prof:bkm:
30代/二次元/メンタル/お洒落
中国人店長さんとのこと
22:55 2017/2/23
今日はOY店への出勤でした。お店に入ると、茶髪パーマの女性社員さんとジャニーズの中山優馬くんそっくりな男性派遣さんがいて「今日はあの中国人の店長さんお休みなのかなあ」とちょっぴりしょんぼり……。

でも勤務開始から30分もしないうちに、契約見込みを1とりました。わたしが接客をして「よかったらお見積もりを出しましょうか」と派遣さんにパスを繋いだお客さんが、今週末に契約するらしくって。

お客さんが帰ったあと派遣さんがガッツポーズをしながら歩いてきて「ハウさんありがとうございます、見込みゲットです!」って。「やった〜、幸先がいいですね!派遣さんなら絶対数字とれますよ!」とバンザイをしました。

ここの店舗はホスト店長のいるSK店と同じ商店街の中にあるのですが、ぜんぜん客層が違います。向こうはなんだかやたらに距離感の近いヤンチャな男性の方が多いのですが、ここはほとんどそういうのはなくって、おじいちゃんおばあちゃんが多い……比較的ほっとできる場所なんですよね。

お昼休みを挟んで帰ってくると、お店の奥に見慣れたまとめ髪の後ろ姿がありました。あれは、あれは……
「お疲れさまです、戻りました!〇〇店長〜!!」
「ア、ハウさん、お疲れさまのことデス」
この前のスカートのスーツも良かったけれど、パンツスーツもすてき……ついつい口元が緩んでしまいます。
「こんなに早くまたOY店へ来ることができて嬉しいです〜」
「ワタシもまたハウさんが来てくれて嬉しいデスヨ。今日はよろしくネ?」
「てんちょ……はい(はーとはーとはーと)」

会えないと思っていた中国人店長さんの笑顔を見れて、わたしは俄然やる気を出してしまいました。

午後、あるご年配のお客さんに接客をしたら、その方はうちの商品にはまったく興味がなさそうで帰ろうとしていたのですね。それでもう契約は無理だろうと思ったので、ダメ元で別の商品サービスを提案してみたのです。

それは以前の記事で「代表からこれを売ってと周知があった」「眼鏡サブマネが、これを売るのは無理やでと言ってた」と書いたもの。

営業をしている間、これは断られるだろうと思っていたので「じゃあ、それあなたのところでお願いしようかしら」と言われた時は「そうですよね〜……えっ!?あ、えっ!?おきゃ、お客さま、〇〇されるんですか!?」って目が飛び出しそうになっちゃって。

お店の奥にお客さまをご案内し、派遣さんと店長さんに「あの、お客さま、〇〇をご希望です……」と口の中をカラカラにしながら伝えると、やっぱりふたりも「!?」って顔をしていました。

お客さまがお帰りになった後、まず派遣さんがやって来て「やりましたね……!」と親指を立てるのでわたしもスッと親指の腹を指し示し、喜びを噛み締めたのです。

それからしばらくして今度は店長さんが来て「さっきのお客さん、オートですカ?」と聞いてきました。オートというのは店員がキャッチしたり声をかけることなく、お客さんの方から自動的に入店すること。

「いえ、わたしがキャッチしました。最初はくじ引きで足止めをして、お帰りになりそうなご様子だったので契約は諦めて代わりに〇〇の提案をしてみたんです」
「ハウさん、あなたとても素晴らしデス。わたし達、〇〇を勧めるようにッテ上から言われてます。デモ、この店舗はまだ誰も売れていません。あなたが初めて売った人ヨ」
「そうなんですか〜!?わーい、やったー!」
「ひとつ売れただけでわたし達も全然気持ちが違いマスネ、今月売り上げゼロだったら危なかた。助けてくれてありがとうございマス」

なんかこんなに誰かに感謝されることってあったかなあ、というくらい、今のお仕事は「ありがとう」って言ってもらえている気がします。特にこの店長さんは何かと「ありがとうございマス」って微笑んでくださるから、わたしは馬車馬のように働くのです……あの女神の笑みを前にしたらひとりでピラミッドだって作り上げてしまいそう……。

「ハウさん、明日はどこの店舗ですカ?」
「明日はZ店です。土日がお休みで月末はOY店に連勤です」
「良かった、うちに入ってますネ」
「わたし、社長に『OY店とOK店入りたいです』って直談判しちゃいました」
すると店長さんがお腹を抱えて大爆笑して。
「そなノ?それはとても嬉しいデスネ、わたしもハウさん欲しいだったカラ。ハウさん土日はお休みですカ?」
「いえ、今月はたまたまお休みみたいです」
「じゃあ、いつか土日に一回OY店入れるといいですネ。ココは、土日だとトテモお客さん来るのことデス。クロージングする機会、カナリ、多い。平日よりも早く成長できると思いマス。そしたら、ハウさんも自信つきますネ?」

こ、ここのお店でがんばろう……!
ほんとに今日はあの商品サービスを売ることができてよかったです。ビギナーズラックが続きすぎているので、ちゃんと自分の腕でお仕事をできるようになりたいなあ。

まーちゃんへ
手先が器用なのはいつも年賀状をもらう度に思っています。わたしはああいうのは作れないから、毎回感心……。わあ、幽遊白書わかるのね、やっぱり名作は色褪せない。ふふふ。
愛しき友はいずこに……

話題:最高の上司



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