あんなに走ったのに、
Nさんはあまり疲れを見せず、
私のワガママに付き合ってくれる。
昨日は数百qの距離をひとりで運転してくれた。
さすがに申し訳なく、
道の駅などで休憩する度
『運転、代わろうか?』
と申し出てみるんだけど、
『いや、大丈夫!
隣で面白いこと言ってて( ̄∇ ̄)』
今度こそ代わってあげなきゃ…と思うんだけど、
私もつい癖で
助手席の方から乗り込んでしまう。
『やだ、ごめんなさい。
私、どうしてもこっちから乗っちゃう!
ここ(助手席)に、
〜ぷくぷく様〜 って書いてあるからつい…(;・д・)』
『…ぁ、そうだっけ?( ̄∇ ̄)』
車を降りて、
遊歩道を歩いて海に出た。
草や木が繁ってたから
Nさんの後をついて行くと、
不意に彼が立ち止まり振り向いた。
『なあに?』
なんてことはない。
kissをするために振り向いたんだった。
『ここ、 国定公園ですけど(^^;)』
『周りは確認したから大丈夫!』
オジさんのくせに、
たまぁにキュン! とさせられる。
ホントにあなたはズルいわ。