すぎて。ずっとひたすら笑ってた。
「CD持ってない人もいるでしょう!知らない曲ばっかりだしみんなでWow Wow言ってるとことかわからんって人いると思う!でも大丈夫だ、俺は知らない曲でも楽しませる自信がある!!」
と言って更に盛り上がる会場。
曲を知っていた方が楽しめるのは勿論だけど、事実、確かにGeroちゃんは人を煽ったり盛り上げたりするのが本当に上手い。
生歌も本当に上手くてかっこよかった………
MCもファンの言葉を拾って、巻き込んで、更に笑わせてくれる。これはファンじゃない人が行っても絶対に楽しい。
ちなみに湯毛ぽに提供したYOUもやってくれて、会場全員跳び跳ねた。
「全員で跳び跳ねたら今東京にいる湯毛が生きたまま極楽浄土に渡る。ポクチーンって(笑)」
「焼肉こんぼう………こんぼう??w焼肉工房炭々亭ですよ皆さん」
と言ってギターを弾きはじめて、曲の最後はやっぱり「炭々亭ー!」

ちなみにまさかの。上記での聴きたい曲、全部やってくれました。しゃようだけアンコールだったけども。
最後にThe Banditsを聴けて、アンコールにいって。アンコール1曲目がRoadだった。(はず。記憶は既に曖昧だし、何なら楽しすぎて記憶がない)
Roadをやる前のGeroちゃんのお話が凄く良かった。

「僕は小さいときに阪神淡路大震災を経験しました。高速道路が2つに割れて、耐震もしっかりできていなくて。朝だったから料理中の人が多くて火事も起こって。僕の家のガラスというガラスが割れて、階段もめちゃくちゃになって、引っ越しを余儀なくされました。
それから6〜7年前に上京して。前に東北での震災が起きた時、打ち合わせ中で、その時「あ、死ぬかもしれない」って思いました。
だけど僕はその時まだまだGeroとして出来ることがなくて(知名度がなくてGeroとして力になれなかった)、家で電気もつけずに引きこもっていることしか出来ませんでした。
だけど僕はネット上で「Geroは人殺しだ」と言われていました。何もしていないのにです。引きこもって何もしていないのに。震災は人の精神状態をここまでにしてしまうんだと思いました。
そして熊本でまた大きな震災が起きました。僕は九州に友達がたくさんいます。昔一緒にやっていたふぁねる君も熊本にいて、物資を送ったり水を送ったりしました。
今の僕はGeroとして出来ることを、力になりたいと思いました。それでこのホワイトバンド(グッズのシリコンバンド)を作りました。これを買ってくれたその分のお金は熊本へ寄付されます。
今回のRoadは暗い曲にしようと思っていたんですが、震災のことがあって前を向いて歩いて欲しいと思ってこういう曲にしました」

この話のあとに始まったRoadのサビの
「歩こうRoad 一歩ずつ前だけを向いて
今grow 誰だって心は弱いから
迷わないように」
が本当に本当に心に響いてうるっときてしまった。
いつも明るいGeroちゃんが人殺し呼ばわりされていたことも、
それを「震災は人の心をこんなにしてしまうほどなんだ」と思える程強さを持っていることも、
そんなことがあってからこんな素敵な曲と歌詞を生まれたってことも、全部私は知らなくて。全てが心にキた。

曲中の君だったもバラードだしお気に入りの曲だから聴いたときはうるっとしたけど、この話を聞いたあとのRoadは本当に心にガツンときた。
あと昔の話もしてくれた。

「僕はアニソンシンガーです。僕によく「君は何か音楽ジャンル一つに絞ってやっていった方が良い」なんて馬鹿みたいなことを言ってくるヤツがいます。何か一つのジャンルが好きなのは良いでしょう。だけど僕はジャンル関係なく、やりたい音楽をやりたい。そしてジャンルが関係ないのがアニソンなんです。V系の音楽とか。聖闘士星矢の曲だってメタルだからね?JAMプロジェクトだってメタルのような曲たくさんあるし。
僕は昔アニソングランプリに出たことがあってね。決勝まで行って、審査員10人いて、怖そうな顔したおっちゃんですよ。僕9対1で負けたんです。しかも唯一僕に挙げた審査員が「明らかに10対0になるのがわかってたから可哀想で挙げただけ」なんて言ってね。その時22の若造の僕は「お疲れっしたーww」って帰ることしか出来なかった。
そんな僕が今こうして活動できてる。その時の決勝の負けた相手にも僕は仕事で会ったりしてる。JAMプロジェクトにだって関われた。
だから願えば、望めば何だって出来ると思ってます。今でも僕には出来ると思ってます。皆さんも出来ます。諦めずに続けていけば必ず。」

Geroちゃんはアニソンらしい曲も、激しい曲も、バラードも全部しっかり歌ってくれる。しかもすんなり、心地よく聴ける。
それはやりたい曲をやるという自由さをもつGeroちゃんだからこそなんだと。
これからも音楽ジャンルにとらわれずに歌いたい曲を歌って楽しませてほしいなと思いました。

最後はMAT0さんと「また札幌ツアーできたら行こう」と言って飯食って別れました!
今回のグッズは出費を抑えたくて全然買わなかったけど、次回のツアーは多分Tシャツとかタオルとか買う。確実に買う。そしてまた次はもっと楽しみたい!

そんなわけで札幌ライブ参加された方、お疲れ様でした!!