スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

消えた誕生日

私がガッカリしてるのは、

誕生日を忘れられたことよりも

勝手に落ち込み 立ち直れなくなっているけんちゃん。




私はこれっぽっちも怒っていないし、
不機嫌にもなっていない。


そりゃ、
おめでとうを言ってもらえたら嬉しいけれど。



でも、
けんちゃんにお祝いしてほしかったら自分からアピールするし、
学生のけんちゃんからプレゼントをもらおうとも思ってない。

実際、
誕生日プレゼントは
もらったことがない。






お祝いなら、
他のみんながしてくれるから寂しくはない。


娘は今年も電話をくれた。

職場の仲間やお友達もプレゼントくれたし、
アルバイトの学生さんたちも、
『ぷくぷくさん、
お誕生日おめでとうございます!』

って、
わざわざ私を追いかけてきてお祝い言ってくれるし。


とっくに辞めた会社の同僚や後輩も
メッセージくれたりご馳走とかしてくれる。






『僕はまた
今年もやらかしてしまいました。

ホント最低です。』



いいよ、気にしないで。


昨年同様
自分を責めて落ち込んでる。



そんな彼を見るのが嫌なのだ。



こんな風に、
毎年誕生日の度に変な空気になってしまうのなら…




『けんちゃん、こうしましょう。

もう私の誕生日は忘れて。
私もけんちゃんの誕生日忘れるから。


私たちの間に誕生日は存在しない…』



また…

今日も職場で同僚たちが言う。


何度も同じ失敗をする若いコたちを
『使えないなぁ』

『いいかげん学習しなさいよ!』


失敗が人を成長させるのだろうけど、

決して難しくない当たり前のことが
出来ない若者が多い。



きっと、
彼らの『当たり前』と、
私たちの『当たり前』は違うんだろう。





けんちゃんも、
彼らと同じなのかも。



頭がいいと思ってたけど、
本当は救いようのないおバカさんなのかも知れない…



いや、
天才とおバカは紙一重だ。






今年も
大切な人に誕生日を忘れられた、

幸薄いオバさんの ひとりごと。
前の記事へ 次の記事へ