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彼の、そういうところ


頬に冷たい物を感じて目が覚めた。


なんだろ…?



『やだ(^^;)
けんちゃん、よだれ…』



kissをしながら寝たもんだから、

私の頬に
けんちゃんの頬が重なって、

けんちゃんの垂れたよだれが『冷たい物』の正体だった( ̄∇ ̄)



この日のけんちゃんは、
kissとか、抱きしめたりはするんだけど、

何故かちっともその先に行かなくて…


機嫌でも悪いのか、
それとも このおばさんに飽きちゃった?



ショックを最小限にするために、
良からぬことばかり想像してみた。


それでもいつもと同じ
温かいし、気持ち伝わってくるし…



だけど何だか戸惑ってて、
まるで 初めて抱かれた時みたいに。





後で分かったのだけれど、

疲れてる私に、
無理に体を求めることが出来ずに

けんちゃんはガマンしていたのだとか…




私は、
けんちゃんのそういう所が好き。




ううん、

そういう所も 好き。
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