『あなた』という、やすらぎに包まれて

けんちゃんちに上がる時は
必ず一応　『お邪魔しまーす』

と言って上がり込む。
一応ね。



いつものように靴を脱ぎながら
『今日暑かったよ〜！』
って顔を上げると

何か違う(。・・)


……


『はっ！
家　間違えました(゜ロ゜)』


って後ずさりしてたら

『掃除したんですよ。
ピカピカでしょ？(^^)』

って、部屋の奥でけんちゃんが自慢げに言ってる。



空き缶とか、ペットボトルとか、
いつの物だかわからない調味料とかでいっぱいだったキッチンが、
なぁんにもなくなってピカピカだ。



『ビックリ！
よそのお家かと思ったよ〜(￣∇￣)』


えらいえらい！

と頭をなでると、

照れくさそうに
今度は洗濯物を干しに行った。



なんか、
主夫じゃん(^^)