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彼の涙の理由

けんちゃんがいなくなることを考えたら、
いてもたってもいられなくて、

昨日仕事終わりに
『今から行っていい?』

シュークリーム片手に押しかけてしまった。



並んでテレビを見てたら、
だんだん彼が静かになってきて、

採用試験の書類やらで忙しくしてたから、
疲れてんのね、と思って
分厚い『膝枕』を提供したら
ウトウト眠ってしまった。



仮眠から覚めると、
突然私の手を強く握ってきて、

けんちゃんは泣き出してしまった。




この人が泣く時は、
大抵別れを考えた時とか、
気になる女の子が現れた時。


そういう場合、
当然泣きたいのは私なんだけれど、

彼は先に泣いてしまう。



ある意味ズルい…



色々聞いても首を縦か横に振るだけで、
声を発したかと思えば蚊の鳴くような声で。


『どうしたらいいのか、
わからなくなりました……』




私のシャツは、

けんちゃんの涙と鼻水でビショビショだ。

私の涙の理由

『僕、
○○県の採用試験、受けようと思うんです。』


先日、
突然けんちゃんから打ち明けられた。



○○県…


行ったことのない所だ。
ここからは遠い。


『そうなの?

けんちゃんなら大丈夫だよ(^^ )
頑張ってね!』



作り笑いって、バレたかなぁ。




まだそこに行くって決まったわけじゃないのに、
その日から私は毎朝毎晩 勝手に溢れ出る涙に悩まされている。


そんな遠い街に行って…
きっともう会えない。


寒い所は色白美人が多いから、
きっとステキな人が見つかって〜


いや、
私だって色の白さなら負けない。


ぁ、でも……  ババァだ。





つまんない妄想に飽きると、

グーグルマップを開く。


やっぱり遠い。




直通の航空便はないから、
どうやって行けばいいんだろ?

今度は電車の乗り換えアプリを開く。




本当は、
ずっと一緒にいたいのに。



頑張ってね!

だって…

無題

昨夜は、
二人して泣いた。

号泣だった。


止まらない涙と鼻水で、

ティッシュペーパー 1箱分くらい使ったと思う。




もう
7年も一緒にいて、

お互い
色んな感情が 上がったり下がったり…






鏡を見たら、顔が浮腫んでるし。

今日休みだけど
人と会わなきゃならないのにな。



けんちゃんは、 私より泣いてたから
きっと目を腫らしている。

ちゃんと、大学行けるかしら…


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