僕が×××と思ったのは。

色々抱えた彼女を私がちゃんと理解してあげられているかと言えばそうではないし、下手な同情をする気はない。

同情じゃないんだよって言っても、「貴方のために」なんて言葉もどうせ何処かにエゴを含んでるんだから言わない。

私は「私が貴方といたいから」貴方の隣にいて。
私は「私が貴方に笑ってほしいから」貴方に何かをしようとする。

私がしたくてしてるんだから、貴方が応えてくれてもくれなくても、貴方は何も悪くない。

今私が辛いのも私が勝手に、貴方といたいと、貴方の心に触れてみたいと、そう思っているからで。

貴方は悪くない。悪くないから。

伝えなければいけない。
貴方が知ることに怯えて目をそらしても……私は目をそらしちゃいけない。

それが貴方を傷付ける言葉では決してない事を知っているのは私だけなのだから、私の方から近づかなきゃいけない。




私にとっては決して友情の域を出ないそれは、
しかし口にすれば恋愛感情と取られそうで、未だ言えないままで

ただ「人として好きだ」と
それだけを伝えるのがいかに難しいかを知る

私は傷つけられても良いんだと。私の自業自得だから貴方が気にやむ事はないのだと。伝えられたら。

信頼してくれとは言わない、それは貴方の自由だ。
ただ、信頼しても大丈夫な人間なんだと言うことくらいは知っていてくれたら。

弱くて脆いところも、純粋ではないところも、そのくせ完全に腹黒くなる事も出来ないところも……知れば知るほど愛しいんだと。

こんなにも好きなんだと、知ってくれたらいいのに。