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ふたりで

ホテルから出た頃には
すっかり日が暮れてて、


運動したせいか、
ふたりともちょっと小腹が空いてきた。


『夕飯も食って帰ろうか。
時間大丈夫?』


『うん、
お昼贅沢したから、軽いものでいいかな。

あっ、回転寿司行きたい(^^ )
スイーツもあるし!』



回転寿司屋さんに行くまで、

そして家に帰るまでの間、

Nさんはずっと片手運転だった。
もう片方は、しっかりと私の手を握って…


『危ないから離していいよ。』

『危ないと思ったら離すから大丈夫。』



そして、いっぱい話をした。

これから二人で行きたい所。
したいこと。
見たいもの。




『行きたい所が増えたなぁ。
じゃあ、頑張って稼がないとね(^^ )』




(頑張って稼ぐ…??)


Nさんは、

私の為に頑張るって言ってんの?





ぁ、

私 今まで自分が頑張って稼がなきゃ!

って気を張ってた。


けんちゃんは学生だから、
あまりお金遣わせちゃいけないと思って…



今までとは違うんだ。
何もかも。



車も運転してもらえるし、

でもお金は出してもらってばかりは嫌だから、
基本割り勘にしたい。



このスタイルに、
慣れるまでは戸惑いそうだな。




『今日は一日中一緒にいたね。
あっという間だったけど。』


『そろそろ、飽きたでしょ?』


『いやぁ、まだまだ(^^ )』



そう言って彼は、
さらに強く私の手を握った。



こんな幸せな時間が、

ずーっと続いてくれたらいいのに。




もう、あんな思いはコリゴリ…





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