『お腹もいっぱいだし、
風呂で温まったから、
何だか眠くなってきたよ(^^;)』
ハンドルを握りながらNさんが呟く。
『運転、代わろうか?
って言いたいところだけど、実は私も眠いのよね( ̄∇ ̄)』
山奥のお風呂からの帰りだったから、
ホテルなんか1個もない。
途中の道の駅で休憩することにした。
少しシートを倒して
スマホで夕飯をどこで食べようかと検索してたら、いつの間にか眠ってた。
すると、
夢の途中で目が覚めた。
『ぁ、… 起きた?』
運転席のNさんは、スマホでゲームをして遊んでる。
ブランケット、掛けてくれたんだ…
『ぁははははっ!
もぉ〜、やだ〜(^◇^;)』
『なに? どした?』
『食べる夢をみてたの(^^;)
あ〜ん! て、大きな口を開けたところで目が覚めちゃった!』
『そんなにお腹すいてんのか( ̄∇ ̄)
で? 何食べてたの?』
『キュウリの酢物(≧∇≦)』
Nさんの休憩のために道の駅に立ち寄ったのに、
彼は一睡もせずゲームをしながら
私の寝てるところを見ていたらしい。
口をモグモグしていなかったかしら?
恥ずかし…