prof:bkm:
30代/二次元/メンタル/お洒落
社員さん1日目
08:59 2017/2/12
昨日はW店への出勤でした。ここはショッピングモールのなかのイベントブースで、出勤するまでどの社員さんが来るのかはわかりません。件の社員さんが「今月何回かヘルプに入る」と言っていたのは聞いていたけれど、具体的にそれが何日かまでは知らなかったので、いないといいなあ……と思いながら現場に入りました。

残念ながら、その期待は打ち砕かれてしまいました。

「〇〇さん、今日もよろしくお願いします」と挨拶をするとちらっとこっちを見て「ああ、よろしく」と素っ気ない反応です。この人、笑顔になることあるのかなあ……と思っていたら、もうひとりの綺麗な女性スタッフさん(27)にはニコニコして話しかけるのです!

なんかその態度の差を見て改めて、わたしは格下に見られてるんだなあって実感し、悲しくなってしまいました。スタッフさんはサバサバしてて社員さんにも「それ一言多いっす」「おい、この美人なあたしが話してやってるだけありがたいと思えよ?」とか言えるタイプなのですよね。わたしもあんな性格だったら、こんなにバカにされなかったのかな。

業務開始後すぐ、スタッフさんにお仕事を教えてもらっていたら社員さんが「A4の紙一枚貸して」と横から入ってきて

「じゃあ君が今日やるべきことを俺がまとめたから。〇〇(スタッフ)の教えたことは覚えなくていいよ。だってそれは知識じゃん。俺が数ヶ月研修挟んで覚えた知識を、たかが一日二日現場に入った君が処理できる?できないでしょ?それで一日終わったらなんの生産性もないよね?それに君の限界値が100パーセントだとして、知識に30パーセント分配したら、残りのスキルと接客も30パーそこそこの能力になるわけ。そんな中途半端にされても意味ないよね。だったら今日は接客に100パーセント注げって言ってるの」

というわけで接客のマニュアルを暗唱するのでした。お客さんがこう言ったら0.5秒でこう切り返す、みたいなね。つまり「買わないです」って断られた時に買わせるためのテクニックというのかな……それを練習して。

それでスタッフさんを相手にシミュレーションしたら最初のセリフが出てこなかったんですよね。あれっ、なんていうんだったっけ、って。

そしたら社員さんが「自分を変えたいんでしょ?自分革命起こすんでしょ?なんにも変わってないじゃん。そんなだから男に振られるんだよ。君はお客さんに嫌われるのが怖いんでしょ?拒否されて傷つきたくないんでしょ?」と。

するとスタッフさんが「えっ、ハウさん断られて傷ついてる?」とパスを出してくれました。
「いや、傷ついてないですね……ただ何ていうのかセリフを忘れちゃったんですよね」
社員さんは何か言いたげでした。というか自分を変えたいなんて言ったことないのに、なんでそういう話になってるんだろう。

でもとりあえずシミュレーションは合格をもらい、それからお仕事が始まりました。

スタッフさんが席を外した時社員さんが近づいてきて「好きな人と進展した?」と聞いてきて。わたしは情報を渡したくなかったので、さあ、というふうに首を傾げたのですが「答えないと昼休みなしだよ。今日は俺が決定権を握ってるんだからさ」というのでちょっと迷い「ふたりで出かけることになりました」と答えました。

そしてしばらくしてスタッフさんが昼休みで抜けた時、社員さんが「好きな人とどこ行くの?」とまた尋ねてきて。
「食事と、マンガを貸してくれるそうです」
「とりあえず会う口実はできたわけだ。じゃあ先のことを考えとかないとね。そこで君はこっぴどく振られるわけだから、次の出会いの準備をしておかないと。会えるからそれで安心じゃないからね。君は相手の恋愛対象にも入ってないわけだからさ。1回目のデートで女の子として見てもらえなかったらもう次はないよね。で、君はまさしくそれだよね」

