けんちゃんは娘のことを『ムチコ』
と呼ぶ。
初めて娘を見たのが、彼女が中高生の時で、
足がムチムチだったから。
(今でこそ女子大生となってスリムになったが…)
『私が幸せだと、
ムチコに悪いことが起きるような気がする』
『なんでそんな悲しいこと言うんですか?
それとこれとは別の話です。
ねーさんの考えでいくと、僕たち別れなきゃならなくなりますよ(´・_・`)』
『それも、ちょっと考えた。』
『ねーさんが幸せじゃなきゃ、ムチコも幸せにはなりませんよ。
今回は一歩間違えたら大変なことになってたと思いますが、
無事でよかったじゃないですか。
ねーさんは母親として、ちゃんとムチコに言い聞かせるべきです。
ムチコは話せば分かる子ですよ。』
けんちゃんの方が、
ずっと娘をわかってる。
私の心情も理解してくれてる。
『ねーさんは幸せになっていいんです。
今日は冷静さを欠いてるのでネガティブなことを考えてしまうんですよ。
眠れなければ、目を閉じるだけでもいいから
今夜はもう休んでください(^^)』
けんちゃんは、
昨夜夜中の3時半まで私の相手をしてくれた。