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幸せになるべき人

一家の大黒柱である夫に罵声を浴びせながら、

自分は働きもせず外食ばかりして、

会社のお金を遣いこみ、
現金がなくなると手形や小切手で
品のない貴金属や呉服を買う。


仏壇のことや、墓参りなど
これっぽっちもしない。



体が不自由になると、

『あんたは長男なんだから、
私の面倒をみるのは当然よ!』


と、息子に全てを押し付ける…





以前、姑だった人の話です。





私の実母は、

ずっとワーキングマザーで真面目に働いてきて、
つましく生きてきた。
でも家事や学校のことも手を抜かず、

祖母の介護や親戚付き合いもしっかりやってる。

私はいつも母の手作りのものを食べて育ってきたから、
外食などほとんどしたことがなかった。

父がご先祖様のお世話を受け継いでからは、

母は毎日お仏壇にご飯とお茶をお供えし、
それは今でも欠かさない。


ご先祖様も、私達子や孫も

母に大切にされてきた。





母は、
もっと幸せになっていいはず。



いや、

私の力不足だな…

花火のあと

タコ焼きに 焼きそば、 イカ焼き…

Nさんの手は
夜店で買ったものでいっぱいになった。



『あ、
これも必要だね( ̄∇ ̄)』

と、
甘いベビーカステラも買ってくれた。



喧騒を離れて駐車場に向かう。
今度はNさんの手をしっかり握った。

暗くなったから人目も気にならない。


車に戻ると、
Nさんは車の後部を 花火が上がる方向に向け、
後ろを開けて座るスペースを作ってくれた。


夜風が入ってきて気持ちがいい。
遮るものも何もない。

体を寄せ合って、秋の花火を楽しんだ。






この日のデートも、
ずーっと喋って ずーっと笑い続けた。


『今日もよく笑ったね!』


『ぷくぷくさんといると、
そこらじゅうに笑えるネタが転がってるから面白いよ( ̄∇ ̄)』


『人を、芸人さんみたいに言わないで(^^;)』




膝の上に、
夜店で買ってもらったベビーカステラがあったので、
ひとつパクッと口に入れた。



突然Nさんが笑い出して、


『急に静かになったと思ったら、
やっぱり食ってんのか(^◇^;)』


悔しいから、
彼の口にもベビーカステラをほうり込んだ。




今日もまた、一日があっという間に終わってしまった。


だから、
お別れの時はとても切ない。


花火のあとの 静けさのようにね…






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