prof:bkm:
30代/二次元/メンタル/お洒落
新しい関係&レス
23:00 2015/7/3
話題:友達

同期の多部さんとゆっくり話したのは5月の連休中に行われた彼女のお誕生日会が最後です。その時の多部さんはクロムハーツやヴィヴィアン・ウエストウッドのアクセサリーを身に着けて、黒い半袖のバンドTシャツにダメージジーンズといったいかにもバンドガール風の出で立ちでした。「多部さん、ブランキーとか好きそうね」と聞くと「ブランキー分かりますか!?そうなんです、後ミッシェルとかも好きで!」と一気に早口になる彼女。その日、ロックミュージック好きという共通点ができました。ただ「今度音楽のお話しましょう!」という言葉は社交辞令だと思っていました。

というのもその後職場で多部さんとの接点がほとんどなかったんです。たまに顔をあわせたかと思えば「ハウさん、夜勤試験に落ちた事、気にしなくていいですよ」なんて励ましのメッセージを送られ、もしかして変に気を遣わせているのかな?と思っていました。何度も試験に落ちる自分が同期の足を引っ張っているような、大々的に迷惑をかける存在になっているような気がしてならなかったのです。

ですから吉岡さんと多部さんから食事会に誘われた時も「多部さんは、わたしが顔を出したら嫌なんじゃないかなあ……」と少し憂鬱でした。ところが当日、職場の廊下を歩いていると彼女が後ろから駆け寄ってきて「ハウさん。今日わたしが車出すので、二人でお店に向かいましょう」と言うのです。「えっ、いいの?」と目を丸くして尋ねたら「大事なお話があるので」と。まさか実はあなたの事が苦手ですと告白される??手の平に変な汗をかきました。

19時過ぎ、わたし達は職場を出発しました。しばらくブランキーの曲を聴きながら車を走らせます。ふと多部さんが「ハウさんが仕事辞めるのって職場の雰囲気が合わなかったとかですか?」と質問をしてきました。わたしは自分が発達障害の当事者である事を告白し、もっと身の丈に合った仕事を探すつもりだと伝えました。

すると多部さんは「この流れで言っていいのか分からないんですけど、わたしハウさんがブランキーとかミッシェル分かってくれた時めっちゃ嬉しくて。もうその日の内に弟に報告したんですよ」と思いも寄らぬ告白をしてきました。そして不意に車内のBGMを引き絞り「その、もし良かったら、今までは職場の同期だったけど、これからはお友達になってくれませんか?一緒にご飯とかカラオケとか行きたいです」とこちらに顔を向けたのです。わたしは嬉しさ半分驚き半分でしばらく「ええ?えっと、待ってね。ちゃんと考える……」と言葉を詰まらせましたが「あんまり良い人じゃないと思うけど、こちらこそよろしくお願いします」と頭を下げました。それから二人で顔を見合わせて照れ笑いをしました。

なんとなく多部さんとの関係はゆっくりしたペースで進んでいきそうな気がします。この記事で多部さんの魅力が少しでも伝わったらいいな。

拍手してくれた方々どうもありがとね。

>じゅんぺろ君?
お名前がないけど、内容的に多分じゅんぺろ君だと思ってお返事します。じゅんぺろ君じゃなくてジョンペロ君とかだったらどうしよう……。困っている時に声をかけられる人もいい人!そうかなー、そうだといいな。じゅんぺろ君のコメントはいつも音楽の歌詞みたいね。高級おじさんは本当にその通り。課長とか部長クラスの匂いがしたもの。

こちらからもコメントできます



-エムブロ-