「ちなみに俺から言えるのは、付き合う前にやるのはやめといた方がいいと思うよ」
「しないですよ!」
「そうなの?いかにも流されてやりそうじゃん。はずれてないでしょ?」
「〇〇さんひどくないですか……?絶対しないですよ」
もうほんとにこの時は気分がずーんと沈みました。
「じゃあ、付き合った後で体の相性が悪かったらどうするの?」
「そ、そういうのはお互いすり合わせていくものなんじゃないですか」
「それは相手がハウさんをよっぽど好きじゃないと成立しないよね。でもその関係はありえないよね。じゃあわかった、例えばハウさんの好きな人が、俺は付き合う前にやりたいって人だったらどうするの?」
わたしは黙って首を横に振りました。
「でもそこで受け入れなかったら相手は去っていくよ?拒否されたら気持ちは冷めるでしょ?だからかたくなに拒否するのはおかしいんじゃないの?大人なんだからさ、どんな始まり方だって、相手をぞっこんにさせれば勝ちなわけじゃん。セフレとかワンナイトラブとか普通にあるんだから」
「でもいやです」
「ハウさんはゆっくりしすぎなんだよ。もっと急がないと。ダッシュの恋愛をしろって俺はさんざん言ったでしょ?付き合う前に餌を垂らさないとハウさんの場合男は食いつかないんだよ。イルカだってそうだ。餌をもらうから曲芸をやる」
「それでも段階を踏みたいです」
「最初は体の関係でもいいじゃん。ハウさんがそういう余裕を見せて男を転がせるようになればいいわけで」

「今は既婚者だって普通にほかの相手とやってるよ。そういう考えなのって、まあ俺がそういう世代だからなんだよね。ゆとりだからさ」
うーん……。
「結構多いよ、結婚してる奴と独身の子でセフレとか。まあ俺は奥さんいるんだけどさ」
「は!?えっ……この間、結婚してないって言ってましたよね?」
「奥さんいるよ」
意味がわからないです。嘘をついた意味もわからないし、結婚してるのにこの日「俺の番号教えたよね?知ってるよね?なんで、かけてこないの?」って聞いてきた意味もわからない……なんなんでしょうか。奥さんのことなんだと思ってるんでしょうか。わたしをなんだと思ってるんでしょうか。

本当にテンションが下がりました。でも質問に答えないとブースの外に出してもらえません。スタッフが出入りするコーナー?スペース?のところに社員さんが立ってるから。

ほかにもいろいろ言われたけれど割愛します。気が向いたらまた書くかも……。

お仕事が終わり、3人でタクシーに乗りました。まず社員さんが乗り込み、わたしは隣に座りたくなかったのでスタッフさんを先に乗せました。車内ではふたりがわいわい話してるのを聞いてました。なにも話したくありませんでした。

駅につき、社員さんが「ハウさん、コーヒーじゃんけんやる?」と聞いてきて。たぶんコーヒーのおごりをかけてじゃんけんするって意味なのかな。

そしたらスタッフさんが「わたしたち次の電車乗るのでお疲れさまでーす」と言って駅の中に引っ張ってってくれました。
「ハウさん、〇〇さん(社員さん)いない方がいろいろ話しやすいでしょ?」
この人はなんか、わたしのそういうのを察してくれる方なんですよね。社員さんとどうこうっていうのは話さなかったけれど「二人の間に何があったんだ」みたいなことは言われました。

今日も社員さんと昨日のスタッフさんでお仕事です。はやくひとりでお仕事できるようになりたいな。そしたらもう少しなにも言われなくなるのかなあ。がんばろう。

まーちゃんへ
さつまいも美味しいよね。スーパーで焼き芋が売ってるとついつい近づいちゃう。ありがとう、まーちゃんもお仕事がんばってね。

話題:疲れた

こちらからもコメントできます



-エムブロ-