ネーリーにさよならを告げて

私がもし看護師を志さず、べつの事に興味関心を持っていればどうなっていただろう。今思いついたのは図書館司書。本は大すきだし、イメージではひと対ほんって感じで魅力を感じる。私が苦手とする派手なひとは図書館なんかに好んで来ないし。

今まで自分の意思で何かした、というのは少ないかもしれない。小中高、おまけに車校まで姉と一緒で、看護師になろうと思ったのは母親の影響。もっと言えば刷り込まれたように思う。貴方も看護師になるのよ、と。大学も母親が言った家から近い所に行った。

私には看護師なんか向いていない。集団行動は嫌いだし、命を預かるなんてとても怖い。なれるとも思わない。

自分のすきなことをできる人が羨ましい。そんな人、一握りしかいないだろうし、それを維持するのは大変なはず。

もし、私が高校生に戻って好きなことが出来たら。給料や将来の安定を求めず、自分の直感で何か出来ていたなら。そんなたらればのおはなし。

居場所がない。なんで堂々と侵略してくるんだろう。居場所がしっかりあるんだからそこに行けばいいのに。

願いごとが叶うなら、どうかあの人からの連絡が来ませんように。普通に忘れてもらっていい。もう、十分。

どうしてこんなにもかなしいんだろう。