母は日常的に嘘をつく。それで平然としていられる。こちらは嘘をほんとだと思ってきた。でもこちらは嘘を嘘だと気づいたとき、怒りがわいてくる。それで長い間母に怒ってきた。しかし、反省するそぶりすらない。また時間が経てば嘘をつくようになった。それに対しても怒ってきた。しかし、それに対しても反省はない。
母は嘘は人間関係を円滑にすると言っていた。でも、相手はその言葉を信じるわけで、信じても信じても裏切られてきた。俺は裏切られて怒ったり悲しかったりしたのに、それでも嘘をつき続けてきた。それでも嘘をつけば人間関係が円滑になるという考え方らしい。人を裏切れば人間関係が円滑になるらしい。嘘をついて人間関係を円滑にする人だ。そういう考え方をする。

だから、何度も何度も裏切られてきた。裏切られ、その果て、寝がえり、俺を恨み、批判してきた。
信じる者は傷つき続ける。俺は傷つき続けてきた。嘘をつき続ければ円滑になるはずだと考えているようだから、これから先も嘘をつき続けるだろうし、信じる俺も傷つき続けるだろう。信じない俺は傷つき続けないだろう。



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