話題:暇なときの対処法

今日は午前中勤務だったのですが、夜にもう一度出勤して投薬試験を受けました。その間に一時間ほど空き時間があったので、この機会に施設の掃除をする事にしました。誰かに褒められたかったわけではなく、ただ身の回りを綺麗にするととても気持ちが落ち着くためです。汚れが落ちると良いストレス解消になります。

ほとんど人の通らない階を雑巾掛けしていると二人の先輩と同期が通りかかり小さく声を上げました。「ハウさんそんな事しなくていいですよ！投薬試験まで、職員室でゆっくりしていてください」同期の子が言い先輩が「せめて雑巾掛けは雑巾を挟むモップみたいなアレを使って。膝ついて雑巾掛けすると、膝小僧が黒くなっちゃうよ〜」二人の言葉に、わたしは選択を間違えてしまったのかなと思い始めました。良かれと思ってやっている事が、人から見ると奇妙な行動に映っているのかもしれない。それでも「やる事がないので……」と手短に答え、立ったまま雑巾掛けをできる道具を取りに向かいました。

今度は前の記事でバウムクーヘンをくれたと書いた先輩がやって来ました。「えっ、えっ、えっ？え、今日午前中勤務……」ですよね？という顔をする先輩に事情を説明すると「え、で、何で掃除？」と疑問符が飛んで。「暇だったので……」「全然休んでないじゃないですか！」確かにそうかもしれないとは思いましたが、雑巾掛けを止める気にはなれませんでした。

暫く黙々と床を拭き上げていると突然「ハウさん？」と声が掛かりました。肩を跳ね上げて見た視線の先には驚いた顔の川上課長。「えっ、何してるの？」「投薬試験までまだ時間があるので掃除をしとこうと思って」「えーっ！職員の鑑！」課長が泣きそうな声で両手を口元に当てました。「ちょっとわたし、今感動して鳥肌立ったよ」「いえいえ、そう言ってくださるのは川上課長だけです……」わたしは頭を下げ、また掃除に戻りました。課長は何かとわたしを肯定してくださいます。投薬試験に落ちた時は毎回何も言わず、今日「がんばってきてね」と送り出してくださいました。

かつては清掃業のアルバイトを探していたくらい、掃除をするのは楽しいです。でもあんまり頑張りすぎると、みんなが引いちゃうのかなあ。この空気の読めなさ？が発達障害の発達障害らしさなのかもしれません。ちなみに一般的にADDやADHDは片付けが苦手と言われていて、わたし自身も気を抜くとすぐ部屋や鞄の中がぐちゃぐちゃになるタイプ。なので必要最低限の物しか身の回りに置かない・買わないようにしています。自分の部屋もビジネスホテルの客室みたいにとてもシンプルですよ。

次に職場の掃除をする時はもう少し場所と時間を選ぼう。

拍手してくれた方々どうもありがとね。

＞水野さんへ
はじめまして、コメントありがとうございます。感想と応援のメッセージを頂けてとても嬉しいです。バウムクーヘンの先輩はトゲトゲしているけれど、実はその棘の奥に綺麗なお花を咲かせている人なんですよ。最近その姿をちょこちょこ見る事ができているので、心が安らぎます。