気付かぬうちに、涙が出ていました。
台詞の少ない作品のなかで、とにかく凄まじいほど圧倒的な香川照之の演技力。彼には台詞は必要無いんじゃないかっていうくらい。
法廷のシーンで沢山(それでも少ないけど)喋っていたことに違和感を感じたくらい。
クライマックス間近のオダギリジョーの台詞もきた。
台詞も音も少ない映画なのにテンポがよくてあっという間に見終わった。
兄弟のこれからを観客に想像する余韻をくれるラスト。素晴らしい。
邦画、あんまりどころかほとんど見てなかったけど、この作品でイメージ変わった。薄っぺらな映画ばかりじゃない。
小説を読んでるみたいなんだけど、しっかりと映画でしかできないこともやってる。
いい作品だと思う。
キャストが全員安定していて落ち着いて見られるし。
まっすぐな道のシーンが多いのも良かった。
久々にいい作品に出会えて嬉しかったです。
香川さんはやっぱりすごい。時代を担っていく役者さんだとひしひしと感じました。
これほど救いのない映画はなかなか無いのではないだろうか…
瞼の裏側のようなオープニング、手持ちカメラの斬新な映像と。ミュージカルを映画の中でリアルに使うのではなく、あくまで虚構として使う手法は、見事なものだった。
虚構が、間近に迫る死によって現実となる最後の一連の流れは鳥肌。
ビョークの強く柔らかい歌声も美しくて、素晴らしかった。
というように優れた映画だというのは良く分かった。分かったんだけど、
あのストーリーは何だよ!もう救いが無さ過ぎるでしょうよ!!酷すぎる…
暗い…
滅入った。かなり。
映画のつくりとしては素晴らしい。
暗い内容の映画が好きな人は見てみる価値はあるかと。
長いし、重たいので安易におすすめはしないけども。
背景綺麗!
演出きいてる!
でも、人間の絵に魅力を感じなかった…
淡々としている感じと、囁くような声がなかなか良かったな。
切なくて、愛だけじゃ埋められない時間や距離の無情さをひしひしと感じる映画だった。
キザで粋な映画でした!
「なんて気持ちのいい連中なんだ」
っていうじいちゃんの台詞が、映画の全てを語っていた。
とにかくどこまでも気持ちのいい映画!!
次元大好きなわたしは、楽しそうにライフルぶっ放してる彼が愛おしくて仕方なかった。
絵も演出も音も文句なしのアニメ映画!
話の印象としては、あまり好きな映画ではない。いい映画なのだとは思うけれど、やはり女である私には理解しきれないのかなー
この映画で号泣したっていう人がいるけど、わたしはそういうのは無かった。
死体を俺たちのもんだって取り合うとか、なんかちょっと引いた部分が結構あったかな…
ただ何より素晴らしいと思って、唯一うるっときたのは
最後のロール!!
あそこでかかるビートルズは強い…!歌詞があまりにぴったしで、あのロールが無ければ、この映画は完成しない。
友よ友よいつまでも傍に
これで、うんうんって感じが、あぶり出しみたいにじんわり核が滲み出てきて、自然と涙が出てくる。
というわけで、ロールのおかげで全体的な印象が凄くよくなった!